こんにちは。

 

里親歴13年のじゅんこです。

 

我が家は現在8人家族。

夫・私・長男・次男。三男・双子の娘、   そして委託中の里子のいっ君。

 

いっ君はやんちゃ盛りの可愛い5歳の男の子。

 

我が家に来て3年になりました。

 

そんな彼とのリアルでゆる~い日常を    お伝えしています。

 

以前の緊急委託を振り返っています。

 

1歳になったばかりのイケメンのオー君。

幸せな1か月間の委託が終わった続きの話です。

 

※前回の話はこちらから読めます。

 

 

委託解除になってからも必要書類などについて

児童相談所と連絡をとる機会があります。

 

その際に、

「またオー君の母の精神面が気になってるんです」

と話す担当のケースワーカー。

 

すかさず

「また必要なら我が家で受け入れます」

と伝えたところ再び委託依頼の連絡がありました。

 

今回も母のレスパイトのための委託で期間は1週間。

 

 

「もしかしたら、またオー君が来てくれるかも」

と伝えていたので、

期待していた息子・娘たちは大喜びです。

 

でも、私は複雑な気持ちでした。

 

オー君に会えるのは嬉しい。

でも、我が家に来ると言うことは

オー君は母と離れなければならない。

 

素直に喜べません。

 

とはいえ、

オー君との生活は楽しいので

素直に嬉しいのが正直な気持ちです。

 

 

ほとんど人見知りしない社交的な性格のオー君。

ベビーカーで公園や買い物に行くと

必ずすれ違った人に話しかけられます。

 

とってもかわいい笑顔でアピールするので

子ども好きな人は話しかけずにはいられないようです。

 

オー君は周りの人に幸せを振りまく赤ちゃん飛び出すハート

 

 

前回の委託のときはハイハイしていたオー君。

1ヶ月ほどで伝い歩きが上手になっていました。

 

2回目の委託は1週間だけ。

その間に、初めて歩く姿を目撃してしまいました!!

 

一緒にそれを見た娘は大興奮。

赤ちゃんの最初の一歩が見られるのは貴重な経験です。

 

 

ご両親は歩き始めの瞬間を見たかったはず!

 

オー君の母はとても真面目なタイプ。

自分のメンタル不調が原因で里親委託になった上に

歩き初めを見られなかったと知ったら

きっとショックを受けるはず…

 

と勝手に配慮して歩けるようになったことは

内緒にすることにしました。

 

たくさん練習すると上手に歩けるようになってしまうので

積極的に歩く機会を作りませんでした。

 

家庭引き取りとなり

児童相談所で両親に引継ぎをしました。

 

その時には

「もう少しで歩けそうですね」と伝えましたが

この配慮が正しかったのかはわかりません。

 

 

 

そしてそれから1カ月ほど経ったころ

またまた、オー君の委託依頼の連絡がありました。

 

もちろん大歓迎の我が家ですが、

さすがに児童相談所側も里親委託以外での

サポートの必要性を感じたようです。

 

一日中子どもが一緒だと精神的な負担が大きく、

お母さんが子どもと離れる時間を作る必要がありました。

 

その方法として保育園へ入園することになりました。

今回は入園が決まるまでの委託です。

 

 

久しぶりの我が家に到着して車を降りると

固まって様子をうかがうオー君。

 

でも、玄関を入ると

すぐに部屋の中を歩き始めました。

 

そうなんです。

前回の委託で最初の一歩が出たオー君。

ハイハイは卒業してかなり歩くのが上手になっていました。

 

我が家に来る度に成長を感じます。

 

 

近くのお出かけにはベビーカーではなく

歩いてお散歩する毎日を過ごしました。

 

このお散歩が平和過ぎでした照れ

 

歩いても数歩で立ち止まり

木、葉っぱ、石、段差、、、

何でも興味深く観察し、確認するオー君。

 

研究の妨げにならないよう

一歩引いてお供する私。

 

とにかく進むのがゆ~っくりなんです。

 

自宅の周囲を歩くだけで30分ほどかかります。

日によっては1時間以上かけて歩くことも!

オー君と私の時間だけがゆっくり流れている感覚です。

 

 

お散歩コースで

オー君のお気に入りは自動販売機。

 

その前に来ると

取り出し口をのぞいて

お釣りの出るところをのぞいて…

手の届く場所はもれなくチェック。

 

この確認作業に10分ほどかかります。

 

毎回お仕事ご苦労様です。

と思いながら作業が終わるまで見届けていました。

 

そんな平和な毎日は1か月で終わりました。

 

 

オー君の3回の委託は

1度目 1ヵ月

2度目 1週間

3度目 1ヵ月

合計2ヶ月と1週間でした。

 

 

これが最後の委託になると知った我が子達は

寂しさを隠さずオー君との別れを惜しんでいました。

 

オー君の委託は家族全員がハッピーだった

奇跡のような里親生活でした。

 

里親は楽しい。幸せ。かわいい。やりがいがある…

そんなプラスの経験ができました。

 

オー君のお陰で私達家族は

その後の委託を前向きに受けてきました。

 

 

今回のオー君の委託を通じて

担当のケースワーカーさんとは

すっかり顔見知りになりました。

 

児童相談所で会うと必ずオー君の近況を教えてくれます。

 

短期間とはいえ一緒に暮らした子の状況は気になります。

 

でも委託解除になると、里親は

家庭に戻った子どもの様子を知るすべがありません。

 

だから、

家族のもとで元気に過ごしていることを知るのは

何よりも嬉しいです。

 

里親として子どもの役に立てたかな。

と実感できる瞬間です。

 

 

これで幸せを振りまくイケメンオー君の

緊急委託の振り返りはおしまいです。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。