先週末、GLORYのライトヘビー級トーナメントを見ました。
ライトヘビー級は95KGという事で、中期以降の旧K1ならルスラン・カラエフ、タイロン・スポーン、グーカン・サキ、マイケル・マクドナルド、マーティン・ホルム、ハリッドディ・ファウスト、リカルド・ノードストランド、アジス・カトゥーなどがほぼそのまま参戦できるような階級ですね。
今回は1日で3試合を戦うワンデートーナメントだったので、珍しく最初から最後までちゃんと見ました。GLORYの中継時間は時間が時間だけに眠たくなるし。
この日も午前3時からのスタートでした
第1試合は現ライトヘビー級王者のタリク・クバベス(タリク・カバベ)と、ランキング6位であるパスカル・トゥーレの試合。
■クリークリャvsクバベス(ONE)
クバベスは2019年にONEでクリークリャと対戦してKO負け(2015年には判定勝ち)。
以降はGLORYでこの大会まで4勝4敗とのこと。
このクバベスvsトゥーレに関しては、見始めた時にはもう2Rの終わりでした。
クバベスが3R通してキックをたったの4発しか出さないパンチ偏重の戦い方で、後半に関してはクバベス優勢で進んでそのまま判定勝ち。ただ、この試合でクバベスは足に結構ダメージを負っていたようです😨😨
■U-NEXT Glory Light Heavyweight Grand Prix
次は我が国が誇る立ち技最強K-1にも参戦していたステファン・ラテスクが登場。
対戦相手は前王者のドネギ・アベナ。ラテスクのK1参戦以降の戦績は6戦全勝でそのうち5試合がKO勝ち。
どのレベルまでラテスクの圧力が通用するのか!?というのが1つの見どころです。ラテスクの試合はおもしろいけど、ラテスクのような選手が勝ち続けるのは競技としてのレベルが疑われるというか・・(笑)
■ラテスクvsエルボウニ(1Rからダウンの奪い合いで2RKO決着)
■ラテスクvsサッタリ(K1でサッタリ幻想を打ち砕いたKO決着)
試合はもうファーストコンタクトで結果が見えちゃったかな。
この試合に限らず、どの試合もファーストコンタクトで結果がわかるような試合が多かったです。どちらかが圧を感じているようであれば、そのままの展開で決着が付いちゃう感じで・・。
だからあんまレベルが高い大会だとは感じなかったな。これが最高峰だと言われたらそうなのかもしれんし、別にそこはどうでもいいんだけどさ。
で、ラテスクvsアベナは1~2Rがアベナだと思いました。
実際の判定も2R共に5-0でアベナ。しかもラテスクは早い段階でローキックを嫌がっているような表情をしていて、これは仮に勝っても全試合は勝ち抜けないだろうと。
そもそも勝てそうな気配が全く無かったけど😂😂
そしたら3RにローキックでKO負け。
なんかボディビルダーvsキックボクサーみたいな試合でしたわ。
あくまでも流れがですけどね。旧K1ファイターに例えるなら、弱くなった後のバンナの蹴りを下手くそにした感じがこの日のラテスク。いや、それダメじゃん!って話だけど、全然ダメだったぞ🤗🤗って内容でした。
■U-NEXT Glory Light Heavyweight Grand Prix
セルゲイ・マスロボエフとボグダン・ストイカの対戦。
これはマスロボエフの勝ちだろうなと予想してましたが、想像以上に差があって1Rであっという間に終わっちゃいました。開始から明らかにボクダン・ストイカが押されてて、最後は膝蹴りか何かで腕を痛めたかして続行不可能でした。
あっさり1RKO決着。
■マスロボエフも過去にクリークリャにKO負けしている
1回戦ラストは新生K1にも参戦していたエルボウニと、去年凄い戦績だなと思って試合を見ていたバハラム・ラジャブザデ。
以前、このラジャブザデが見てわかるくらいキレのある動きをしてたので、今大会でも優勝候補なんじゃないかなとぼんやり予想してました。
この試合も開始早々、明らかにラジャブザデが押してて、そのまま立て続けにエルボウニを倒して1RKO勝ち。これであっさり1RKO勝ちしたマスロボエフとラジャブザデが準決勝で対戦する事になりました😜😜
そしてその勝者が優勝するんじゃないかなって。
反対ブロックの準決勝では現王者クバベスと前王者アベナが対決。
第1試合のダメージの影響で、クバベスの足がいきなり限界状態でした。1R終了間際にクバベスがダウンして、2Rもすぐにダウンを奪われて続行不能・・。
試合開始前に結果がほぼ決まっちゃってたというくらい、前戦でのダメージが全てという試合でしたわ😅😅
こうなると逆に消耗が少ないアベナが決勝では有利かも!?となってくる。
■U-NEXT Glory Light Heavyweight Grand Prix
これはどっちが勝つかわからない試合だなとワクワクしました😁✋
■過去の対戦では1Rにダウンを奪ったマスロボエフの判定勝ち
この試合、1Rはラジャブザデだと思いました。
実際の判定も5-0でラジャブザデ。でもどっちが勝つかはわからんなと。
このトーナメントで初めて1Rを見てもどちらが勝つかわからない試合でした(俺にとって)
そしたらですよ?
2Rにマスロボエフが唇から出血して試合終了。
まさに、は?という結末で言葉を失いました・・(笑)
スローで見るとラジャブザデの頭が当たって出血してしまった感じなんだけど、頭突きで勝ち上がるってRIZINじゃないんだからさ。解説&実況によると、マスロボエフの棄権扱いでのラジャブザデTKO勝ちという裁定だったみたい。
というわけで、
●セルゲイ・マスロボエフ VS バハラム・ラジャブザデ ○
(2R 皇治)
でファイナルアンサーでした🤣🤣✋
■U-NEXT Glory Light Heavyweight Grand Prix
そして遂に決勝戦。
ラジャブザデが消耗をかなり抑えて決勝に上がる事になったので、これはこのままの勢いで優勝するんだろうなと思いましたね。
そしたらですよ?
うおおおおおおおお!!
■ダウンシーンは1:50秒あたり
ラジャブザデはよっぽど自信があったのか常にこうなのかわからんけど、ちょっと不用意な気がしました。ラジャブザデが飛び膝で接近した直後にアベナのパンチでラジャブザデがダウン。
このダウンがかなり強烈で、これだけでもう勝負あったなという一撃でした。おおおおお!と、このシーンは声が出ちゃいましたよ😲😲
ラジャブザデはなんとか立ち上がったけどそのままボコボコにされて1RKO決着。
ドネギ・アベナが3試合すべてをKO勝ちでGLORYライトヘビー級GP優勝という結果になってました。ここにK1のリュウ・ツァーが参戦しても結構いけそうな気はしたな。
その他にはラテスクに2度勝ったわがままボディのイオヌット・イアンクがGLORYデビュー。1発貰ってグラついてあっさり負けちゃうのかと思ったら、1Rにダウンを奪って2Rにド派手な失神KO勝ち。
見事、GLORYデビューを勝利で飾ってました🤪🤪