乳腺外科の外来②─2024年2月7日─また間違えている | pinocoのブログ

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巨大子宮筋腫、乳がんetc·····
何があっても自分らしく生きる七転び八起きの精神でユーモアを忘れず生きています。

笑わないアイドルみたいな女医は相変わらずで


どの時間でも

こちらが「おはようございます」


と言っても返ってくる言葉は常に


「こんにちは」


ある意味ブレない姿勢が気持ち良い



おはようございます

こんにちは


いつもの様に噛み合わない挨拶から診察は始まった



「何か変わった事

聞きたい事はありませんか」


と、当たりさわりない言葉をかけてくれる


手術したところを中心に出ている蕁麻疹の事を聞くと


「蕁麻疹ですか.......それはインプラントのせいじゃないでしょうか」


「インプラント......ですか?まだ入れていませんが.........」


「あれ.........?ああ、エキスパンダーでしたね!」


「いいえ、エキスパンダーも入れていないですし、そもそも術式をまだ決めかねている段階です」



「え.........?」


と言いながら

電子カルテに再び目を向け



これ......と言いながら

電子カルテを見せてくれた


そこには大きなフォントのしっかりした文字で

画面の上の方に


エキスパンダー+インプラント再建


と書かれてあった


女医は

「ね........」


といった表情でこちらをみるが

それを見せられても


「本当ですね」


というしかない

更に


「再建の話しは形成外科の問題なので」


と、大学病院特有の言い回しをしてきたので

このことは形成で確認しようと思い



蕁麻疹の話しに戻ったが


ガンの餌になる女性ホルモンを徹底的に抑えるアロマターゼ阻害薬は他にもあるから、蕁麻疹の症状が治まらなかったら、薬を変える事もできるからと


そう言ってくれた


珍しく電子カルテに書き込んでいるなと思って

見ていたが


笑わないアイドルみたいな女医はおもむろにこういった



ここまで聞いておいてなんですが

私、来月から一年間いなくなるんです....戻ってくる予定ではありますが......


だから、聞いたことはちゃんとカルテに入力はしていますからね。

でも新しい先生と相談の上お薬のこととか決めてくださいね


と、女医はまた電子カルテの画面を見せてくれたが

。。。。。



 この女医はきっと患者自身には興味がないと思う

術後の確定診断が出たあとの治療を決める時も一週間前と真逆の事を言って

女医自身が混乱していた



 



笑わないアイドルみたいな女医がいなくなる事に何も未練はない

いつもネタを提供してくれる医師だったので

それはちょっと残念な気持ちがするが

患者としてはリスクの高い医師だったので正直ホッとしている


しかし

術後から主治医になった女医にお別れの挨拶はきちんとしたい



「先生、身体に気をつけて頑張ってくださいね

ありがとうございました」



そう伝え

会計を終わらすと

次の医師はチームの中でもひょろっと背の高い

松田優作似の若い医師の名前が入っていた



松田優作似の医師とはほとんど話しをした記憶がないが


笑わないアイドル女医よりはマシだと願いたい






そして


なぜか清々しい気持ちで職場に向かった