■Lost Records Bloom & Rage ロストレコーズ ブルーム&レイジ


2025年2月にリリースされたアドベンチャー。

先月でサブスクから消えたゲームです。
ライフ イズ ストレンジ(LIS)シリーズを製作した所のゲームって事なので、ある程度のクオリティは保証されてるだろうなと思って開始しました。

 

 

 




LISシリーズはこれまで4作クリア済み。
その中で3作が女性主人公でした。

このロストレコーズも主人公は女性となっていて、割と遊ぶ人を選ぶタイプのゲームという気がしなくもない。登場人物もほとんどが女性です。
終わった後で他人の感想や考察を検索してみましたが、引っかかるサイトだとほとんどが女性プレイヤー。決して女性向けって事はないんでしょうけど、そういう傾向が強いゲームではあります。

恒例と言える同性愛についての描写も少々アリ。



ネタバレは途中から。
その辺で以下ネタバレ注意と画像を載せておきます😁👍






ストーリーは1995年27年後の2022年を行き来するお話。

行き来と言ってもタイムスリップするわけではなく、現在は40過ぎのオバちゃんとなった主人公たちが1995年にあった出来事(思い出)を振り返る流れ。過去と現代で交互に話が進んでいくタイプのゲームって事です。






これが主人公のスワン(1995)

プチトロール系の冴えない陰キャ女子です。
内気でオタク系の性格。

正直、最初は12歳くらいかと思いました。
でも16歳の高校生なんですよね。






常にビデオカメラを構える事ができるシステム。
それで撮影した映像はこの通り、1995年っぽい画質でなかなか洒落てます。

ファイナルファンタジー15は旅の最中に撮影した写真が物語の最後で大きな意味を持つシステムになってたんですが、このゲームも撮影した映像や編集の仕方でゲームの最後に受ける印象が多少変わります。ちょいと意識して遊んだ方がより楽しめる。

PS版ではトロフィーの獲得条件にも絡むようになっていて、いろんな場面をカメラで撮影する必要が出てくる。気にしないなら必要最低限でOK。


 




まるで金太郎






現代パートはBar🍷の中だけで展開します。

1995年から27年が経過した2022年。
主人公スワンが思い出深いBarで旧友と再会するところから話が進んでいくんですよね。







何が出るかな、何が出るかな、何が~♪










最初にBarで再会したのは黒人のオータム(2022)
1995年では緑のブロッコリー頭ですが、2022年では割と普通のオバチャンになっています。
 

スワンに近い陰キャというか真面目系の女子。
一体、1995年に何があったのか、そしてなぜ2022年に再会する事になったのか・・って、謎だらけの開始直後は面白いと思う。

ホラー、ミステリー、サスペンスと何なのかわかんないからね。
まあ、それ全部を詰め込んだ幕の内弁当みたいなゲームではありましたが(笑)






スワンを豚🐽呼ばわりする陽キャ100%男子がコーリー(1995)
その後ろにいるのがコーリーと付き合っているディラン(1995)です。






そしてディランの妹であり、コーリーに絡まれているスワンを助けたのがキャット(1995)

27年後にはいじわるオバサンになってそうな表情&気の強さですが、このロストレコーズで最も存在感のあるキャラといっていい。おそらく人気投票をしたら1位になる可能性が高いと思うんだ。






メンヘラ&EMOっぽい雰囲気の女の子がノーラ(1995)

もしも1990年代の日本に置き換えるなら、hide(X)やヴィジュアル系バンドを意識した女の子みたいな感じかもしれない。







1995年から27年後の2022年。

なぜか1995年のスワン達を知っているであろう存在から謎の荷物が送りつけられてくる😱😱


いったい誰が何の目的で何を送ってきたのかという謎。
かなり不気味な展開であります。

お前たちの悪事を知ってるんだぞ!みたいな展開を予想してました。
だいぶホラー系な感じかなって。


まあ、そんなストーリーです。






ここから先はネタバレだらけの感想になっていきます。


・キャラを動かして色々と調べる
・選択肢によってキャラの好感度が上下する
・LISシリーズ同様、大まかな流れには介入できないと思われる

ゲームのシステムに関してはそんな感じ。
難しいものは基本何もなく、読む&見るアドベンチャーですよ。

 

 

 テープ1(前半の感想)






1995年。

ブタ系女子のスワン
真面目ちゃんのオータム
EMO系のノーラ
可愛いけど気が強そうなキャット


この4人がどんどん仲良くなっていく青春モノでした。

4人を繋ぐのが音楽なんすよね。
パンクバンドです。俺も世代が近いから当時はV系バンドブームだったし、中学生の時はギターもジャラジャラと友達と弄ってた事があります。

でもさ、これって以降の世代が共感できるかな?

