ムービーが長すぎるアクションRPGのお話です
ヴァルキュリア戦。
タイトルにもなってるので当たり前っちゃ当たり前ですが、ヴァルキュリアと呼ばれる敵と戦う機会が何度もあります
戦場のヴァルキュリア=部隊名とかそんなイメージをずーっと持ってたんだけど、この蒼き革命のヴァルキュリアでは死神的な敵キャラの呼称になってる。
本家シリーズでヴァルキュリアがどんな存在なのかはやってないから知らん
このゲーム、とにかく金が貯まらない。
アイテムの買取価格もブックオフが真っ青になるくらい安い
クリアするだけなら問題ないけど、もしもトロフィーをコンプしたいなら無駄遣いは控えた方がいい。
俺は最終章になるまでほとんど攻略情報を見てなかったからかなり無駄遣いしてしまった
ヴァルキュリアが隊長である主人公の名前を呼んだことに驚く隊員たち。
私怨のために国を煽動して戦争で復讐を果たす・・というストーリーなんですが、意外といえる展開は特になかった。
もしかしたら終盤は凄惨な感じになるかも!?と予想もしてたけど、良くも悪くもベタでした
王女が歌うだけでも激寒展開だというのに、民衆まで歌いだすシーン。
うおおおおお!!と熱狂すべきなのか、感動して言葉を失うべきなのか・・
もちろん俺は笑ってしまいました(笑)
そして最終決戦でもみんなで歌う
あのさあ・・・。
こういうのが好きな人にとっては期待を裏切らない展開かもしれませんが、オタク向けアニメを見せられてるような感じがどうしてもダメ。
置いてけぼりにされた気持ちです
こうして、伝わっている歴史とは違う真実を知った男。
プレイヤーが操作する戦い=昔の出来事でしかないので、ある意味ではこいつが主人公ともいえます
結末に関しては、う~んって感じですね。
最初からそういう結末にすると決めていて、そこへ強引に持って行った感が強い。
まあそういうストーリーだから当たり前なんだけどさ
YouTubeに隠しEDがあったので見てみたんですが、これはこれでなんかなあ・・って感じ。
悲惨な結末だけど良い映画を見た時は、こういう結末があってもいいじゃん!って気持ちになるけど、これはそうならなかった
■プレイ時間:35時間13分
難易度EASYでクリアした時間です。
クリア時はレベル60前後、フリーミッションクリアは100回以上、ムービーはスキップ無しという状態でした。
つか、ムービーだけで5時間はあったような気がします。
いや、下手したらもっと長いかも・・
早ければ最低限の育成&ムービースキップで20~25時間もあればクリアできると思う
■トロフィー取得・・・・70%(23/28)
時限もオン要素も無し。
ストーリー全ステージSランクはクリア後に再プレイでOK(2周目も有り)
■親睦記念メダル
全コミニティイベント発生。
コミニティイベントはミッション終了後に発生してるか確認できるので、マークがついてたら探す。
10章の段階で愛国者以外のイベントはすべて発生。
愛国者だけは最終章にまとめて発生した
トロフィーコンプを目指すなら嫌でも達成できるとは思いますが、全装備を鍛える素材を早めにGETしたいならドロップ率アップのポーチを作成した方がいい。
画像のように素材取得率がかなり上がります
■金花記念メダル
ショップでお金を300000使う。
これが全てといっていい条件なんですが、サイドアーム開発に費やしたお金はカウントされないという点に注意。
なので、お金を貯めてセーブ→サイドアーム開発かショップで買い物をしてトロフィー取得→ロードして取っていない方のトロフィーを取ると金貯め作業を軽減できるとのこと。
知らずにサイドアーム開発に金をつぎ込んでたんですが、使う兵器タイプ以外は金の無駄といっていい。
とはいえ、節約したとしてもクリア後に金貯め作業をそれなりにしないと全開発や300000消費は無理だと思う
そんな感じでコンプに掛かる時間は45~50時間くらいという印象。
