2015年12月9日に書いたモノです
2015年10月26日(月)
先週の水曜日にT医師に「もつかなぁ・・・」と言われた日々を無事に過ごし
検査結果を聞きに旭川Ǹ病院の婦人科の診察に向かいました
足は変わらずむくんで動きの悪いままでした
診察室に入り検査結果を聞かされるとばかり思っていた自分に向けられた言葉はこうでした
「悪いものの可能性があるんですが、手術をしてとってみないとわからないので、手術しますか?しませんか」
「・・・・・・・」
は?
へ?
手術?
どんな?
何があるの?
悪いものって?・・・・癌?
頭の中が混乱状態でうまく言葉が出ませんでした
何も答えられない自分をみて、医師はもう一度言いました
「手術しますか?しませんか?」
意味がわかりませんでした
「したくないです・・・・・・」
納得いかないままお腹をあけることなどできませんでした
T医師はこう言いました
「僕だってね、悪いものだと思わなければ手術しましょうなんて言わないんだよ
でも手術したくないなら何もできないのでもう予約も何も入れないから」
・・・・・・
悪いものだと思う→→→手術して取り出す→→→手術しないんなら何もできない
理解できたことはそれだけでした
納得なんてできませんでした
でも何を聞いたらいいかもわかりませんでした
そうだ、そういえば、動かなくなっていく足は?
必死でした
お腹のものはもうここでは任せるわけにはいかない、でもこの動かなくなっていく足は?何なんだ?
お腹のものは悪いものかもしれないけれど、とりあえずの生活には支障はありませんでした
足が動かないのは生活する上で困ることでした
T医師は
「お腹の中のものと足が動かなくなることは全く関係ありません、通いやすい個人の整形にかかってください」
と、足が動かずやっと歩いてる自分にそう言いました
最初は病院内の整形の予約を取ろうとしていた素振りがありましたが、思い直した様に、そう言ったのでした
命の危険がある患者に個人病院へかかれと言ったこの人はもう医師とは言えないなと心の中で思いました
わかりました。というしかありませんでした
どうしたらいいのだろう・・・・・
お腹が減っているな....、院内のTully'sでお昼ご飯でも食べて、とりあえず整形の受診をしよう
とぼんやり会計待ちしていた自分の前に、昔からの友人が現れました。彼女は会社の定期検診にきていました
久々の再会が嬉しくて院内のTully'sでランチをすることにしました
話しを聞いた友人は
「それじゃあお腹は切れないわ。安心して身を任せるわけにはいかないよね
私のお腹を切った先生に逢わせてあげたい」
彼女も数年前に巨大な筋腫と闘っていました
当時旭川s病院に勤務していた彼女を助けてくれたそのO医師は、今札幌の国立病院に勤務しているとのことでした
ただ国立病院に勤務しているその医師にどのようにしたら診てもらえるのか?
紹介状をかいてもらうのは当たり前だけれども、そんな時間はどこにも無いような気がして
その医師が外来に出ている日をスマホで調べました
火曜日・・・・明日だ
札幌までいくしかない
いこう
信頼できる友人にここで奇跡的に逢えたことに感謝しました
絶望的だった自分に一本の光が見えた気がしました
お腹の中の悪い物はきっとどこで診てもらっても変わらないんだと思いました
ただ安心して身を任せられる場所が欲しかったんです
命の危険があるとまで言われた自分は、せめて信頼できる医師に安心して切ってもらいたい
ただそれだけでした
翌日、札幌にある国立病院にかかることを決心して
友人とのランチを終えて、個人の整形に向かいました
ここでもびっくりする言葉を聞くことになりましたが、もう何を聞いてもその場では涙も出ませんでした
個人の整形外科では
腰のレントゲン画像をみた整形の医師は、
「癌って言われてないのですか?
癌が脊椎に転移して足が動かなくなっているとしか考えられない
整形の所見はないのでここでは何もできません。Ǹ病院で診てもらってください
足の動きが悪いのは気のせいかもしれません」
旭川はもうどこにいってもダメだ終わっている
と、その時感じました
診察が終わった後心配した
看護師がこう声をかけてくれました
「子宮の病気で足が動きにくくなることはあるから関係はあると思う、N病院でもう一度しっかり診てもらった方が良いと思う······」
旭川の病院を否定するわけではありません。今回気持ちが通じる先生とは巡りあえなかっただけだと思っています
そして今、札幌の国立病院で診てもらえてることも、旭川Ǹ病院でのことがなければ繋がらなかったことなので、今となれば旭川Ǹ病院の先生にも感謝しなければいけません