00年代前半は洋楽も国内バンドも人気はありましたが、日本だと00年代後半のヒットチャートって握手系アイドル旋風だったじゃん。なんだかんだ1995年に青春時代を送ったスワン達と同じ世代向けのゲームだと思いました。

この当時の空気感を懐かしいと思えるかどうかでゲーム自体の評価も変わりそうだなって。ゲーム内に配置されてる小物も当然90年代。
日本に例えるならカセットテープ、ポケベル、MDウォークマンとかが配置されてても10~20代前半くらいなら意味わからん可能性あるように。






みんなであれこれしたり、あっちこっち行ったりとゆる~い展開。

カメラで景色や動物を撮影する事もできる。
こうなると先がどうなるのか全然読めなくなってくる。暗い話かと思ったら楽しい話になったり、そう思ってたら今度は、、







いきなりホラーテイスト・・。


ちょくちょくホラーっぽい演出や生物なんかが出てきたりするんだけど、終わった後でもこれが何だったのかわからんのよね。実際に怪奇現象がゲーム内で語られる世界観ではあるんだけど、本当なのかミスリード目的なのかわからんっていう。

ただ、この辺で今まではスワン視点(ムービーなどは別)だったのに、一体誰の視点なのかわからない位置のカメラで進むシーンがあるんだよな。幽体離脱や、スワンとプレイヤーの意識が分離したのかなんて考えちゃいましたが、そこも謎のままなのか勘違いなのか最後までわからなかった。


俺が好きなサウンドノベルでも赤川次郎の月の光、夜想曲など、現実の事件の中におまけとして学校の七不思議(心霊現象)や野人などが紛れ込んだりしてたので、こういう演出は結構好きな方です。
当時はテレビでも野人やチュプカブラ、ミステリーサークルなどが流行ってましたね






何かが潜んでそうな不気味な小屋を発見。


でも何もいなかったよ。


たぶん・・。








いわば4人の秘密基地がこのハンター小屋。

秘密基地は子供の頃なら誰でも作った思い出があるよね。








もうプレイを終えて半月以上経過してるわけですが、こうしてスクショで4人の姿を見ると懐かしくなってくるな。

思い出をカメラと胸に刻んでいく4人ですが、刻一刻とその時が近づいてまいります。






ノーラ(2022)もBarに到着!!


これで1995年の眩しい青春仲間が3人揃いました。
少し臭そうなEMO系女子からエレガントな女性になっちゃってます。これが27年という時の流れだよ。

あとはキャットが来れば全員揃った事になる。






キャット(1995)


その瞳に映るのは、、








アビス(深淵)


いや、どういう事って展開なんだけど、俺もよくわからねえんだ。

常識では考えられない出来事、アンビリバボー、あなたの身に起こるのは・・って、明日どころか目の前でもうとんでもない事が起きてしまってるわけです。

しかし、クリアした後で振り返ると本当にこのアビスは存在したんだろうか。
1995年に4人が目撃した事は事実なのか、それとも27年という月日が流れる間に脳内で改変されていった妄想や現実逃避なのかわからない。

この1995年のシーンはおそらくスワンの頭の中にある記憶の回想なんじゃないかな。
そうなると全てが真実かはわからないというのが俺の見解。これはゲームを終えた後に感じた事であります。



それでも4人の友情はさらに深まり、ついに運命の日が訪れます。






グヘヘヘヘヘ!!



なんだこいつらって感じですけど、バーバリアンになったわけではなくゲリラライブを敢行するのです!!






下手くそな歌と演奏はまるでジャイアンリサイタル。
周囲の人々をビデオカメラで撮影しておきました。


しかーし!!








突然、キャット(1995)がバタンキュー。


鼻血を出して倒れてしまいました。
という事は白血病だなと思ったら、やっぱり白血病でした。


いや、90年代~00年代前半って白血病や難病を題材にした映画やドラマが国内でかなり流行ってたじゃん。少し乱暴な言い方ですが、まさか2026年になってそんなベタな展開を見せられるとは。

俺の爺ちゃんも1995~96年に白血病になって1997年に亡くなってるんだけどね。
年齢も年齢だったから骨髄移植もできなかったし、そもそも現代よりもドナーがかなり少なかった時代。1995年と現在では治る確率がかなり違ってるので、現在だと白血病でこういったドラマや映画は作りにくいかもしれない。

そういった意識があったので、正直なところ1995年→キャットが薄幸少女風→現代パートで1人だけいない&もう存在してなさそう→白血病なんじゃないかと薄々感じてたんですよ。


