ものすごく落ち込んだときって
何をして過ごしますか
誰かに話を聞いてもらうのも手だけれど
ショックが大きいとき
その大きさに比例して人に伝える事が出来なくなりませんか
ショックで言葉が出なくなると昔からいうけれど
それは本当で
周りから
飄々としていて強いと言われる自分も
今回右乳房のガンがわかった時
相当なアッパーを食らったようで
その事実をすぐに直接話すことが出来たのは
何でも話せる友人と
信頼している職場の上司
一緒に働いている一人に言ったら
一気に話が広がり興味本位で色々聞かれ
もう二度と病気の事を話す気になれなかった
病気になって
大切な事とそうでないこと
大切な人とそうでないひとが
よくわかる
自分がガンになったことを
あちこちに
ペラペラと話すことは出来ずにいた
ただ
日記代わりに自分の心の中を表現しているSNSには綴っていた
そして
しっかり文章で残したいと思い
しばらく放置していたアメブロに書き出した
前にもここではなしたが
7年前にも闘病をしてそれをアメブロに綴っていた
元気になりいつの間にか書かなくなっていたが
今年の春
放置していたアメブロの事がふと気になって
整理をし始め
そんな時に
ガンが見つかった
アメブロはいつでも書き始められる状態に整えられていた
ガンがわかった時のショック状態は
想像を遥かに越えていた
何がなんだか良くわからなかったし
食べ物も喉を通らなかった
いや食べてはいたが
ただ口に入れていただけだった
バタバタと検査が進んでいく中で
よくわからない大きい不安と
なにものか分からない恐怖に
気持ちの整理などつくわけがなかった
整理をしたくても
考えることが出来ずにいた
だけれども
そんな状態だからこそ
状況はしっかり残したいと思った
自分の記録のために
強く思った
ガンになって悪いことばかりじゃない
自分の事
自分の周りの人たちとの関わりを見つめ直すいい機会になった
生きる事と直面し
本気で生きるとはなにかを
身をもって体験している
心から心配してくれる友人たち
大切な方たちから
様々な声をかけてもらっている
こういうときに心からの心配の言葉が
とても嬉しい
そうでない方もいたが
そんなことはどうでもいいと思う
そこに構っている時間が勿体ない
普段一人でいることが多く
あまり頻繁に友人たちと逢うことはしないが
この一ヶ月
沢山の友人たちと再会した
人は人に傷つくが
人は人に癒され助けられる
生きるってなんだろう
壮大なテーマだ
術後3日目の消灯後に
そんな事をぼんやり思う
今日は土用の丑の日
夕御飯にウナギの蒲焼きがでた
カユクナイカユクナイ
イタクナイイタクナイ
穏やかな一日をありがとう