買い物にも行かず家にこもっていた週末
起きて顔を洗い
日焼け止めだけ塗り
Zoomでの英会話レッスンを楽しむ
30分の英会話レッスンは
本当に楽しくてあっという間に終わる
自分の英語のインチキ具合が身に染みてわかる時間だが
そんな事はどうでも良い
だからレッスンを受けているのだ
レッスン前のお稲荷さん

愛鳥と戯れながらぼんやりと好きな本を読む
体の怠さと痛みはまだあるので
ひたすら休もう


夕方、アイロンをかけていると
横浜の従姉妹から一枚の写真が送られてきた
懐かしい
でも.......
一体いつの写真なのだろう
従姉妹もいつのものかわからないという
横浜の従姉妹たち、伯母さんや親戚も揃っている
場所は祖父母の入っていた施設だ
じいちゃんの葬式だよね
というところまでは話しているうちに思い出した
でもそれが一体何年前だったのかはもうわからない
皆が若いので相当前のものだということはわかる
こういう事を驚くほど覚えているのがうちの母だ
母に写真を見せると
じいちゃんの葬式の時だということと
ばあちゃんの具合が悪くてばあちゃんは葬式に出る事が出来なかったということを教えてくれた
この写真は平成16年の9月
19年前のものだ
滅多に来れない横浜の従姉妹たちを連れて
祖母がいる施設に会いに行ったんだった

この時祖母は認知症になっていて
自分の娘の事もわからなくなっていた
祖父母と一緒にいた時間が長かった自分の事は忘れずに居てくれた
誰かわかる?と聞くと
『Pinocoちゃん』
と答えてくれた事を思い出す
この後祖母は施設で転んで寝たきりになり
話す事も出来なくなり
病院へ移り
2年後静かに亡くなった
大好きな祖父母が亡くなって
そんな年月が立つのだ
人の一生は宇宙レベルで考えると
一瞬だが
祖父母と過ごした時間は
かけがえのない宝物だ
そして
祖父母は時々夢に出て来てくれる
不思議と自分が窮地の時や
何か困った事が起こる前に出てきてくれる
何があっても大丈夫だと思えるのは
祖父母が大丈夫だからと教えに来てくれるからで
もうどうしようもないという事が自分の身に起きてもちゃんと道が開けるのだ
ある時は
夢に出てきた祖母に泣きながらつらいと訴えた事もある
祖母は
生きている時のままの笑顔で大丈夫だからと
抱き締めてくれて
帰って行った
夢と言ったが
夢ではないとわかるのは祖母のにおいがしたからだ
自分の辛すぎる現実を
見るに見かねた祖母が応援に来てくれたのだと思う
そしてきっと祖父母には見える未来が
そんなに悲観するものではない事を教えてくれに来ていると思っている
でもそれはもちろん自分の言動で変わる事も知っている
だから今までもこれからも
自分らしく生きていこうと思う
不思議だけれど
自分の体験からの事実だ
ついこないだも祖父母が夢に出て来てくれた
祖父母が出てきてくれると
何が起こっても大丈夫なんだという気持ちにさせられる様になった
子供のころからずっと側に居てくれた祖父母は
今も守ってくれているんだと思う
祖父母も好きだった林檎さま御一行
穏やかな一日をありがとう