普段からわぁわぁ騒いだりしない
キャピキャピもしないし
どちらかというと冷めている
冷めているというとなんだかとても冷血人間のようだが
そうでもない
なにかがあって
そこに動揺して
おろおろしっぱなしでは
その何かの解決は遠くなる
何かが起こった時
その何かにたいしてのモチベーションとして
あぁ、そうなんだ
と、思い流す
時間の流れが皆に平等の様に
何があってもただ受け流す
それを嬉しいと思うのも
そうでないと思うのも自分で
直感的に思うのは仕方がない
そこまでは野性的なもので
もうどうしようもない
その後の事は
それを受け入れる自分が
その価値を決めると思っている
何があっても飄々として見えると
よく言われるが
そういうスタンスで生きているからなのだろう
水鳥が悠々と水に浮かぶ一方で
水面下では必死に乞いでいるのに似ている
ガンだとわかった時に
そういう自分を取り戻す時間はそこそこあった
いや、もしかしたらまだ取り戻し中なのかもしれない
それはそれでいい
雨の日は良い
雨の日の通勤のバスの中で
あぁ、雨が降っているな
とぼんやりと流れる窓の景色を見ている