■BOXREC(BoxRec: Dmitry Dvali)
先週末にショッキングサイト(グロサイト)に動画が出て気になっていたニュースについて。その時はロシア語のニュースしか無かったんですが、今日になって英語でもニュースになっています。
2023年の世界選手権3位(銅メダル)だったロシアのアマチュアボクサー、ドミトリー・デヴァリが乱闘騒ぎに巻き込まれて負傷。失明の危機にあるという事で、選手生命が危ぶまれているというニュースでした。
ロシア語での人名検索は『 Дмитрий Двали』、英語では『dmitry dvali』で最新のニュースが出てきます。
BOXRECでもアマチュアのバンタム級世界2位という評価になっていて、昨年の世界選手権では日本の田中将吾 (6月に大橋ジムからプロデビュー)に勝利。五輪には中立である事が条件のロシア人という事もあって出てませんが、この階級のプロは国内で盛り上がってるので、数年後に絡んでくる可能性もゼロではなかったかもしれません。
ツイッター(X)だとネトウヨ(ネット右翼)みたいなアカウントがこの件を拡散していて、不法移民による暴行で目をえぐられたなど、なんでも閲覧数やイデオロギーに繋げようとする昨今のSNSのクソさが凄く出てるなと😅😅
そもそもクリミアで起こった事件=クリミアはウクライナの領土をロシアが不法占拠してるようなもんですから、そう考えたら登場人物全員が・・という話です。
■この事件のロシア語動画(暴行シーンは無し)
コメントも不法移民がどうこうという内容とボクサーをたたえる内容が多い。
しかし、報道では犯人9名がクリミア市民であり、ロシア国民となっています。名前や動画での顔を見ると少数民族ではあるだろうけども・・。
■元動画はSHOT(テレグラム)
あまり鮮明ではない動画なんですが、青の矢印の男が殴りかかって、ガードを固めている赤のドヴァリ(おそらく)に右側の男が続けて殴りかかります。その後は画面から見切れてしまっているから微妙ですが、殴られたか押されたかしてドヴァリが倒れ込みます。
そこへ複数の男が追い打ちをかけているように見える感じですね。別角度の動画もわかりにくく、集団が小人数をリンチしているのだけはわかる内容。
当初はロードワーク(ジョギング)からホテルへ戻ろうとした際に少年の悲鳴が聞こえ、その少年へ暴行する集団を止めようとしてリンチされたという報道でした。しかし、最新の報道では暴行されていた男性も25歳くらいだったそうです。
さらにボクサーへ暴行した男たちは傷害で最高懲役7年の刑を受ける可能性があるという報道でしたが、これも最新の報道では殺人未遂へ切り替えられ全員が起訴されたとなっています。
現在までに犯人の氏名は9人分判明していて、年齢は21~31歳と若め。
3人が地元のクラブで警備員をしていたと翻訳されるけど、この警備員ってのがどんな警備員かで印象は変わりますね。旧K1時代の格闘家なんかはバウンサーが多い印象です。
報道を総合するとボクサーとしての復帰は難しく、手術によっては日常生活に必要な視力を取り戻せる可能性は一応残されているようです。これはなんとか回復して欲しいもんだけど、報道を見ると厳しいのかなという気がしました。