ドーダ理論

フランス文学者の鹿島茂さんが「ドーダ理論」のことを語っておられましてね、面白いな～と思いました。

鹿島さんはパスカルにも詳しい方ですが、パスカルは「すべては自己愛が原点」だと。そこに「ドーダ理論」が繋がるわけです。

「ドーダ理論」のドーダは、例えばですが、めちゃくちゃ威張っている人は「ドーダ！」って感じですよね。「オレ凄いだろう」の自己愛。着飾って宝石着けまくる人も「ドーダ！似合っているだろ」の自己愛。ガンガン実行しまくる人も「ドーダ！私って凄いでしょう、見て見て」の押し売り自己愛。こういう人を陰陽の陽ドーダの人っていうらしいですよ。（わたしもココに入る自覚あり）

反対の「ドーダ」もあるわけです。とにかくへりくだって謙虚にしまくるのも「ドーダ！私ってこんなにへりくだれるのよ、凄いでしょ」の人から認められたい自己愛。私できません、ムリムリの人も「ドーダ！言われたことやりません、あくまで自己流を通します」のドーダ。これも自己愛。なぜなら、自分を愛するあまり失敗してみっともないところなんか見せたくないから。こういう人を陰ドーダの人と呼ぶらしい。

鹿島さんがおっしゃるには、自己否定が強い人ほど自己愛のかたまりだと。自分を愛しているからこそ、すべるところは見せられない、自分を否定でガッチリガードして自分の世界を守り他人を入れないそうですよ。なぜなら、人に否定されたら自己愛が崩れるから。

世の中にはいろんな理論があって面白いですね。なるほど、と勉強になることばかりですわ。

あなたは陽ドーダの人？陰ドーダの人？

自分はどっちなのだろうとか、なぜそっちなのだろうとか、そういうことを考えるのが面白いのです。

それぞパスカルなのです。パスカルは、とにかく考えろ！って言っています。

現代にパスカルさんがいて友達になったら「ああああああ、めんどくさい男」って思うと思いますが（決定事項）、大嫌いだったデカルトさんのどこがどんなふうに大嫌いだったのか、本人の口から聞いてみたいものです。

そうだ！パンセを読んでみよう。パンセって意味は、フランス語で「考えられたこと」って意味なのです。火曜日は久々に丸善さんに行ってみようかな。鹿島茂さんとパスカルの本を買いに。

ところで、ヘクトパスカルって言葉があるのをご存知ですよね。ヘクトパスカルはパスカルさんからきています。

＊限定数50の2022年のスケジュール帳ものすごくいいです。

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