今年5月から自然養鶏をはじめてみて感動したのは、森や土の自然は発酵によって成り立っていて、本来はすべて無駄なものがなく、循環しているということでした。


我が家の残飯、地域のお米屋さんで捨てるはずの米糠や割れ米、お豆腐屋さんで余るオカラ、お蕎麦屋さんの出しガラなどが餌です。どうしても買うものもありますが、【ゴミが、餌=宝】になるという循環に気がつくことができました。


栄養豊富な木くずは三浦半島で無料配布されています。鶏小屋に木くずから発酵床を作り、そこに住み着く微生物や菌のおかげで、木くずが土に戻っていく発酵が起こります。


鶏が有機物であるその発酵床も突いて、フンを出します。そのフンがさらに、土の発酵を進めて良質な土になります。さらに浄化消臭作用もあり、有機物が分解されて土が生まれ変わるようです。

日本酒の菌の遷移である発酵にも心動かされていますが、まさか、土の世界でも「発酵によっていのちが繋がれていく」とは……。

自然の循環の中で生まれた卵を、人間がいただく。

ありがたく、自然をいただく。







小さなひよこだった半年前から今日まで振り返って、朝から家族で大興奮しています。


ねねちゃん。
一番身体が弱くて小さいのに、一番に成体になりました。

卵、産んでくれて心からありがとう。
生まれたばかりの卵が、こんなにもあったかいだなんて。


そして、とんでもなく美味しい卵の風味に感動がとまりません…