9月18日のソフトバンクホークス戦で日ハムが負けてしまい、両チームのゲーム差は4.5。
ホークスの優勝マジックは7となり、ファイターズ逆転優勝の可能性は限りなくゼロに近い状態になってしまいました。

事実上の終戦であります真顔パー


 

■ファイターズについてブログで触れたのはつい最近を除くと4年前のコレ




2016年に日本一を最後に優勝から遠ざかってしまっているのがファイターズ。
栗山政権末期の5位常連時代、そしてBIGBOSSこと新庄剛志の監督就任から2年連続ぶっちぎりの最下位。
 

しかし、2024年は2位になってCSファイナルにも進出。
今年は前半戦を首位で折り返しましたが、結局はソフトバンクに追いつかれてそこから首位奪還とはならず、昨日でもう完全に終わったなという状況。


それでも現在で77勝53敗という戦績は普通なら優勝してもおかしくない数字です。
なのでホークスがやはり強いという事なんだけど、ここに来て新庄監督の采配へ批判が高まっています。僕もここ1~2か月の選手起用や采配には不満しかなく、それらが改善されないまま終戦となってしまって何とも言えない気持ちになっています。

強い怒りや悲しみはないんだけど、こういうのが続くなら来季以降も変わんなくね!?っていう何とも言えない感情ね。

期待しても無駄というレベルだった暗黒期に比べたら贅沢な悩みであり、それだけチームが強くなっている事の裏返しだと思いますが、これが色々なところでファン同士の分断を生む要因ともなっています。


ファンの中にも当然色々な人がいますが、新庄政権以降にファンになったばかりの盲目的なファンも多数存在していて、それらの人間は全肯定以外許さないという厄介な存在です。
おかしいと思った事におかしいと言う事さえ許さないような、様々なコンテンツに存在する『信者』と同じような人たちですね。





第一に現在のファイターズを強くしたのはビッグボスなのか!?という点ですが、これはやはり新庄監督の影響や手腕が大きいと思います。

しかし、2018年からファイターズは育成ドラフトへ参加するようになり、それが本格化したのが2020年以降なんです。
2021年組の福島、柳川が去年も今年も大きな役割を果たしています。

そして時を同じくして2020年には社会人野手として14年ぶりに今川をドラフトで獲得しています。
以降は水野、上川畑なども社会人野手としてドラフトで獲得。

こういった球団の姿勢の変化も現在のチームの強化へと繋がっており、何もかも全てが新庄監督の手腕という事はありません。
なかなかこういった日ハムの変化について触れてる人を見かけないのが残念です。




■真ん中が松本剛 (anan買いました🤣🤣)


まず批判が高まっている1つ大きな原因は松本剛(マツゴー)の起用法です。

2022年の新庄政権1年目で首位打者になっています
現在はメジャーリーグで活躍する千賀から2017年は1試合2本のホームランを放ち、出番に恵まれないけど、使われれば結構やれるんじゃないかという選手でした。侍ジャパンに選出された事もあります。

元々は内野手であり、2014年には二軍で宇佐美、森本、松本の3人で合計90個のエラーを記録し、鎌ケ谷ファイアーフォーメーション、鎌ヶ谷三馬鹿トリオなどと当時は呼ばれたりしてました笑い泣き笑い泣き

そんなマツゴーがタイトルを取るまでに成長して選手会長となり、チーム成績も上向いて来たのがこの2024~2025年。
チームが苦しい時期を支えてきた功労者であり、やはり優勝するならその輪の中心にマツゴーがいて欲しい・・というのがファンの思いだったのです。


しかし、2024年から明らかに打撃成績が急降下。
それでも去年は外野守備に安定感があり、レギュラーで出場する事にはそこまで不満はありませんでした。

一方で併殺打(ダブルプレー)の数が多い割に長打力が無く、そこを改善しないと2025年は厳しいなと思っていました。

1位:ソト 19個(21本)
2位:山川 17個(34本)
2位:松本剛 17個(1本) 2024年
4位:セデーニョ 15個(15本)
4位:中村奨 15個(4本)
4位:外崎 15個(7本)
7位:万波 13個(18本)
8位:浅村 12個(14本)


このように長打の多い打者に並んでワーストクラスの併殺打を記録してしまいました。

足が遅いわけでもなく、パワーがあって打球が速すぎるわけでもない。となると、やはり打球が遅いパワー不足の可能性があります。
ここを2025年で改善してきてくれれば復活もあるのかなと


しかし2025年は更に打撃成績は下降して現在の打率は.194。
様々な数字や一部指標でもレギュラー&準レギュラークラスの中では1人だけかなり厳しい状態にあります。試合を見ても打球が遅く、ゆるくて浅い外野フライだらけで全く期待が持てない状態が続いています。


