2017年1月21日に書いたモノです
知人の笑える珍事件です
時間は色々なものを解決してくれる
今日、時効になっただろう恥ずかしい珍事件を人から聴いた
面白く話してくれたのと、もう大分昔の話しだったので、笑わせてもらった
一瞬笑って良いものか考えたが、笑ってしまった
まるでこち亀の両さんの身に起こるような、もしくはドリフのコントのような出来事だった
それはこんな話だ
舞台は簡易トイレ────
花火大会とか、工事現場によく設置される簡易トイレだ
ある日その人は用を足しにそこに入った
鍵が壊れていたらしいが、出るモノは出るので、後ろ手にドアを引っ張りながら用を足していたらしい
タイミングが悪く、そこに同僚が用を足しに来た
──ちなみに話をしてくれた方は男性で、同僚とは女性───
同僚の女性はノックもせずドアを開けようとしたらしい
鍵は壊れているので、外から見たら「使用中」ではない
なのにドアは開かないのである
ノックをしなかったのは致し方ないであろう
しかし、扉がスッと開かない事に中に誰か入っていると思わない辺りが性格を物語っている
その女性は、想像通りの男勝りのカラッとした気質の方だったらしく、開かないドアを力いっぱい引っぱった
男性が用を足しながら中から引っ張っていたドアは、いともあっさり開かれた
男性と共に────
・・・・・・・
想像しただけでも恐ろしい珍事件だ
だが笑える
まるでコントじゃないか
さらに話はこう続いた
その女性は用足しの途中の男性がひっくり返って出てきたのをみて大爆笑しながらこう言ってのけたらしい
「おまえ、面白いやつだな」
その男性は用足しのいでたちの状態のまま、ごろんと転がってしまっていた
男性は羞恥心と驚きでいっぱいで
何も返す言葉が見つからなかったらしい
そして、ケラケラ笑っているその同僚の女性を見てこう思ったといっていた
「この人は絶対レディースだったな・・・」
笑いがおさまったところで女性から謝罪の言葉はちゃんとあったらしい
この男性が、この話をコントみたいな珍事件としてこんな風に語れるようになるまで、どれだけの月日がかかっただろう
──時間の流れは素晴らしいなぁ
どんなことでも全部美しい思い出に変えてしまうものだなぁ・・