■アベマ格闘ch 

3月17日にアベマTVでABEMA presents RISE ELDORADO 2024を見ました。
K1とRISEの対抗戦、RISE世界王者の志朗やチャド・コリンズなどの試合が見所の大会でした。2回に分けて対抗戦と対抗戦以外で書こうと思ってましたが、すぐこの後にK1MAXが開催されたので、RISEに関してはパパッと感想を書きたいと思う。

「RISE 2024 abema」で検索すると試合動画を視聴可能です。




前半だと那須川天心の弟である那須川龍心vs松本天志の試合で松本は勝つと予想してたから龍心が判定勝ちした事に少し驚いたんですが、何よりもビックリしたのがこの大森隆之介vs山田虎矢太の試合。

シュートボクシング(SB)が主戦場の山田は13戦全勝。RISEでもインパクトのある勝ち方をしてたので、ここでブランクのある上位ランカー大森を喰ってランキング上位→タイトル戦へ繋がるマッチメイクという路線だと思ってました。RISEの55キロは志朗と鈴木の二強でしたが、おそらくこの大会で他団体の金子に鈴木は負けるだろうし、ここで山田が勝っておけば、鈴木が負けてもRISEには大﨑弟と山田がいるから!と言える試合でした。




しかーし、なんと山田がド派手に失神して無敗記録はストップ。
最初にパンチを貰って腰が落ちた時のダメージをそのまま引きずってた印象で、その後にバックハンドブローを貰って失神KO負け。決してまぐれの1発という印象ではなく、開始からKOまでずっと大森が上手く戦ってた気がしました。

この日は55キロだと1位・鈴木がK1の金子、3位・加藤がタイのジャルンスックに負けてしまった。



■アベマ格闘Ch

注目のK1×RISE対抗戦。
国内2大キック団体の代表選手が戦うわけですが、2022年のザ・マッチに比べると交流戦に近い組み合わせになっていて、個人的にはそこまで緊張感は無かったです。でもコメント欄ではKアノン(K1信者)がかなり暴れており、そういう層にとっては(応援してる団体が)絶対に負けられない戦いだったようです。

この池田vs花岡戦は花岡が勝つと予想してました。
それでも池田が善戦する気もしてたんで、花岡がダウンを奪って最後はおちょくるような展開で圧勝したのは結構驚いた。ダウンに関してはタイミングよくパンチが触れた感じでスリップでもいい気はしましたけどね。

6つ年下の選手にこういう負け方をすると、ここからまた這い上がるには相当気持ちが強くないと難しいだろうなと感じました。そういう意味では視覚的にはそうでもないけど、精神的にエグいというか残酷な試合に見えたな。
非K1だと、そういう次世代から突き上げを喰らって引退したような選手がいたし・・😭😭


この試合より前にあった対抗戦の初戦が齋藤vs田中。
1R、お互いにダウンを奪い合って判定が10-9と10‐8になっていました。ダウン2回とダウン1回で2回ダウンを奪った方がポイントを取った。
現在のK1だとお互いにダウンを奪い合うと8-8が付くので、ここはK1とRISEの違いでしたね。対抗戦はラウンドごとに採点が発表されていたという事もあり、ちょいと印象に残りました。




 

 

■アベマ格闘Ch 鈴木vs金子

 

そして2022年のザ・マッチでは鈴木が勝利した鈴木vs金子2。
動画のタイトルが『3度ダウンを奪い報復完了』となっているんですが、実際は1Rと3Rに1回ずつで金子が奪ったダウンは2回ですね😅😅

ザ・マッチ後の鈴木は志朗、玖村(K1)、大﨑弟に負けていて、55キロ四天王の中ではいち早く脱落してしまった印象です。それでもザ・マッチで金子に勝っているのが最大の貯金みたいなとこがあったんで、なんとかギリギリ四天王扱いみたいな・・。
しかし、ここで負けてしまうとその貯金も全て吐き出してしまった状態になってしまう。直近の戦績がすぐれない事に加えて、所属先もフリーになってる点がプラスかマイナスか何とも言えない部分でした。

一方、ザ・マッチで鈴木に負けた金子は玖村に勝ったコンペットに勝って、玖村3にも勝ってK1の55キロ最強扱い。ここで鈴木にリベンジすれば55キロコンプリート達成という状況でした。

俺の予想は金子の1~2RKO勝ち。

そのくらい残酷なまでに差が開いてしまっているんじゃないかと思ってました。で、試合内容は先に触れたように金子が2回ダウンを奪っての完勝。KOとはなりませんでしたが、全局面で金子優勢という展開でした。
2Rの終盤だけは鈴木が少し攻めた場面もあったから、1人が10‐10を付けたのもわからなくはないかな。

