スーパーへ行くと
レジに新人さんがいる
見るからに新人さんで新卒だろう
可愛い
とにかく可愛い
前のおばあちゃんとの会話は全く噛み合っていない
慣れない新人さんと耳の遠いおばあちゃん
新人さん「1050円お預かりします」
おばあちゃん「足りないかい」
新人さん「。。。。。」
おばあちゃん「足りてるかい」
新人さんは両手をパタパタと鳥が羽ばたく様にしたかと思うと後ろの先輩に目線をやる
どう対応したらいいかわからないようだ
社会人一年生は
こういう感じだったっけ
何もかも初々しい
自分の番になり
ゆっくりと丁寧にレジを通す新人さんを
自分の娘か孫の様な顔で見守る
箱で買ったりんごをカートの下に置いたままだったので
会計に入れたかどうか聞くと
反応が薄くその問いに対する明確な答えはない
でも、まぁ後ろに先輩がいるし
その先輩がりんごを下においたままで良いと
自分に声をかけてくれたので
レジはちゃんと通っているだろう
今日は現金で支払ったが
釣り銭をどうやって客に渡して良いかわからない様子で
もう。。。。。可愛いくて仕方ない
こんな初々しい時期が自分にもあったのだろうか
これからあちこちで新人さんを見かけるだろう
初めての仕事は慣れるまで
色々大変だと思う
社会にでたことのない若い子なら尚更
社会の厳しさを目のあたりにするだろう
皆が皆優しい人ばかりとは限らない
底意地が悪い人もいる
皆自分の仕事をしながら新人さんを教えるので
教える方も大変だ
社会に出て病んでしまったりする人もいる
今は退職代行を使って退職する人も多いらしい
でもね
みんな最初は新人だった
最初から出来る人はいない
だから身体と心を壊さないように
頑張れ
と、スーパーのレジの新人さんに心の中でエールを送って店を出た
節分の御福豆

いただきます

