2017/4/12 子宮全摘術後1年4か月 マンゴーフラペチーノの空─リハビリの帰り道 | pinocoのブログ

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巨大子宮筋腫、乳がんetc·····
何があっても自分らしく生きる七転び八起きの精神でユーモアを忘れず生きています。

4月も半ばになるというのに、雪が降った
冷たい風もぴゅ~ぴゅ~いっている



リハビリ病院の駐車場で、もくもくの雲がお日様をパクリと食べる瞬間を見た

もくもくの雲が中国に有りそうな、なんちゃってミッキーの顔にみえる




なぜかリハビリ病院にいる間中、咳き込んでしまう



昨日の鍼治療が効いているのか、体の痛みはほとんど感じていない

痛みが少ないので、いつも出来ない事が今日は出来るメニューがあり、嬉しい


痛みが出なくても、右側のおなかに力が入らないので、仰向けで寝た状態で左側の足を上げる事は出来なくて、ちょっとがっかり
まるで自分の足では無いみたい



右側の足は上げる事が出来るのは、左側のお腹にしっかり力を入れることが出来るためらしい


どうにか杖で歩けるようになっても、QOLは低いままだ

今日、リハビリの先生に、ふと、こういってしまった

「QOLはいつ戻るんだろうね…」



QOL=quality of  life(生活の質)



先生は、何気に言ってしまった自分のこの言葉に嫌な顔一つせずにこう言う


「本当にそこなんですよ。ここで足が動いても実際に毎日の生活に支障がないって事にはなっていないんですよ。
そこが僕たちの課題でもあるんです」


この先生もたまには良いこと言うなと思いながらさらにこう言う


「先生方はここで定期的に逢ってその時間だけの訓練だけれど、私たち患者はこの不自由な体の状態がずっとなんだもん・・・
24時間毎日だよ・・・きついよね・・・」



文章にしたら重い話題ではあるが、割とあっさりと、そして、なぜだか他人事みたいな気持ちで自分がずっと抱いている気持ちを口にした

こんなことを普段わざわざ口に出すこともない
けれど、リハビリの病院ならたまには良いだろう


麻酔後、感覚の戻らないそけい部の表面も自分にしか解らない問題だし、それを悲しい気持ちでずっと居るのも疲れてしまう

実際悲しいままでいるわけもなく、順応していっているわけだけれど、やっぱり元の状態に戻りたい



たまにこうやって口にして、それを聞いてもらって、そうだねっていってもらえるから頑張れる



手術から一年4ヶ月がたった

両そけい部の感覚がない感覚が当たり前になってしまっている

まだ続けて立ったままで居られない

痛みをとるための休憩時間が必要だ


その時間を編み物検定の勉強や作品作りに費やす事が出来るのは、ある意味ラッキーなのかもしれない






リハビリ訓練からの帰り道


空が不思議な表情をみせていた


運転をしているので撮影は出来なかったが、雲だけがオレンジ色で、空は綺麗な蒼色だった


まるでマンゴーフラペチーノみたいだなぁ・・・と思いながら、車を走らせた


帰って来てから家の廊下からまだ少し見えるマンゴーフラペチーノ雲の空をパチリ






空がマンゴーフラペチーノの雲に変わった日



毎日見上げる空

今日は美味しそうな空

明日はどんな表情を見せてくれるだろう────