金曜日の夜
一週間が終わった
仕事中、疲れが出てしまい
どうにか同僚達と気が紛れる話しをして乗り切る
仕事帰りに治療院で身体のメンテナンスをしてもらい
ふぅ~っと家に帰った
家につくや否や
「お父さんの薬がもうなくなる」
と母親が言い出した
おかえりなさいでもなく
お疲れ様でもなく
帰ってすぐに浴びせられた言葉は
お父さんを病院へ連れて行けという指示だった
母親とは生まれた時から一緒にいるので
こういう人だとはわかっているけれど
疲れている時にこうされると
情けない気持ちでいっぱいになる
そして
自分の休みの予定を見ると
明日しか行ける日がない
ヘトヘトに疲れている事を伝え
朝早くはいけない事は伝える
こっちが死んでしまいそうだが
以前は仕事も辞めて家の事をやっていたので
もっと酷かった
座る事も出来ずに
座れるのはトイレの時と
倒れた時だけ休めた
介護をして自分の時間と体力を奪われ
お金もなくなり
一体自分は何をしているのだろうと思うが
仕方がない
政府は家族がいる高齢者は
家族にみてもらいなさいというスタンスなのだ
これが介護の制度を使っていてこうなのだ
54でガンの治療中で体力もない
生きる為に仕事へいき生活費を稼いでいる
それだけでもいっぱいなのに
2人の親の事で更に時間と体力を奪われる
こんな事をいって
どれだけの親不孝者なのだと思われても良い
介護をしている人にしかわからない事だ
自分でできるだけの事はしてきたし
今もできうる限りの対策をしている
その結果がこれだ
参議院選挙の投開票日が目の前にある
選挙に血湧き肉躍る自分が
なんだか
今回の選挙に目がいかない
目の前の生活でいっぱいだ
こんな状況は
自分だけではないだろう
政治家たちは
議員になることが目的で
議員になる前に言っていた事は
忘れてしまうのだろうか
いや。。。。そんな事を言ってもはじまらない
はじまらないが
それらを踏まえて
人生は
はやく死んだもの勝ちだなと思う