ワームのカラーについて考察してみる…。
世の中のワームにはたくさんのカラーがあります。どうしても似たようなカラーも多いので「けっきょくどのカラーがいいの?」と思うのも当然。
まず大前提なことを述べると、
「魚を釣るための要素として、カラーの重要度はかなり低い」ということ。
これを言ってしまうと元も子もないのですが、ベテランである釣り人ほど多かれ少なかれそう感じていると思います。
魚を釣るためにはポイントだったり時合いだったり、アプローチとしてもっと重要度が高い要素があります。
その反面、重要度が低いだけで、カラーで差がつくことも確実にあるということ。釣れるか釣れないか…1匹との駆け引きのうえでゼロかイチかの中で、そのちょっとしたことで差がつくことが多々あることも確か。
そのほかの要素として、「自信を持てるカラー」があるとないでは、状況を読むため、集中するための"メンタル面"で見ると、カラーの違いは大きく、違った位置付けで重要度が増します。
さらにルアーフィッシングの原点的の部分で言うなら「コレクトする」という遊びの要素としては不可欠。
エサ釣りとルアーフィッシングの決定的な違いはコレクティング要素で、ルアーは色々集めても「ムシ餌を集めている」という人は知る限りいないことに分かるはず。
こう前置きした前提で、カラーをセレクトするうえでのレベロク的(私個人的)基準を残しておこうと思います。
「カラーは3タイプに区別する」
無限にあるカラーを思いきって3タイプに区別してしまいます。
①不透明
②透明
③半透明
①不透明
いわゆるソリッドカラー。
光に透かしても透過しないカラー。
②透明
透明度が高いスケルトンなカラー。
③半透明
これはその中間。あまり透けないまたは少し透けるカラー。
こうやって区別すると、各々なりには、なんとなく別けることが出きるはず。
そしてその3タイプの特性は、むちゃくちゃ大ざっぱにはなりますがこうなります。
①不透明(ソリッド系)
シルエットが出やすく存在感が出やすい。
つまり「アピール力の強い」カラー。
弱点はアピール力(インパクト)が強いだけにバレやすい(スレやすい)。
②透明ふ
シルエット溶け込みやすくアピールが弱いが、その分スレにくい。
③半透明
いわゆるその中間。
要するに①不透明(ソリッド)カラーは、アピール力が欲しい時に強い…例えば暗闇、濁り潮、荒天時など。
②透明(クリア)カラーは、アピール力を抑えたい時に強い…例えば目視でも認識されやすいデイゲーム、ライト周り、澄み潮、好天時など。
③半透明はその中間で、どちらとも言えないまたは状況がわからないなど判断がつきにくい時。つまり幅広い状況で平均点を出す。アベレージヒッター的位置付け。
と、めちゃくちゃ大ざっぱに区別しましたが、こうやって考えると、その3タイプを意識すればセレクトしやすく、買う際にも迷わなくて済むのでは…とあくまで独断と偏見とで別けています。
実際の実釣では魚に聞いてみないと分からないのですが、ローテーションするにも経験的にこの3タイプで反応の良し悪しが変わることが多いです。
例外としてGLOWカラー。
ケイムラのように紫外線反射によって見え方が変わるのではなく、自発的に発光しているという特殊なカラー。
実践的な感想では、どのカラーよりも目立つ(アピール力が高い)カラーで、目立つがゆえに見切られやすい一撃必殺的、もしくはマヅメ時など、極端に活性が高くワレ先に捕食行動を取っているタイミングには強いイメージです。
ドットGLOWはその極端なアピール力を少しマイルドにしたイメージ。ちょっとアピールしたい時にササっと光らすと+αでアピール力アップ。
そしてケイムラやラメの位置付けは…??
長いのでまたの機会に💦💦