年齢は同じ27歳と表示されてたけど、鈴木の方が早くピークを過ぎてしまったように見えちゃったな。


■アベマ格闘Ch ABEMA presents RISE ELDORADO 2024

そしてRISEで行われたK1×RISE対抗戦での大将戦といえるのが与座vs中村。
普通に考えたら、与座が蹴りで徐々にダメージを与えて2~3Rで中村が倒されるんじゃないかと予想してました。でも中村も1発当たればわからないという感じで振り回してくれれば、最後までスリルがあって最高の試合になるんじゃないかなと。

対抗戦ラストにふさわしいマッチメイクだと思ってました😘😘


ええ、思ってましたよ・・。




チーン・・・・。


なんとも言えない展開が続いて、3Rの与座による回し蹴りが中村のオチンチンにHIT。金的によって回復時間が取られるのかと思いきや、レフリーWADAさん😤はそのままダウンを宣告。
何が起きたかわからない状態でコメント欄も混乱していました。




何度も表示されたスロー映像を見ると、チン先をかすめて内股に蹴りが当たったように見えます。レフリーは内股への蹴りでKO=与座のKO勝ちとしたわけですが、これはそのままなのか変わるのかはわかりません。

2Rの終わりあたりから与座のミドルが効いてるように見えたし、3Rも順調にダメージが蓄積されていった印象でした。逆に中村が与座のガードを崩してダメージを与えられるイメージは全くなかった。
なのでローブローアピールは嘘ではないけど、それを利用して休もうとしているようにも見えちゃったな。でもそれを見抜くってのはなかなか難しいし、仮にそうだと判断してもダウン→KO!ってのは競技としてはやりすぎな気もする😅😅

だけどキックって飛び蹴りの後にわざとこけたり、パンチを食らいそうになってコケたりと、グレーゾーンを利用する卑怯な選手がちょこちょこいるから、こういう厳しい裁定があっても良い気もしたり・・。RIZINでの大雅vs白鳥戦なんかも、大雅がダメージを受けた後にパンチ振り回し→バックハンドブローを打ちながら転がったらダウンを宣告された試合がありました。

厳しい気はするけどこういう裁定があってもいい・・でも、一歩間違えば最悪の誤審になる可能性もあるわけで、ホント難しい判断だと思いました。ただ、今回に関しては仮に再戦すれば与座は早い段階で倒しに来そうだし、逆に中村が与座に勝つイメージが今回の試合では湧かなかったので、まあしゃあない判断なのかなと思いました。

競技としてもし審議があった場合の判断はまた別だと思うんですけどね。


これが旧K1の場合、、






マイティモーvsチェホンマン戦でおもいっきりローブローなのにダウン宣告。

さらに解説の谷川プロデューサーが「腸蹴りですね!!」と謎擁護。もちろん後にダウンは取り消しになったものの、試合結果はそのまま変わらず。

腸蹴りとはいったい何だったのかという謎は未だに解けておりませぬ😂😂


もうこの件をブログに書くのに飽きるくらい何度も触れてる伝説の腸蹴り事件です。




■アベマ格闘Ch ABEMA presents RISE ELDORADO 2024

65キロでは去年GLORY王者に勝ってしまったチャド・コリンズとミゲール・トリンダーデとかいう外人が対戦。

 

この試合の前には同じく去年の大会でGLORY上位ランカーを倒した白鳥がイソンヒョンにダウンを奪われて完敗してました。近年は70キロで戦っていて劣化が激しいわけでもないイソンヒョンと、下から上げてきてハードパンチャーでもない白鳥ってどんなマッチメイクやねん!って思ってたら、案の定ごくごく普通に白鳥が負けてて意図のわからないマッチメイクでした(笑)


でもチャドコリンズに関してはしばらく安泰だろうと思っていたら、、




いきなり右フック(たしか)を貰ってダウン。
チャドはこのダメージを引きずってる様子で、このまま立て続けにダウンを奪われて衝撃の1RKO負けでした。再戦をすればもっとペースを合わせて戦うと思うけど、一気に最強選手扱いになったチャドを瞬殺したミゲールさんのインパクトは抜群。




解説の原口もビビってるのかワクワクしてるのかわからんリアクションでおもしろかった。
今年開催されるらしい65キロトーナメントにチャド、原口、ペットパノムルン、ミゲールさん、イソンヒョンあたりは内定なのかな?


アベマの視聴数は最後の試合が終わった辺りで103万くらいでした。
去年12月のGLORYとの対抗戦が72万くらいだったから、なんだかんだ対抗戦効果はあるんでしょうね。