衝撃の事実が明かされパート1は終了。


でもあんま俺には衝撃じゃなかったっていうのが前半の感想ね。






テープ1(前半)が終わった後で表示された好感度はこんな具合でした。
オータムとはそれなりに親密だったけど、他の2人はちょっと微妙なところ。ここでキャットの現在の姿が表示されてないのはまだ出てきてないからなのか、それとも・・。



 

 テープ2(後編)

 

 

リリース当初はテープ1しか遊べなかったようですが、当然のことながら現在では最後まで遊べるようになってます。

ボリュームに関してはテープ1の半分くらいかな。
体感だと3分の1ってくらい、あっという間に終わってしまった。

 

 





キャットの病気が判明して4人の冒険は終わってしまい、その関係も少し歪になってしまいました。
でもスワンはオータムやノーラと再会。このままキャットと会わずに終わってしまうわけがなく、、






キャットの姉ディランの彼氏であるコーリーの目を盗んで不法侵入。
見つからないように軟禁状態にあるキャットの元へ向かうわけですよ。まあ病気だから療養してて当たり前なんだけども。

テープ1でもスワンをブタ呼ばわりして嫌な奴だったコーリーですが、テープ2では嫌な奴どころかだいぶ頭がおかしくなってます。悪役を作らないと最後の締めに繋がらないのはわかるんだけど、最初から最後までろくでもないコーリーにはビックリ。
ムカつくってより、哀れで悲しくなってくるキャラ。






キャットと再会を果たすもコーリーと一悶着あった一行ですが、また4人であれこれする流れになってくる。

まさにパンクっていうか思春期らしい反抗なんだけど、この行動に共感できないプレイヤーも多そうだなとは感じた。


なんとキャットが実家の稼業(狩猟)をぶっ壊す破天荒過ぎる展開へ!!

 

 

 

 

チ●コ。






くだらなすぎて笑った🤣🤣






チ●コ!!







チ●コ!!!



でも中学生くらいの時にラクガキをするなら、真っ先に思い浮かぶのはチ●コだよな。この辺はギャグじゃなくて陰キャのスワンが精いっぱい背伸びした反抗なのかもしれん。






病気で自由を失ったキャットは捕らわれた動物たちを自分に重ねて開放するための行動を取る。しかし色々とめちゃくちゃ過ぎないか(笑)






キャットの体調が悪化し、さらには怒り狂ったコーリーまで4人を追跡してくる。
コーリーはディラン&キャット姉妹の親父には気に入られて、ここで働いてたようなので。

それにしてもコーリーの怒りが凄まじすぎて、ただでは終わらないのが伝わってくる。恋人ディランに対する暴力も含めて頭がおかしい。
明らかこっちを殺しに来る勢い😱😱


そこで全てを解決(?)してしまったのがアビスですよ。
俺の場合はコーリーをアビスへ突き落して決着がついた。

え、コーリー死んじゃったの?

さすがにやり過ぎ&唐突過ぎるような・・。
でもそれならアビスは現実に存在した超常現象って事になる。神隠しならぬカス隠し。

初登場時は嫌な奴だったけど、少しずつ路線変更して最後はなんだかんだスワン達と仲良くなるのかなと思ってた。でもテープ2(後編)ではジェットコースター顔負けの勢いでカス野郎に。


・コーリーは本当にアビスに飲み込まれてしまったのか?

・アビスとはスワン達の脳内で作り上げられたもので、本当は現実的な方法でコーリーを殺害してしまった事から現実逃避してる可能性は?

・それは直後に4人がもう会わない事を約束したのも怪しいけど、アビスへ突き落して実質殺害しても同じではあるから何とも言えん

・実際に起きた事なのか、27年という時間の流れの中で改変&美化されていった脳内の出来事=アビスなのかハッキリとはわからんという事ね

・奪われていたビデオカメラもアビスに落下してしまったので27年間思い出を映像で振り返る事はできなかった

・もしもアビス=現実逃避の場合はカメラも証拠隠滅で自分たちで破棄した可能性があるし、キャットの病死は残された3人が未だに向き合えていない現実の可能性もある

・失われた記録(ロストレコーズ)を記憶で振り返ったゲームと解釈した



そして、、






27年後のオータム(スワン達)へ送られてきたBOXを開封する時が来ました。



「いつも見てるぞ」


と、27年後になっても逃げきれないという警告の可能性もある!?