もちろんスキップを活用したり、最初から効率の良い方法でやってれば30~40時間くらいだと思う
★感想★
架空の歴史を題材にしたアクションRPG。
ある部分にかなり力の入ったゲームである一方、好みが分かれるゲームだなとも思いました
ストーリー
大罪人と呼ばれ処刑された5人。
この5人が引き起こしたといわれている戦争とその顛末を追う・・って話なんですが、とにかくアニメオタク向けといった感じのキャラや展開が多く、ここでかなり好みがわかれる。
特にお姫様が歌でどうにかするって場面は見てて恥ずかしくなるくらい寒い
良い点は復讐をテーマにしていて、しっかりケジメをつけていく点。
どんな悪党でも許すという甘い話が多い国産ゲーには珍しいかも
結末がわかっている中、そこに至るまでの過程を追う話なんですが、処刑される=悲惨なはずなのにそれが全く感じられなかった。
やりきれないような何とも言えない気持ちにさせるのが狙いだと思うけど、キャラに感情移入できなかったせいで全然だった。
そもそもなぜ処刑されたのかって理由がね…
隠しEDは悲惨な結末に希望を持たせるというか、想像にお任せしますという部分にかなり突っ込んでいる内容。
だけどそもそも悲惨な結末に感じなかったところへ、そのEDが合わさるとギャグにみえる(笑)
キャラクター
オタクアニメの王道といっていいキャラが勢揃いのオールスター。
ゲーム開始直後にドバーッと一気にキャラが出てくるのでわけわかりませんが、ある程度遊んでいくと区別がついてくる。
好きな人にはツボを抑えてるキャラ設定といえるかもしれませんが、そうでない層からするとセリフやキャラ設定が狙い過ぎてて笑えてくるかも(笑)
ミッション中に死んで蘇生させることができないとそのキャラはロストするというファイアーエムブレム的なシステムだったようですが、EASYだったせいか全然気づきませんでした
ムービーゲー
とにかくムービーが長いし頻繁に発生するゲームです。
今日は1時間だけ遊ぼ~!と起動したら、10分操作して後は全部ムービーなんて事もありえる。
他のゲームなら文字だけで描く部分もムービーにしてる感じなんで、それがオタク向けな雰囲気を更に強くしてる。
声優とかが好きな層にはピッタリでしょうけど、そうでない層には厳しい
近年のRPGでここまでムービー連発はちょっと思い浮かばないかも。
ムービーゲー=クソゲーなPS2時代を思い出すような作り。
ゼノサーガ、グランディア3みたいな。
その時代を知ってる層なら懐かしいor古臭いという印象を抱くだろうし、逆に近年のゲームしか知らない層は新しいと感じる可能性もある
僕はPS2時代のムービーゲーにウンザリしてた人間なので、これだけムービー地獄なのはキツかった
バトルシステム
無双シリーズのようなアクションRPGになってます。
しかし、行動するためにゲージの回復を待つ必要があり、アクションなんだけどコマンドRPG的な要素が含まれてる。
剣を振るためにワンテンポ待つ場面が結構あるんですよ。
スキルや銃を使うためにコマンドホイールを開く必要があったりするし、もっと直感的な操作で遊べた方が良かったな。
わざわざ爽快感を薄めている感じというか
あとはレベルがガッツリ上回らないと雑魚ですら固いし、一部ボスが異常に硬い。
強いボスなら育成するか上手くなって対処しようと思えるけど、このゲームの場合はただ面倒でウザい。
無駄に動き回ったり、ダメージを与えられるタイミングを限定してきたりと、一昔前のボリューム水増しゲーに近いバランスのとり方でイライラした
これはPS2時代とかにリリースされていたなら印象は違ったかもしれませんが、この時代に大人になってから遊ぶのはきつかった。
国産ゲーだからこその雰囲気は出てますが、国産ゲーの悪い部分もベストアルバムのように散りばめられている
本家ヴァルキュリアシリーズとはちょっと違うらしいので、これでシリーズを敬遠するという事はせず、いつか本家も遊んでみたいと思う