茶色いおかずは美味しいおかず
横になっていたらいつの間にか眠ってしまっていた
TVで落語を聞こうと思っていたのに
寝てしまっていた
もう辺りは暗い
ご飯を作ろう
自分が作るのは自分が食べたいから
親の為ではない
どうしても食べたくなって買ってきたおからを煮る

人参とひじきと油揚げと豚ひき肉と
玉ねぎは2回に分けて入れて煮る
味付けは
ダシと砂糖とキザラと醤油とめんみと酒
量は適当
自分の舌を信じるしかない
一時期どうしても甘くなりすぎて上手く出来ない時期があったが
今日は
良い感じに味がまとまった

見切り品のレンコンさんできんぴらを作る
シャリシャリしていて美味しい
スーパーの見切り品コーナーは神だと思う

これに鰯を焼けばサイコーだったのだけれど
もうしんどくてダメだ
今日は諦めよう
こういう潔さは大事だ
おからがたんぱく質なので
鰯を焼かなくてもバランス的には大丈夫
味噌汁は母親が作ってくれている
味噌汁だけでもとてもありがたい
ご飯はジャーが炊いてくれている
文明の利器のありがたさよ
そういえば
子どもの頃はジャーなんかなかった
ガスで炊いて
それをどうしていたのだろう
保温ジャーはあったのだろうか
ガス釜で炊いて保温ジャーに移していたのか?
TVは狭い公営住宅だったのに2台あった
一台はカラーテレビで
もう一台は白黒TVだ
お湯のポットはあったっけ。。。。。
お風呂は離れた場所にあったけれど
別に何も問題なく入りに行っていた
冬は移動に寒いとかなかったのだろうか
特に記憶にないので平気だったのだろう
隣に独身の中学の先生が住んでいたので
おかずの差し入れを持って行ったら板チョコをいただいた
反対側の隣にはトラックの運転手さんが住んでいて
美味しいものを沢山持ってきてくれたが
どうやら何かで捕まった様で
子どもの頃はそれ以外は理解できなかったが
そのトラックの運転手をやっているお隣さんはいなくなった
あの頃は人にエネルギーがみなぎり
豊かな時代だった気がする
茶色いおかずを作って昔を思い出す
こうやって昔は良かったと思う事は
年を取った証拠だなと思う