2016/10/2 片付けと探偵手帳 | pinocoのブログ

pinocoのブログ

巨大子宮筋腫、乳がんetc·····
何があっても自分らしく生きる七転び八起きの精神でユーモアを忘れず生きています。

編み物検定が終わった次の日から部屋の片付けを始めた

正確には昨年病気を発症して手術をする前から片付けは始まっていた



ようするに身辺整理だ


思いがけない入退院の繰り返しで気づかされたことは


本当に必要なものはそんなに無い
キャリーケースひとつで充分だ


ということだった


一番最後の退院後、
少しずつ整理はしてきたが、大きなものを動かすのは検定が終わってから体の調子が良いときにしようと考え、まずは引き出しの中ひとつひとつ地道に片付けていた


今の自分に必要なものを見極める良い時間になった

思い出にひたって片付けにならないとよく聞くが、今回はそれはほとんどなく、パッパと『必要』『不要』の判断がついた


痛みが出てくるので長時間の作業は出来ないことで自然にそうなったのだろうか

今の自分には時間はたくさんあるが思い出にひたる時間は要らない

人は明日どうなるのかわからないのだ









今回の片付けで、自分でもへぇ~と驚いたことは、ブラジャーを捨てたことだ


片付けの合間に行ったいつもの美容室で、いつもの美容師さんと何気ない会話をしていたとき彼女が言った言葉にアンテナがひっかかった

「ブラジャーを捨てようかどうしようか迷ってるの
もう苦しいからしないんだけれど捨てれないんだよね」

片付けの事を話したことに対しての言葉だ


ブラジャーをするのは当たり前で、ブラジャーは『いる』『いらない』を考えたことはなかった


しかし、昨年の肋骨骨折をした患部が疼き痛むようになり、それがちょうどブラジャーのラインで、

「ああ、苦しいなぁ」

と最近よく思っていたのだ
夜寝る時にはずすと解放感でホッとしていた


なのに、ブラジャーをつけないということは自分の頭にはなかった


馴染みの美容師さんの言葉でブラジャーはつけなくても良いものなのだと、気づかされた





思ったら即行動する




近くのショッピングモールへ行き、カップ付きキャミソールを購入した



締め付けられないことがものすごい楽で苦しくない


ノーブラ万歳だ


持っていたブラジャーは、最後に購入した新しいものを二枚残して全て捨てた



目から鱗というか、固定観念というか・・・・


苦しいなぁと思いながらもなぜ自分は毎朝起きたらブラジャーをつけていたのだろうか



『当たり前』とか
『普通』っていうことの観念なのだろうか?



以前は必要だったものでも今の自分には必要の無いものの良い例だったと思う



高いお金を支払って購入したものは特に捨てられない傾向にあるが、今必要がなくなって使っていないならその価値は今は無いのだなと思う


自分がその価値を吸収して、自分の成長に使って今手元にあるものはその殻だと思えば未練も無くなるものだ







片付けしている途中で珍事件があった
その時は体がしんどくて笑えなかったが今思うと結構笑える



ずっと眠っていたパソコンラックを隣の部屋から移してこようと考えた


いざ出してみようと試みるがそのままでは隣の部屋から出ないことがわかった


部屋の出入り口にある本棚代わりのカラーボックスをよけたら出るかと思い、よけてみた
計画通りそこは通過出来たが今度はドアノブに引っかかりやはり出すことは出来ない


もうここまでで体はそこそこへとへとだった

しかし中途半端な状態ほど居心地の悪いものはない

どうにかパソコンラックを移動する事だけ終わらせようと考えた


そのままで出ないなら分解するしかないのでドライバーで分解し始めた


パソコンラックの説明書にはこう書かれてあった

『2人以上で作業してください』

一人なので、一瞬これは困ったと思ったが、どうしようもないので一人でやることにした


時間は三倍以上かかったと思うがどうにかパソコンラックを解体し、再度組み立てた
あともう少しで完成というところで、パソコンラックがリバーシブルということに気が付いた



そして、今まで置いてあった部屋には今組み立てている黒が合ったけれど、今使おうとしている部屋にはその反対側の白が合うことにも気づいてしまった


でももう体はへとへとで、痛みも出てきている



しばし座り込みやり直す余力を探す




周りを見渡すとパソコンラックが出来上がったら片付く物が待機している

そしてこの状態では布団を敷いて寝ることも出来ない


へとへと過ぎて判断力にも自信が無くなってきていた


どうにか気合いを入れ直し、組立直しをする事にした


これはリハビリの一貫だとも思うようにした



昼間の明るいお日さまが沈んでどのくらいたっただろうか

パソコンラックを無事組み立てることが出来、部屋に収まった頃にはもう外は真っ暗だった


休み休みの作業が時間がかかってしまう要因なのだが、今の自分には時間がある


時間がかかっても片付くことはすーっとして気持ちがいい


こないだ読んだ本にも書いてあったが、いらなくなったものを捨てると幸運が入ってくるらしい

そういえばクローゼットの中をかたづけていたら、亡くなった親戚のお姉ちゃんからもらっていたマルチカバーが出てきた

ちょうど買おうと思っていた物だったので買わなくて済んでラッキーだった

そして余計なものを購入しなくなった



片付けマジックだなぁと感心するものがあった


そういえばこんな物も見つけた






探偵ナイトスクープに二度出ているが、テレビ局の手違いで探偵手帳を三冊
持っている
記念だからと大切に持っていたが、ずっと有るのも邪魔だし、もう古いから捨てようと中を確認すると、なんと今使っている6穴の手帳とサイズが一緒で、ちょうど来年のレフィルを購入しようとコーチャンフォーに下見に行き、気に入ったものと同じタイプだった


weeklyタイプのレフィルを購入しようと大体目星はつけていた
検定が終わる前に購入してしまうと、手帳に色々記入したくなるので買い控えていたのだが、購入しなくても三年分はここにある事がわかったのでラッキーだ






写真のように日付を書き込まなければいけないのだが、そういう時間はたっぷりあるし、そういうことは得意分野である

そういうことしている時間が落ち着いた楽しい時間なので嬉しい



病気で色々な事が出来なくなり、失ったものもたくさんあったけれど、こんな嬉しい事もあった



良いことと悪いことは同じ数だけあるなぁとこれを書いていて改めて思う