なんて事はなく、中にはキャット(1995)からの手紙が入ってました。

箱の中身はタイムカプセルみたいなもんだったって事ですね。

やはりキャットは2022年には存在しておらず、おそらくあの出来事から程なくして亡くなっていたのでしょう。そしてやはりアビスへ飲み込まれてしまったコーリーがその後どうなったのかが気になる。

でも動画でこのシーンを見返すと、キャットが行方不明になっている新聞記事の切り抜きも入ってるんだよな。手紙を書いたのはキャットなんだけど、そこにあれこれ詰め込んだのは本当にキャットなのか。
姉のディランがキャットの死後にまとめて2022年になって送ってきたと考えるのが自然ではあるけども・・。






他の新聞記事の切り抜きもセットで封入。
コーリーは行方不明のままという事でした。ゲーム内の展開の通り、アビスという超常現象に飲み込まれて消えてしまったのか、先に書いたように殺害&遺棄され発見されていないだけなのかは謎。遺体を埋めた穴が27年の時を経て記憶の中でアビスと改変されててもおかしくない。








ん!?



なんとアビスへ飲み込まれたはずのビデオカメラも中に入っていた。
しかも電源がそのまま入っちゃうという。






ここで初めてスワン(2022)が映し出されるシーンは鳥肌が立ちましたよ。









ちょいと暗い顔をしてBarを去るスワン。

俺の場合はオータムが残ってくれたんだけど、ノーラに関しては過去を振り返るのが嫌になって帰っちゃったんだよね。





意外とこの2人は色々と知ってたりする?








なのでエンディングはスワン(2022)とオータム(2022)が残り、ノーラとキャットは1995の姿のまま。好感度次第でノーラも残ってくれてれば2022年の姿でここにいたようです。
キャットはどうあがいても1995のままでしょう。

ここでオータムまで去って1人だったら悲し過ぎたんで、持つべきものは友ってのを実感できるシーンだったな🤣🤣

27年という時の流れを考えたら、1人は残って1人は去るってのも仕方ない気がするし、これはこれで納得のラストだと自分に言い聞かせた。






アビスへ落下したはずのビデオカメラはなぜ2022年に送り届けられたのか。
そこは考えてはいけないところなのか、やはり単に捨てた or 紛失したでキャットが後に回収してくれてたのか。










サブタイトルであるブルーム&レイジ。

ここでこれまで撮影した映像が流れる演出。
だからビデオカメラ機能を活用してたかどうかで印象が変わると思う。






ライブ前になんとなく撮影したジジイまで挿入。


いらなすぎて笑った。







まさにあたしたちだけの夏


謎は残ったけど綺麗にまとまったなと思ってたらだよ?






「あたしを探して」




んー?

色的にアビスの中にキャット(1995)がいるって事だよな。
スタッフロールの後でまたスワンを操作可能になる場面があり、、






スワンがあの場所へ向かうとそこにはキャットらしき影が!!








スワンはアビス(深淵)へ足を踏み入れ・・。



いやいやいやどういう事。

2022年の生活に強い不満を持ってるようには見えなかったスワンが、今更27年前の思い出(キャット)のためにアビスへ入る→行方不明になってしまった可能性があるのか?

これもアビスが現実に存在しないものなら、こうして怪しいものが見えるゲーム画面&【入る】という選択肢も、実は何もないところでスワンが過去と向き合ってるだけという解釈ができると思う。


しかし、、








こういった何か前向きに見えたシーンも、現在のスワンを魅了してアビスへ引きずり込む存在に見えてきたりもする。
そういえばコーリーもキレ散らかしてたラストはそんな感じだったし。


・トラブルでめちゃくちゃな物を何とかまとめた映画【地獄の黙示録】のように、予算や時間の関係で当初の予定とは違った描かれ方になってしまった可能性

・実は続編(まず無い)や精神的続編が予定されている

・ラヴクラフト(クトゥルフ神話)のように、あえて謎を残す事で想像力を掻き立てる狙い

・海外掲示板によると補完するようなコンテンツがあっちでは存在してるとか何とか(ただし正史として見るべきかは謎)



なんなんだろうね。
スッキリしないからこそ、より印象に残って面白かったと思うんだけど、人によっては不満点になるかもしれない。


・見たまんま超常現象が現実に起きた世界

・現実が脳内で改変され超常現象のように描かれている世界

・そのどちらもありえる世界


どれなんでしょうね。

もう1周遊ぶと気づけなかった部分に気づけたりする可能性はありそう。

でも解決するなんて事はなくて、さらに謎が深まるだけな気がしますけどね。細かい部分の分岐がゲーム内で確認できるんですが、それを見た限りだと大まかな展開はやはり変わらないようだし。

誰かの生死が変わるって事はないと。


トロフィーなどの話はクリア報告として別に書きます。