さらにはストレートにめっぽう弱くなり、、

2025年 .195
2024年 .204


全然打てていないので相手投手も舐めてるかのようにガンガンまっすぐを投げてきてストライクを取れてます。マツゴーは今でも三振が少ない選手なのですが、こういった数字が証明するようにパワーが足りないため、外野が前に出てきて安打性(に見える)の当たりも普通に取られてしまいます。

当たれば飛ぶではなく、当たっても飛ばない現状は厳しいと思います。

苦しい時代を支えた選手が、チームが強くなった時期に邪魔者扱いされるというのは非常に残酷で悲しい事ではありますが。


 



ここ2年はそういった状態であるにも関わらず、二軍落ちに対してなんとも言えない反応をしていました。
夏あたりに出た記事だと、もっと違和感あったんだけどな。俺もビックリしてしまった記憶がある。
あとは1軍に上がってからヒーローインタビューの機会があり、そこでなんとアンチがどうこうと発言したのですゲッソリゲッソリ

昇格してヒーローに選ばれて良かったな~という気持ちが何とも言えない感情に変化してしまいました。
悪質な誹謗中傷を繰り返す奴もいるだろうけど、成績を考えたら批判はある程度しゃあないでしょうと。しかもその日はヒーロー間違いなしってほどの活躍でも無かったし。


近年のファイターズはポジション争い、レギュラー争いと競争が盛んでそれが強さの源になっている印象でしたが、後半戦で非常に重要な時期であるにも関わらず打てない松本剛がずっと1軍メンバーに居座り続けているのです。

一方で最近昇格して大活躍→怪我をしてしまった今川や浅間などは2軍で結果を出しても1軍昇格の気配すらなく、これはさすがにおかしいだろと個人的にはかなり不満でした。

その他にもマルティネスや吉田などにも十分なチャンスが与えられず即二軍行きか二軍のままという状態。
 


 

■新庄監督がコメント欄に降臨



こういった状況から松本に関しては愛人起用という批判が上がり、それに対抗してかロッテ戦でマツゴーが打席に立った場面で新庄監督が投げキッス。
見返すなら結果を出すしかないでしょという話で、そんなしょうもない抵抗をしてるのを見て呆れてしまいました滝汗滝汗

他にもYoutubeの気に入らない動画を見ないよう呼びかける形でファンネルを飛ばしてみたり、一方で女性Youtuberの動画コメント欄に現れて色々と予告してみたり、目の前の敵だけを見据えるべき時期にこの人は何をしてるんだとゲロー

いつかの記事でも起用法などで批判されても勝った事でほらね!とドヤ顔してみたり、一体なにと戦ってるのかマジで理解不能なのです。


こういった監督の姿勢が余計に松本批判を高める結果となってしまい、それにまた対抗して松本起用→結果出ず→批判が強まる‥の悪循環。チーム状況も苦しくなってる事も相まってか、一昨日に代打で出てきたマツゴーの目が普通ではない状態で心配になるレベルでした。

松本剛はこのまま1軍に帯同すればCS期間中にFA権を取得する可能性が高い。

そのためにこのまま2軍へ落とす事はないんでしょうけど、それなら余裕のある時期に
登録日数を稼いで欲しかったなと。9年ぶりの優勝がかかった大事な時期に1軍の枠を松本に割いてる事に対して批判的なファンと、松本推しや功労者という事で文句言うなというファンの間で分断が起きているのです・・。
 


 

 


かつてのファイターズなら藤井FA、陽岱鋼の卒業、ノンテンダー騒動など、松本に対しても厳しい対応を取る可能性もなくはない。
しかし、その場合は近年の新庄政権からファンになった人たちや、マツゴー推しの女性ファンから強い反発をまねく可能性もあり、マツゴーになんとしてもFAを取らせてどうするつもりなんだろう・・と気になっています。

僕ならマツゴー&矢澤のとこには今川、浅間、もしくは吉田やマルティネス、有薗などを代打枠で置くべきだと思います。
松本はもちろん、矢澤の枠も五十幡で十分でしょという話で、基本的に長打が期待できず役割の被る選手をこの時期に置くのは理解できません。矢澤の走塁で助かった場面もあるし、去年まで気の毒な使われ方をしてきた事、ガッツある激突プレーで一時離脱があった事など、全否定をする気はもちろんありませんが。

最近だと出塁率5割の中島をなぜか2軍へ落として同じ代走要員の矢澤、ベテラン枠の松本剛はそのまま。これもまた多くのファンから疑問の声が上がっています。
これには俺も驚きました。





