バスに乗っていると
大きな蜂の様な虫が飛んでいる
こんな時に蜂に刺されたくはない
しばらく蜂の行き先を見守っていたが
バスの中はクーラーが効いていたので
少し弱っているように見える
ま、いっか。。。。
と思いぼんやりとThe北海道の景色を眺める
時間調整の為にとまったバス停で
また蜂がぶーんと飛び始めたので
運転手に
「大きな蜂みたいな虫が
始発から乗っています
悪さはしていないけれど。。。」
と伝えると
運転手はハエたたきとほうきを取り出し
どれどれと立ち上がる
自分の後ろの座席の若い男性が
蜂の行方を追ってくれていて
何も言わずに蜂のいる方向を指差してくれた
外国の男性は
運転手が蜂をハエたたきで仕留めている様子を動画で撮影していた
他の乗客は
前を見て我関せず状態だった
運転手は
運転席に戻って行き
ハエたたきとほうきを所定の場所に戻し
後部座席の自分の方を見て
「またいたら教えてね」
と大きな笑顔を向けてくれる
後部座席から
「わかりました〜」
と大きな声で答えたが
回りは相変わらず「我関せず」状態で
令和の世の中の現場を見た気がした