ずっと前から書きたかった事がありました。

とても長い文章になると思います。
お付き合いください。

クリとチアキさんの病気がわかったのは、クリが13才の時。
「OHANA」にも書いたけれど、それはショックで、「私の人生は終わった」と思いました。
当時クリは18才位で別れがくるだろうと、言われていました。

本当に、本当に辛かった。
受け入れられなくて、千秋さんの事も、お母さんの事も、恨みました。
その後、色んなことが起きたけれど、病気がわかった時の心境は、言葉では表せません。

クリが14才の時に、難病の子供たちの夢を叶えてくれる団体Make a Wishにフロリダのディズニーワールドに連れていってもらいました。
フロリダではGive Kids the Worldという場所に泊まり、そこから毎日ディズニーランドへ行き、夢のような時間を過ごしました。
Give Kids the Worldには、世界中から難病の子供たちとその家族が、泊まりにやってきます。小さなコテージが100以上あり、どのコテージもハンディのある子の為の設備が整っています。その年のクリスマスを過ごせない子もいるので、毎週木曜日はクリスマスディで、機械で雪まで降らせます。
子供たちとその家族は、一生分の幸せを心から味わっていました。

クリもはじけんばかりの笑顔で、、、私は泣きながらクリの喜ぶ顔を見ていました。
クリは大人になれないかもしれないけれど、こんな嬉しい体験ができて、良かったね。きっと忘れないよね。一生分の喜びだよね。。そう思って、また泣きました。
そこでの一週間は、ずっと鳥肌が立つ、体験でした。

フロリダから帰ってきて、それからは(自分で書くのもおかしいですが)壮絶な毎日がありました。
当時は公共のサポートもなく、何度も「もう生きていかれない」と思いました。
「生きられるまで生きて、それで終わるなら、それも運命なのだろう」と自分を諭しました。

まだクリも歩けていましたが、大発作で病院に担ぎ込まれる事も多く、仕事は全く手につかず、千秋さんと一緒に作ったHawaii Web TVも、このままでは閉じるしかないと思っていました。

でも、、、
私は、、、どうしても二人が病気になった事に意味を持たせたかったんです。
『絶対に意味がなきゃ嫌だ!!!冗談じゃない!!!』と思いました。

『意味』とは、
『クリや千秋さんには、間に合わないかもしれない。だけど、二人の大変さが、どこかで誰かの役に立ったら、気持ちが少し和らげるかもしれない。だから、この大変さを何かの役に立たせたい』という事です。

過去のブログでも、何度かその事を書いていると思います。

そうやって、私はずっと『冗談じゃない!!!』と生きてきました。


本題に入ります。
昨年の夏、友人のムサシさんから「新しいサイトの編集長をしてくれない?」と誘われました。
それが左側にロゴのある『コクアロハ』です。

「コクア」とは、ハワイ語で「手伝う・助ける」という意味です。

最初は悩みました。
二人の看病もあるのに、私にできるだろうか?
周りの人に支えられている私が、いいのだろうか?

でも、途中で考えが変わりました。

難病の家族を支え、また周りの人から支えられて生かしてもらっている私だからこそ、作れるサイトがあると思いました。


私には夢ができました。
「ハワイのコクアを沢山伝えて、誰かの役に立ちたい」
「病気がわかった時の思った『誰かの役に立ちたいという意味』を、コクアロハで形にしたい」と。

コクアロハはハワイの情報サイトですし、オプショナルツアーの申し込みサイトでもありますが、それだけでなく社会貢献を目指しています。

ハワイにあるボランティア団体を紹介したり、ちょっといい話しを伝えていきます。

だから皆さん、協力して下さい。

Facebookをしている人は、コクアロハに「いいね」を押して下さい。
ブログやサイトを持っている方は、リンクを貼ってもらえると助かります。
周りの人にも紹介して下さい。

まだまだ新しいサイトで、デザインや修正する所は沢山あるけれど、いいサイトにしたいと思っています。

こちらが私の気持ちを書いた記事です。
写真は、クリと千秋さんと3人で、ダイヤモンドヘッドを見ています。

実はこの時、コクアロハのオーナーであるムサシさん家族も、近くにいました。
私がムサシさんに、「私の夢は、ハワイにGive Kids the Worldのような、難病の子供達が安心して来られる施設を作る事です」と言ったら、
「僕の夢は、クルーザーを買って、困っている子供たちを乗せてやる事です」と言っていました。
なんだかとても嬉しかったです。

だから、今私は、二人の介護以外は、ずっと仕事をしています。
まだスタッフが少ないので、一人で何人分も働いています(笑い)。
周りの人が「少し休んだら?」と言ってくれますが、
何年も、、何年も、思ってきた、『病気の意味』がわかったようで、仕事をしている方が、ストレスの発散になっています。

そんなこんなで、、、って、何を書いているんだかわからなくなってきましたが、
これからは「コクアロハ」の事も書いていきますので、応援して下さい。


私にはまた夢ができました。
コクアロハを成功させて、ハワイにGive Kids the Worldを作って、病気の治ったクリと一緒に、ボランティアをする事。その時、テンションの高い千秋さんが、いつもの通り、お喋りしてじゃましてくれる事』

そんな夢が叶ったら、本当に、本当に、幸せだなあ。。

コクアロハを誘ってくれたムサシさん、
東京でいつも支えてくれるコミッティの皆さん。
ハワイでも日本でも、他の場所でも応援してくれている皆さん。
本当にありがとう。

これからも、応援して下さい!!