術後3日目の消灯後に思う──生きるってなんだろう | pinocoのブログ

pinocoのブログ

巨大子宮筋腫、乳がんetc·····
何があっても自分らしく生きる七転び八起きの精神でユーモアを忘れず生きています。

ものすごく落ち込んだときって

何をして過ごしますか


誰かに話を聞いてもらうのも手だけれど


ショックが大きいとき

その大きさに比例して人に伝える事が出来なくなりませんか









ショックで言葉が出なくなると昔からいうけれど


それは本当で


周りから

飄々としていて強いと言われる自分も



今回右乳房のガンがわかった時

相当なアッパーを食らったようで





その事実をすぐに直接話すことが出来たのは

何でも話せる友人と

信頼している職場の上司





一緒に働いている一人に言ったら

一気に話が広がり興味本位で色々聞かれ


もう二度と病気の事を話す気になれなかった





病気になって

大切な事とそうでないこと

大切な人とそうでないひとが


よくわかる




自分がガンになったことを

あちこちに

ペラペラと話すことは出来ずにいた





ただ

日記代わりに自分の心の中を表現しているSNSには綴っていた



そして

しっかり文章で残したいと思い

しばらく放置していたアメブロに書き出した





前にもここではなしたが

7年前にも闘病をしてそれをアメブロに綴っていた

元気になりいつの間にか書かなくなっていたが



今年の春

放置していたアメブロの事がふと気になって

整理をし始め




そんな時に

ガンが見つかった



アメブロはいつでも書き始められる状態に整えられていた





ガンがわかった時のショック状態は

想像を遥かに越えていた



何がなんだか良くわからなかったし

食べ物も喉を通らなかった



いや食べてはいたが

ただ口に入れていただけだった



バタバタと検査が進んでいく中で

よくわからない大きい不安と

なにものか分からない恐怖に

気持ちの整理などつくわけがなかった


整理をしたくても

考えることが出来ずにいた




だけれども

そんな状態だからこそ

状況はしっかり残したいと思った




自分の記録のために




強く思った




ガンになって悪いことばかりじゃない


自分の事

自分の周りの人たちとの関わりを見つめ直すいい機会になった




生きる事と直面し


本気で生きるとはなにかを

身をもって体験している





心から心配してくれる友人たち

大切な方たちから


様々な声をかけてもらっている

こういうときに心からの心配の言葉が

とても嬉しい



そうでない方もいたが

そんなことはどうでもいいと思う

そこに構っている時間が勿体ない






普段一人でいることが多く

あまり頻繁に友人たちと逢うことはしないが


この一ヶ月

沢山の友人たちと再会した






人は人に傷つくが

人は人に癒され助けられる





生きるってなんだろう



壮大なテーマだ



術後3日目の消灯後に

そんな事をぼんやり思う









今日は土用の丑の日


夕御飯にウナギの蒲焼きがでた





カユクナイカユクナイ

イタクナイイタクナイ


穏やかな一日をありがとう