もう1つの批判は打順コロコロ、オーダー解体癖です。

とにかくメンバーを固定せず打順やレギュラーの入れ替えが激しい。それ自体は打順ごとの役割を経験したり、競争を煽る意味で結果が出てるなら悪くないと思ってましたが、さすがにこの勝負の時期でもやり続けるのは違うだろと笑い泣き笑い泣き

むしろ監督初年度は後半戦は固定すると言ったりしてたし、ソフトバンク戦での奇跡の3タテ(3連勝)ではオーダーをかなり固定していました。
これで最後まで勝負するんだろうなと思ったら、またまたコロコロ・・。3連勝後の次の週は5試合で1勝しかできず、結果として流れを断ち切ってしまいました。

厄介な事にこういったやり方が上手く行くと新庄マジック😎などとメディアが持ち上げるため、それをやめられなくなっているように見えるのです。

そのため最近では日ハムファンの自虐や他球団ファンからの煽りとして新庄マジック(笑)というワードを見かける機会が増えています。



 

■全文はこの記事の中にあります

 

「選手もオーダーもガラリと変えて勝ちましたが何かw、カッコ草。
言われてばっかしじゃ腹立つよね。
こっちは糖分と米抜いてイライラしとんのに。



9月4日のニュースではこういった発言も取り上げられていて、ホント何と戦ってるの?と言いたくなります。
自分の事を言われるのはいいけど、選手の事を言われるのは腹立つって発言は良い事だとは思いますが。

 


 



その他にも今年はハムの投手が完投する機会が多くあり、それがこのように記録的としてメディアに取り上げられていました。

そのせいか無駄に完投にこだわるようなところがあり、最近ではオリックス戦で明らかに交代した方がいい加藤をそのまま投げさせ、サヨナラスリーランを打たれて敗北。完全に采配で負けた試合で見ててマジで絶句しましたよチーンガーン
 






2023年にはロッテ戦でスクイズ連続失敗という奇策にこだわり過ぎた大失態を犯しており、この後にチームの勢いは完全に失われ39年ぶりの13連敗という悪夢がありました。
翌年にはスクイズ連続成功でリベンジを果たすのですが、とにかく奇想天外な何かを実行して目立つ事がやめられないように見えて仕方ない。

上手くいけばおもしろいんだけど、ここ最近はこの時期のように心のビッグボス😎👍がムクムクしてきて抑えられなくなってるように見えるんだよな。




■2024年のファンフェス(ファン感謝祭)


そしてトドメとなった9月18日のホークス戦。

試合は2-1でファイターズがリードしており、7回は上原がピンチを凌いだ。
そうなると残された8~9回は田中正義、斎藤ユキヤの2人が登板という事になります。ユキヤに関しては最近の内容からファンの信頼度は高く、9回に関してはユキヤだろうなと。
もし今のユキヤが打たれてダメならそれも運命、あきらめがつきます。

そうなると8回は自然と田中正義が投げる事になる。

この2人は去年のファンフェスで新庄自らが抑えはこの2人と宣言した選手なわけで、最後の最後、土壇場でこの2人が投げるというのもある意味でドラマ。

ダメならダメで仕方ないよね


と思ったら、なんと3か月ぶりに復帰した台湾の古林(グーリン)を8回に起用!!


うわああああ・・と思わず声が出てしまいましたよ。
1日前は二軍から昇格した細川を2番に抜擢するという意味不明な采配で批判されてたので、今度はこれで新庄マジックを炸裂させるつもりかと。



田中正義
・今季はホークス戦で5回登板して無失点で3セーブ
・9月は5回登板して無失点

古林(グーリン)
・3か月ぶりの1軍登板
・リリーフ登板経験なし(らしい)
・ホークス戦で13回を投げて5失点(昨日で7失点)



てめえで抑えは田中&ユキヤ宣言した事すら忘れてんのか😭という呆れる投手起用で同点→満塁の大ピンチ。
そこで田中正義を起用・・って最初からそうしろよ。






ここで悟飯じゃなくてチャオズを呼び出したらずっこけるでしょ。
いや、このシナリオにチャオズいなかったじゃんって話で

そんなノリで突然グーリンからの敗北→終戦笑い泣き笑い泣き


『新庄マジック的中!先発グーリンを急遽リリーフ起用で鷹封じ!!』なんて夢でも見てたんだろうか。

前回の日本一から9年待たせて、遂に今年こそ!からのここ1か月はホントに酷かったと思います。それでも去年に続いて今年も白熱したシーズンだったし、基本は感謝しかないんですけどね。

でもねっていう、どう考えても勝つために100%ベストを尽くしていない結果なので、そこはもう残念であると同時に、来年も同じ事する気なの?と思っちゃいます。