ディスカウント理論(交流分析) ~その7~ | 心理カウンセラー ブログ 住みなすものはココロなりけり。

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変化は常に起こっている、そして必然である。

あなたは「今、何に気づいていますか?」

前回は、ディスカウントマトリックスの「T」、Treatment(トリートメント)の同じ数字は、同じ意味あいのディスカウントになるというお話でしたが御理解いただけましたか?じっくり図表と合わせてごらんください。

さて、今日はディスカウントマトリックスのもう一つの大きな特徴です。

それは、それぞれの箱(マトリックスの各要素)の値引きはその箱の下と右の箱のディスカウントを含んでいる。

1[レベル]存在・[タイプ]刺激をディスカウントしていたら、右の[レベル]存在  [タイプ]問題 と 下の[レベル]重要性  [タイプ]刺激 をディスカウントしているということになります。

前出の例で考えると① [レベル]存在・[タイプ]刺激 のディスカウントで 「何かこの車、変な音がしていない?」(実際に誰が聞いてもキーキー変な音がしている)「音?音なんかしてないよ!」と言っていたら当然、問題があるとも思っていない(T2 問題の存在)だろうし、音の持つ意味合い(T2刺激の重要性)も無視していることになりますね。

この法則はマトリックスのどこをとっても当てはまります。

ここでもうひとつ例題

T3「問題の重要性」をディスカウントしていたらその他はどの箱のディスカウントをしているでしょう?

まずは当然、右「代替案の重要性」と下「問題解決の可能性」となります。

しかしよく考えてみてください、T3「問題の重要性」は同じT3として刺激の変化の可能性 ⇔ 問題の重要性 ⇔ 代替案の存在と矢印でつながっています。これは前回で話した通りディスカウントとしては同じ扱いになり、T3「問題の重要性」をディスカウントしていたら同じ扱いのディスカウントのT3刺激の変化の可能性とT3代替案の存在についても同じように考えなくてはなりません

つまり

<1>T3「問題の重要性」をディスカウント 、右「T4代替案の重要性」と下「T4問題解決の可能性」を含む

<2>同様にT3として同じ扱いの「刺激の変化の可能性」のディスカウントを含みかつ、右「T4問題解決の可能性」と下「T4異なった反応をする個人の能力」のディスカウントを含む

<3>同様にT3として同じ扱いのT3代替案の存在」のディスカウントを含みかつ、下「T4代替案の重要性」のディスカウントを含む(右の箱はナシ)

となります。ここで勘のイイ方はすでにお気づきかと思います。

上記のT3のディスカウントをしている時は結局、T4の箱の全てをディスカウントをしていることになります。

つまり

T1のディスカウントをしている時はT26も同時にディスカウントしている

T2のディスカウントをしている時はT36も同時にディスカウントしている

T3のディスカウントをしている時はT46も同時にディスカウントしている

T4のディスカウントをしている時はT56も同時にディスカウントしている

T5のディスカウントをしている時はT6も同時にディスカウントしている

ということになりますね。

考えてみれば当たり前の話ですが、T1のディスカウント「刺激の存在」をディスカウントしていたらT6の「代替案に基づいて行動する個人の能力」なんて考えてないですよね。

車からの異音を無視している人が車を止めて修理工場に電話することなんて考えませんよね。

このことを踏まえて「T」、Treatment(トリートメント)を縦軸に据えてディスカウントマトリックスを展開するとおもしろいことがわかります。


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今まで斜めになっていたトリートメントを縦軸にすることによって同じディスカウントの扱いが平行になり

難解に思えたディスカウントマトリックスもすこし見やすく、解りやすくなったのではないでしょうか???

反面ディスカウントのレベル軸が斜めに現れるという弱点もあるがレベルとトリートメントのベクトルがおおよそ一緒なので大きな混乱はないようにおもえるのですが…。(※このディスカウントマトリックスの展開は2006年アカデミアTAにおける故岡野嘉宏氏によるディスカウント理論講座、及びアカデミアTA 塾頭S氏の資料に基づいています。私独自の考えでないことをお断りしておきます。)

やっとここまででディスカウントの基礎のお話がおわりました。いかがでしたか?


やっぱり難解、複雑でしたか?

まずはここまでの話をじっくりご理解ください、文字だけで読むと非常に難しいのですが是非ディスカウントマトリックスをお手元においてお考えください。ここまでを「基礎編」として今後は「応用編」としてディスカウントの発見から解決への展開を探っていきたいと思います。

ありがとうございました。