『やっぱり弔電を出そうと思う』
母がさっきこうおもむろにこう言い出した
母は最近頭で考えていることが
言葉にパッと出てこなくなっている
何を言いたいのかをくみ取らなければいけないのだが
この母のいう弔電は何を意味するのだろうか
はてなマークを浮かべたまま
一休さんの気持ちになって次の言葉を待つ
『年賀状じゃなくてさ、弔電にする』
弔電という言葉から離れられずにいる母だが
年賀状のキーワードでピンときた
喪中の葉書にするという事だ
今年の1月に母の義弟である自分の叔父が亡くなった
それで昨夜、今年は喪中にするのか確認をしたところ年賀状を出すと言っていたので
あぁ、そうなのねと思っていたが
一晩じっくり考えたのだろう
あんなに仲の良かった
兄弟が亡くなって、明けましておめでとうじゃ
流石に叔父さんが浮かばれない
いや、きっとこの会話を聞いて笑ってくれているかもしれないな
ちょっとホッとして
喪中葉書のデザインを考えていた
宛名の入力は
まずは母親に整理をしてもらってからだ
さて
そんなこんなで
なんだかんだバタバタしてしまったが
傷口が痛むし
浸出液も今日は血が混ざっている
身体もすぐにこわくなるし
(北海道弁です♡だるいとかしんどいという意味)
無理は出来ない
今度こそゆっくりと
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