やっと雨が降ってくれた
先週の月曜の午前に乳ガンの告知をされ
午後からだったがその足で仕事へいき
金曜日まで普通に仕事をした
普通に見えていたと思うが
自分の中では普通ではなかった
お願いだから
せめて雨が降ってほしいと
心から願った
なのに
この一週間
晴れていてつらかった
ようやく雨が降ってきて
心の底からホッと出来る休日になった
そんなホッと出来る雨の日の今日は
午後から嬉しい約束があった
yesterdayを歌いたいから教えて、と
英語の先生にお願いしていた
今日はその先生ともうひとり
スペシャルな方と久しぶりの約束の日
先生は、元高校の英語教師
スペシャルな方は、元ゴスペルシンガー
このふたりとの出逢いもまた
何かに導かれたかの様な
不思議な出逢いだったのだが
それは別の機会にここに綴れたら良いなと思う
そんなすごい2人と一緒に
英語も歌もただ好きなだけの自分が
なんともいえない贅沢な状況で
教えてもらうYesterdayを
臆すことなく歌っている
先生の授業は楽しくて仕方がない
自分がガンだということを
忘れてしまうくらい
いつも通りの
楽しい時間が流れた
そこは
カラオケボックスでもなく
カラオケ喫茶でもないのだが
そういうことが
出来る特別な場所だということは書いておこう
レッスンといっても
先生のいつも楽しいお喋りが8割で
それはとても楽しく平和な時間だった
先生が持ってきてくれた本に
片仮名でルビが書かれているのを見つけて
英語の先生が英語に読み仮名をふるなんて
見てはいけないモノを見てしまった様な気がして
笑った
先生の名誉の為に
読み仮名をふってあったのには
ちゃんと理由があって
先生が必要だから書いてあるわけではなくて
生徒が覚える手段のひとつとして
読み仮名をふったのだそうだ
英語にカナをふってしまうと
そちらに気を取られて
かなり読みにくいし
英語を習う意味がなくなる気がする
そう思うとまた可笑しい
大好きな雨の日に
平和すぎる時間を過ごした
そして
ガンに負けないで
こんな平和な時間にまた戻ってきたいと
強く思った