大手塾の課題(中学受験) | 阿部教育研究所 阿部順子

大手塾の課題(中学受験)

大手塾の課題が多くて嫌になってしまう子がいます。

やらせるべきでしょうか。

また、そのような場合はどうしたらよいのでしょうか。

 

やらせるべきかについてですが、無理してまでやらせる必要はありません。

仮に10の量をやることで、心に負担をかけて辛くなるのであれば、6の量でも納得して取り組め前向きにできるのであればその方が長い目で確実に伸びます。

 

勉強は中学受験だけの期間ではありません。

合格してからも長く続くのです。

 

子どもの性格や状態などからできる許容量を見定め、必要な個所を絞ってやらせるのが得策です。

一方で塾の先生へは事情を知らせしておくことをお勧めします。

 

塾では一人ひとりの事情をうかがっている余裕はないので、出さなかった=さぼったのか、やれなかったのか、そうでもないのかわかりません。

 

「宿題を全てやらせたいのですが、そうすると復習する時間が取れず身に付かないので宿題でやれない部分があります。子どもに合う部分だけを選んやりますので、できそうな部分(もしくは難し過ぎる部分)はやれませんがよろしくお願いします」

とお話しておけばいいと思います。

 

宿題をやらない子がいると全体の士気が下がるので困ると言われたら、

「無理に10をやらせて受験(勉強)自体が嫌になってしまうよりも半分でも前向きに勉強できるようにさせたい」

とお話すればご納得いただけるのではないかと思います。

 

塾のための勉強ではなく、合格のため。子どものための勉強ですから。

 

確かに課題はやれたらやれるだけいいのですが・・

子どもは機械ではないので、そのうちに疲れてしまいます。

勉強がうんざりになってしまいます。

 

そのようなことがないように、長い目で伸ばせるように仕向けてあげてくださいね満月

 

阿部教育研究所(巣鴨・千石)

阿部順子黄色い花