夏休みの宿題を最後の日にやる
今までそんな人生は送って来なかったが
50を過ぎた今
それをやっている
ジョン先生からの入院中の課題は
Beatlesの
I'll best backをマスターせよ
そしたら10日なんて
あっというまに過ぎるから
············────·(*´;ェ;`*)
泣ける台詞だ
ジョン先生らしい
愛でいっぱいの課題を出してくれた
手術を受けて
ガンがセンチネルリンパに転移していたことで
I'll be back
という明るい気持ちにはなれずにいた
Beatlesのyesterdayや
マイケミのCancerがしっくり来て
それらをただぼんやり聴いていた
無理に気持ちを奮い立たせてはいけない
そういう時間も必要なのだ
現実を受け入れるとは
時間が必要なことが多々ある
ガンがわかったときも
明るい気持ちでいたほうが良いとか
楽しいことを考えてとか
そんなことをいう方がいたが
その人たちは
相手に寄り添っているようで
自分の意見を押し付けているだけだ
良かれと思って言ってくれているのはわかるので
あえてそこを否定はしないが
そうだね······と答え
そういう方とは
今はそっと離れたいと思うだけだった
おっと·········
脱線した··········
ジョン先生からの課題に戻ろう
明日の退院を控え
一回もやらなかった····じゃあ
ジョン先生に合わせる顔がない
ヤル気はあるのよ
やる気はね·········
そのやる気を見せよう·····と
本を開いている