術後217日
ホルモン療法183日目
今月に入り、高校の恩師から封書が届いた
その恩師は今年で90才になるが
とてもパワフルで、バイタリティ溢れる人物だ
何だろうと開けてみると
『○○倶楽部入会のお願い』
とある
この○○倶楽部というのは同窓生の親睦団体だ
自分の母校は昨年創立100周年を迎えた
伝統ある高校だ
40年程前には政界にも先輩達の名が連なっていた
この地域では、石を投げると母校の卒業生に当たると言われる位、地元の企業に卒業生が活躍している
伝統ある母校の倶楽部には
著名な方々が沢山いる
いや、むしろほぼ著名な方々しかいない
そんな倶楽部の入会のお誘いが
自分に来るとは思わなかったし
自分が入って良いのかという気持ちでいっぱいで、すぐに恩師に連絡した
恩師の返事はこうだった
『楽しい会だよ。嫌だったらいつでも辞めることも出きるから入ってみないかい』
そうか、
先生が誘ってくださったのだから、入ってみよう
自分だけでは体験出来ない世界もあることだろう
場違いな事は充分承知だが
ちょっと面白そうだなという気持ちもあり
入会することにした
昨夜、そんな倶楽部の会合と懇親会に行ってきた
会合は17時15分から始まっていた
仕事終わるのが17時15分なので
終わってすぐに向かう
恩師との数年振りの再会
当たり前だが、会っていなかった年数分、年をとっている
年を取っていてもやはり先生だ
周りをみるとやはり新聞雑誌で見かける顔が揃っている
平均年齢は·······おそらく60····いや、70だろうか
講演会
総会
懇親会と会はスムーズに進行されていく
懇親会では恩師が皆さんと話すきっかけ作りをしてくださり
参加されている皆さん一人一人と少しずつだけれどお話しさせていただいた
比べるものではないが
職場のニワトリおばさんと次元が違う
何だろう
とても波動の高い心地よい空気が流れている
場違いな場所だと思っていたその場所は
心地よく温かい場所だった
因みに
自分がもしガンになる前だったら
このお誘いは断っていただろう
ガンになって
自分の考え方が変わった気がする
自分にはふさわしくないと決めていたのは勝手な自分の思い込みだ
今回の事だけではない
ガンという病気は
自分にとって色々なことを教えてくれている気がする
まずは
誘って下さった恩師に感謝