ファインモールド1/48"試製秋水"を作っています。
この作品は、パパさん主催の"激寒極寒88祭り"への参加作品です。
前回はコクピット内を製作しました。
次の工程は機体上下の接着ですが、
その前の段階として、コクピットに墨入れを行います。
今は便利な墨入れ塗料がありますが、私は昔ながらのタミヤエナメルカラーを希釈したモノで墨入れを行っています。
XF-1フラットブラック、XF-10フラットブラウンを等量混ぜ、それに1滴XF-56メタリックグレイを落としたモノで墨入れを行いました。
メタリックグレイを少し混ぜるのが私の墨入れ液の特徴ですが、これによりプラスチックに金属感をもたらすことができます。
中太の面相筆で墨入れし、本来ならば綺麗な薄め液を含ませた筆で拭き取りを行うのですが、コクピットは細かく複雑なので、墨入れ液を塗りっぱなしにしました。
そして、機体上下を接着します。
ファインモールドのキットの場合、往々にあるのですが、はめ合わせが悪くて段差ができます。
ちょっと容認できない段差ですね。
ヤスリで削って段差を解消させますが、ヤスリだけではちょっと解消できなさそうな段差です。
こうなると、主翼や垂直尾翼、機首のコーンなどとの接合が気になるので、それらを先に組み立てることにしました。
組み立てた垂直尾翼と胴体(機体上下)を仮組みしてみたところです。
垂直尾翼と胴体の間に、隙間が発生しています。
組み立てた左右の主翼を仮組みしてみたところです。
やはり、周囲の筋彫り線とは異なる大きな隙間が生じます。
これらの隙間は、合わせる部品の両者の合わせ目をひたすらダイヤモンドヤスリで削って合わせます。
右翼の隙間は、削り合せによって、容認できる程度の隙間になりました。
左翼の隙間は、機体下面の隙間が削り合せでは解消出来なかったので、
厚さ0.23mmのプラペーパーを接着して、削り合せることにしました。
接着は通常のサラサラ系の接着剤(Mr.セメントSP)で行っていますので、接着剤が乾くまで削ることができません。
よって、今回の作業はここまでです。
次回は、左翼の隙間の削り合せと、機首など、それでも解消出来なかった隙間のパテ埋めを行います