2016/8/7 子宮全摘術後の闘い㉚―ゼリーの中の眠り姫 | pinocoのブログ

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2015年巨大子宮筋腫のために

子宮全摘術後を行ったその後の記録です

 

 

 

2016年8月7日に書いたモノです

 

 

 

 

 




2016年8月7日(日)──旭川での入院6日目

昨日久しぶりに外の空気を吸って疲れたのか、19時半過ぎには眠ってしまった

今日の午前中もうとうととしているうちに寝てしまい、『眠り姫』になっていたなとぼんやり思う


日曜日なので、いつもと違うリハビリの先生がやってきた
寝ぼけまなこの自分をみて、

「昨日は眠れませんでしたか?」

と、心配そうに聞いてくるが、消灯前からグーグー寝ていたと答えると、隣のベッドの可愛らしいNちゃんが可笑しそうに笑っている


そのNちゃんは今日は外泊で出かけてしまった

広い4人部屋で一人になった


神経の病棟なので、動けない方が多いせいか、高齢の方が多いせいか、病棟自体がどちらかというと静かである
もともと静かなのにさらに静かになった


遠くのディルームで耳が遠いおじさんが大きな音でテレビを観ているいつもの音が遠くに聞こえている


外は30℃の暑さらしいが、病室はクーラーで温度管理されている


暑いのが苦手なのでここの環境はありがたいけれど、やっぱり病院に9ヶ月も居るって複雑な気持ちである

静かになった部屋で1ヶ月後に迫った編み物検定のテキストを広げるが、静か過ぎて落ち着かない


雨の日にもそういう感覚に陥るが、まるでゼリーの中に閉じこめられてしまったようだ


そんなことをぼんやり思いながら、窓の外の空をぼーっと見上げると、着陸体制で旭川空港に向かって飛行機が飛んでいく





貸し切りの病室で
いつもの飛行機を眺め

お見舞いにいただいたすいかを食べながら
編み物検定の勉強でもするとしよう