乳房摘出術後、初めての温泉 | pinocoのブログ

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巨大子宮筋腫、乳がんetc·····
何があっても自分らしく生きる七転び八起きの精神でユーモアを忘れず生きています。

伯父の今日のクラス会の会場は

うちの近くの温泉だ



伯父を送るついでだ

両親にも風呂に入りにいくかと聞いてみると




「行かない」


というが

行かないと言ったすぐあとに


「行った方がいいかい」


と聞いてくる


「行きたくなかったらいかなくてもいいけれど

無料券もあるんだし、体調悪くなかったらお風呂入りに行ったら良いんじゃないかい」



高齢の両親は

役場からその温泉の無料券をいただいているのだ


「行こうかな」


と、行く気になったようだ



せっかくなので自分も入って来よう

自分は200円引きの町民割引券があるので

550円で入れる



乳房全摘術後、温泉には行っていなかったが

なんとなく行けなかっただけだ



温泉で人の裸なんかマジマジ見ていないものだ




だが

今日、たまたま向かい合ったおばさんが

自分の胸の傷が目に入ったのだろう

もしかしたらお腹の傷も見えていたかもしれない


急に厳しい顔付きになり

身体ごと向きを変えた


胸の傷に目線がいったあと

話しかけてくるのかもしれないな。。。とも思ったが


ぐるりと向きを変えた


こういう気の使い方が出来る人は

粋だなと思う



そのあとも

露天風呂や様々な泉質の温泉に入ったが


移動の時にタオルを首にかけて

なんとなく胸の傷を隠す様にして


湯船につかる瞬間にそのタオルを頭に巻く


というナイスな方法を考えついた





2015年の子宮全摘術の傷跡も

まぁまぁ大きな傷だが


見た目は「お腹に傷がある」というだけだ


胸は傷があるということより

「胸がない」という事に、見た人はびっくりするのかもしれない



自分は手術が終わってから

なくなった胸を見て

絶対ショックを受けるだろうなと思っていたが


案外そうでもなかったのは

予想外だった



そんな事を思い出す

術後2年経って初めての温泉だった




温泉で温まったので
母親も父親も汗をかいている

お水はもちろん飲んでいるが
アイスを食べよう



ソフトクリームを売っている食堂が
閉まっていたので、売店で買うことにした

温泉で温まった身体に
はちみつレモンのアイスキャンディが美味しい


温泉によくありがちな謎のオブジェ



術後、なんとなく行けていなかった温泉だが

今日行った事で

もう大丈夫な気がする


今日、なんとなく周りを見てみたが

身体に大きな傷がある人はいなかった



乳房摘出後の温泉

皆さんはどうされているのだろう