2015年巨大子宮筋腫のために
子宮全摘術を行ったその後の記録です
2016年10月27日に書いたモノです
一昨日、2ヶ月ぶりに札幌の病院へ行ってきた
例年よりいささか早い真っ白な朝
JRで札幌へむかう
何もしていないのに疲れている自分はJRの中で寝てしまい、あっという間に札幌へ
札幌からほしみ行きへ乗り換えて琴似駅からはバスで国立病院へ向かう
なんと、FREE Wi-Fiになっている
ちょうど一年前、O先生めがけてここの病院へ飛び込んだ
当時すでに足が動きにくくなっていて、ここにたどり着いた時にはもうよろよろだったのを覚えている
紹介状を持たない自分の受付理由を聞いた看護師が言ってくれた言葉を思い出す
「その状態でよく来ましたね。誰がなんと言おうと、受付します。ひとりで心細いでしょうしその体の状態で歩くことも大変でしょう。もしひとりで困ったら私のところに気軽に声をかけてくださいね。」
この言葉は本当に嬉しかった
自分は今までボランティアや仕事で体の不自由な方に接する機会が多かった
今までそういう方達との関わりで、大変だなということはわかっていたつもりだった
自分がその立場になってみて、はじめてわかった
本当に大変なんだということが
実際になってみないとわからないと思う
手助けする側は一時的で、不自由な自分は24時間毎日だ
終わらない闘いなのだ
周りの励ましの声かけに傷つく事もたくさんある
頑張ってリハビリをすると、焦らずゆっくりといわれる
体が辛く、休んで居ると、頑張れと言われる
言う側は親切心で言ってくれているので『ありがとう』という気持ちはもちろんあるが、心を日本刀でバッサリ伐られる思いをするのも事実である
病気が長くなると、周りも『まだ治ってないの?』と思うらしく、子宮筋腫でなぜ歩行困難になっているのかはなかなか理解できない事らしい
その立場になってみて、はじめてわかるということはたくさんあるが、こういう状態を身を持って体験するということになるとは思いもしなかった
そして、自分が思っていた以上にはるかに辛いことだった
そんなことを言っても何も変わらないので、日々前を向くしかない
来月は東京で編み物検定の表彰式もある
さっき、やっと参加の返事のハガキを投函した
受賞式で着る予定の服はまだ後ろ見頃の裾から10センチ程までしか編み進んでいないが、一目一目の積み重ねだ
体の状態を受け入れること
簡単なようでなかなか難しい
自分は良い経験をしていると思う
つらいとき、救われるものは寄り添ってくれる気持ちだということもわかった
かけてくれる言葉から心が見える
大切な友人たちからのほっとする何気ない言葉
優しくそっと見守ってくれるということが自分には一番の救いであり、なによりも安心する
大切な友人たちへ
心を込めて
ありがとう