2016/8/4 子宮全摘術後の闘い㉔―旭川で─── | pinocoのブログ

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2015年巨大子宮筋腫のために

子宮全摘術後を行ったその後の記録です

 

 

 

 

2016年8月4日に書いたモノです

 

 

 

2016年8月2日(火)──旭川での入院


旭川の病院に無事入院することができた


昨年11月から通算六回目の入院は札幌から旭川に場所が変わった

地元での入院はいい

 



受付を終わらせ病棟の看護師が迎えに来る

老朽化が目立つこの病院で入院する覚悟をして来たが、病棟の綺麗さにほっとする


旭川での入院は札幌での入院と少々勝手は違うが、そのうち慣れるだろう

ここではここのやり方がある



病衣に着替えた自分は休む暇なく、看護師、栄養士、機能訓練士、次々と聞き取りに来る専門家に応えていく

痛みも増し、疲れて横になっているうちに寝てしまった自分に声をかけてきた若い女性がきた


ここでの主治医、A先生だ

寝ぼけまなこの、髪の毛ぼーぼーのまま、若いA先生の聞き取りに応えていく

歩き方、立った状態、座った状態で、どんな様子かも実際やってみせる

主治医の聞き取りが終わり、しばらくして看護師がやってきて


「立った時のバランスのテストが7点なので、行動範囲は車椅子の自操でトイレ洗面所までです。杖は禁止で、車椅子は良いけれど、降りないでくださいね。シャワーも禁止です」

と、言う

ぽかんと聞き返す

「何点満点の7点ですか?」

看護師は、忙しさのあまりか、ここでの常識だったのか、ちょっと不穏な顔になり、

「100点満点です」

という


同室の方たちと笑うしかなかった


100点満点の7点って、赤点も良いところだ


こんな落第点を取ったのは人生初めてのこと
反対に考えて、7点はどこの部分の評価だったんだろうと、可笑しくなる


そして、7点になるまで自分の状態をほったらかしにした、札幌の病院の対応は何だったのだろう・・・と、ふと思った


何はともあれ、ここでリハビリと検査が出来るのだ

今の体の状態をちゃんと診て貰えることが嬉しくてたまらない


調べもしないで、痛みは心因性のものだといい、退院の前日まで精神科を勧めて来た前の病院とは違う

ちゃんと診てくれ、検査してくれ、先生たちでディスカッションしてくれることがとても嬉しい


多少の制限が有るのは我慢しよう


旭川での入院初日は消灯前に寝てしまった





2016年8月3日(水)──旭川での入院二日目


朝から吐き気を伴う頭痛がする。目の奥と耳の奥がなんとも言えない嫌な痛みがある

痛み止めは常用中なので、アイスノンで冷やしながら様子をみることにする

同室のおばさんと、新しく入院してきた若い方と談笑しながらも、いつの間にか寝てしまう。少し寝た後は、あれだけひどかった頭痛も和らいだ


午後から、友人が顔を出してくれた
トイレ洗面所以外の行動を制限されているので、その友人にお願いして、いつものマウントレーニアのノンシュガーコーヒーを買ってきて貰った

長身でスラリとしたスレンダー美人の友人は、いつものジャージ姿ではなく、彼女にとてもよく似合うノースリーブのロングワンピースを着て颯爽と現れる

同室の方たちと一緒に会話を楽しみ、また来るねといい、友人が帰って行く


その後

週に一度の回診があり、一昨日外来で診てくれたトップの先生が

「リハビリ大変かもしれないけれど、頑張ってね」

とにこやかに声をかけてくれる




リハビリをしにきたのに、運動靴を持って来るのを忘れてきた
同室のおばさんに言われて初めて気づいた

母親のいとこに当たる親戚のお姉ちゃんに連絡して、家に運動靴を取りにいってもらい、届けてもらう


余談だが
小さい頃、このお姉ちゃんと一緒にカエルの卵を取りに山まで行き、その後持ち帰ったそれが大量の蛙に孵り、家族中のひんしゅくをかった

お姉ちゃんは今でも自分の理解者の一人である



話を戻そう

リハビリの先生がやってきたと同時にお姉ちゃんが運動靴を持ってきてくれた



リハビリが始まった


リハビリの先生は数年前まで札幌の国立病院での勤務だったらしい

色々な会話を楽しみながらリハビリが行われる

動くと痛みがでるが専門家がついていることに安心し、30分位のリハビリを終える


病室に戻り、やれやれと疲れて横になっていると心電図とレントゲンの検査に呼ばれる


レントゲンを色々な方向から10枚ほどとり、四分程の心電図では、疲れて居たのか、うとうとと眠りかける


旭川での入院はこんな感じで始まった

 

 


病室に戻り
同室のおばさんと、ファイターズの試合に一喜一憂しながら

また今日もいつの間にか消灯前に眠ってしまう