良い指導とは? | 阿部教育研究所 阿部順子

良い指導とは?

長年の塾経営で 『どのような指導をしたらよいのか』 と

聞かれることが度々ありました。

 

良い指導とは・・・・

 

まずは『生徒さんを好きになること』が最低で最高の条件になります。

 

失礼な態度をされどうしても好きになれない場合、どうしてそのような

態度を取るのかその子の立場になって考えてみると理解できることがあります。

自分の意志ではなく、無理やり塾に通わされていたり、

先生や親が厳しくて圧力がかかっていたりすることがあります。

 

それを理解することで、こちらの気持ちが変わり、対応が変わることで

生徒さんとの関係が改善されます。

関係が改善されると自ずと愛しいと思えるものです。

 

それまでは指導者の辛抱です。

 

けれども甘やかされて育った『王様・お姫様』状態の子どものケースは

そう簡単にはいきません。

愛情を注いだところで、いばったままです。

愛情飢餓のお子さんとはまるで違います。

そのままで成長すると先々苦労するので、早いうちに親と協力して

少しずつわがままを改善していかなければならないので根気が入ります。

 

どのお子さんも生まれた時から悪い子はいないので

成長を願いながら希望と愛情を持ち毅然と接することが一番です。

 

私の場合、過去の生徒のYちゃんと時に衝突することがありました。

今ではすっかり大人になったYちゃん。

嘘のように(失礼ですが 笑)配慮できる優しいお嬢さんになっています。

指導後13年が経過していますが、今もメールのやりとりを楽しんで

います。

 

最後に、

・子どもの話をしっかり聞くこと (つぶやきこそ見逃さないこと)

・与えられた時間を生徒さんのために全力で尽くすこと

(信頼関係に繋がりやる気が出ます)

・子どもの意見を尊重すること

・何に興味があるのかなど、生徒さんを知る努力を惜しまないこと

が良い指導に繋がると思います。

 

生徒さんが難しいほど、考え悩みます。

でも辛いほど、成長した時の喜びはひとしおなのです。

指導者とは単に解説できればいいわけではありません。

受け持った生徒さん(子ども)の成長を願い、覚悟を持って指導に

当たれる人が良き指導者だと私は思います満月

 

阿部教育研究所・ジュニアメイト学習教室

代表 阿部順子黄色い花