予約時間を5分過ぎた頃に
検査室に呼ばれる
病院へ行くときは
金具のついていない服を着ていく様にしている
検査時に着替えるのが大変だし
時間のロスになる事は避けたい
いつもの検査室の先生に
腰のベルトとかはないかい
下着は金具ついてないかい
ウエストは。。。
と、一応念入りに確認されたので
トレーナーの裾をめくって
ウエストがゴムのスエットだということを見せる
医療機関でのこういう確認は大事だなと思うし
患者も病院にかかる時は
それなりの服装をする事が大事だと今までの闘病から学んだ事だ
患者力はこういう小さな事からついてくる
骨密度の検査は
痛くも痒くもない
ただ仰向けにジッと寝っ転がっていたらいい
3分くらいだろうか
機械が自分の上を行ったりきたりして
いつもの様にあっさり終わった
検査が終わって
5分待っただろうか
診察室に呼ばれる
いつもの能面の様な笑わない医師が現れて
検査の結果をジーっと見ている
この瞬間は
いつもちょっとドキドキする
先生が顔をあげ
こちらを見ると同時に
「うん、どちらも上がっている。いいですね」
と、言いながら検査の結果を渡される

ぱっと見
どこが良いと言っているのかわからない

この医師は普段から愛想笑いをしないので無愛想に見えるが
自分は何度かこの医師を笑わせた事がある
その時も検査の結果が良かった時で
今日はそんな能面の様な医師が笑顔を見せてくれ
ジョークまで言い始めた
患者の経過を一緒に喜んでくれる医師は
良い医師だと思う
先週転んで身体を酷く打ち付けた事を伝え
もしかしたらその反動で骨が強くなったかも。。。と思っていたと言うと
医師は
「転ぶのは色々リスクがあるので転ばないほうが良いですね」
と真面目に返されてしまった
若いのに。。本当に真面目な医師だと思う
血液検査をしてその結果は10週後の定期通院の時
整形外科の血液検査では
カルシウムが血液に出てしまっていないかをチェックして貰っている
医師と病院のスタッフ達に
「今年もお世話になり、ありがとうございました」
と挨拶して病院を出た
今回骨密度が上がったという嬉しい結果ではあったが
まだ通常の方を下回っている
