編み物検定が二週間後に迫ってきた
去年も同じことを言っていたが、早く受験を終わらせてしまいたいと思う
昨年は合格したのも嬉しかったが、優秀賞を受賞する事ができ、とても嬉しかったことを覚えている
病気が発症してしまい、東京で行われた受賞式に行くことが出来なかったことは残念だった
検定の時、病気はすでに自分の体の中でくすぶっていた
検定当日は、頭痛と吐き気と不整脈がひどかったのをよく覚えている
でも頭が痛すぎてかえって試験に集中出来たのかもしれない
そういえば、中学一年生の時に受けた珠算検定も38℃の高熱が出ていた日に4段の合格をする事が出来た
あの日も高熱が辛くて問題以外は何も考えることはできなかった
ある意味すごく集中出来たのだと思う
去年の検定の日、体調の悪い事を知らない先生が、受験中の自分の様子を
「とても落ち着いて問題を解いていたわね
製図もスムーズにペンが動いてたし、実技の時だってゴム編み止めがでたけれど、迷うことなくやっていた感じを安心して見てました
受験結果がどうかはわからないけれど、きっとあの様子だと大丈夫よ」
と、言ってくれていたが、実は頭が痛すぎて吐き気もして、座っていることもつらかったのだ
落ち着いて見えていたのは、頭を動かすとさらに痛みが増強するので、動けなかったというのが事実である
もちろん試験は真剣に受けていたが、とにかく早く終わってほしかった
今年は色んな思いを抱えて勉強をしてきた自分だが、正直体はつらい
夕方までの受験時間、座っていることが出来るだろうか?
体の痛みは大丈夫だろうか?
昨年から挑戦している編み物検定だが、今年はイレギュラーな病気とその後遺症の為に時間はたんまりあった
時間はあったが、なにせ調子が悪くて集中出来ない事が多かった
何にせよ、健康であるって事は当たり前で幸せなんだということを今痛感している
しかし・・・
そんな事は言い訳で、テキストをひろげても進まない時は、電話をして先生の声をきいてはやる気を取り戻してきた
そうして、なんだかんだと編み物検定の月を迎えてしまった
いまさらだけれど、暗記下敷きと暗記ペンも購入した
本当に今更だけれども、どうして今まで暗記ペンと下敷きを使って勉強していなかったのだろうかと自分に可笑しくなった
当たり前だけれど、問題はテキストのどこから出るかわからない
理論の部はテキストから抜粋され、そのまま出るからまだいい
製図が問題だ
今までテキストからでていたらしい製図問題が、昨年からちょっとそれを応用した問題がでている
しかも製図問題に関しては答えが過去問題には載っていない
テキスト丸覚えじゃダメだ
自分はもともと丸暗記ではなく論理的に覚えるタイプではあるが、そうなると勉強の幅はぐーんと広くなる
実技の問題も、今年自分が受ける二級が一番難しいという噂も聞く
確かに過去の棒針の実技試験は時間がかかるちょっと手の込んだ問題が多い
どこも何も間違えずにスムーズに編み進めていっても、画用紙に縫い付けて時間ギリギリくらいだ
難関の二級と言われているが・・・・きっと一級はちゃんともっと難しいのだろう
今年も合格して来年はその上を受けたいと思う
自分は勉強は好きだし編み物も大好き
ただ検定の為に好きな作品を編んでいないのは寂しい・・・もう少しの辛抱だ
去年の検定の勉強の合間に気分転換に編んでいた夏の帽子はふたつとも親戚にそれぞれもらわれていった
検定が終わったら何を編もうかな
編み物はやっぱりいい