週末は、3年ぶりに開催され大盛況のうちに幕を閉じた【日本酒フェア2020】In国際フォーラムにて、セミナーの司会をさせていただきました🎤

 

トップバッターは、山梨県酒造組合による地理的表示【GI山梨】について。山梨には、ワイン、ウィスキー、ビールなどもありアルコール王国である魅力などをたっぷりとお話いただきました。山梨は流石の美酒美県ですね。(お写真1枚目)

 

続いて、日本酒のレジェンド能登四天王・農口尚彦さん(89歳)も飛び入り参加され、【ユネスコ無形文化遺産】などをテーマにして、酒造りの多様性をトークセッション!油長酒造様の甕仕込みによる日本酒は、非常に興味深い世界でした。古来、日本酒造りにおける仕込みには備前焼による甕が使用されていたようです。ただ、現在は日本に職人が一人しかいないため、蔵に残っていた備前焼の甕をもとに信楽焼で再現したもので醸造中とのこと。

 

さらに、高知県からは【高知酵母CEL24・宇宙深海酵母】を主軸にしたご講演。酵母が宇宙と深海へ旅をした高知酵母のロマンあふれる背景から、テクニカルなお話までたっぷりと勉強させていたただきました。この酵母による日本酒は、甘みに溢れてまろやかな印象…宇宙も深海も経験した酵母を飲んだということは、私も心なしか大いなる旅ができたような!?

 

セミナーはまだまだ、続きます。福井県は【新酒造好適米さかほまれと福井酵母】について。日本酒の原料となる米、そして酵母が、どうやって開発されていくのか説明いただく際の、専門家たちの福井愛に心動かされました。想像をはるかに超える地道な研究があってこそ、福井の日本酒が生まれる経緯を学べました。

 

最後は、長野県から【GI長野】制度の丁寧な説明。GI認定されるまでにどんな官能審査が行われているのか、お客様にもティスティング&採点をしていただくという、とてもユニークな試みをされていました。(お写真2枚目)

 

長丁場で貴重な機会にご縁いただき、本当にありがとうございました✨

(お写真の一部は、お世話になっている刀禰さんが送ってくださったものです。感謝)