ダリア園に行く
たくさんのダリアの中から
一番お気に入りのダリア
おとなしいあでやかさがなんとも言えません
ずいぶん長いことたたずんでいたら
いつか聴いたことのある「ダリアの話」を思い出す
フランスのナポレオン一世の妻ジョゼフィーヌは
ダリアの花を大変愛でた
宮殿でパーティーを開いてはめずらしい品種の
ダリアの花を自慢していた
侍女はその中のダリアがとても気に入り盗み
その花を自分の家の庭に植えた
ダリアは美しく開花
そのことを知ったジョゼフィーヌはもうダリアに
興味が無くなった
そこで「移り気」と花言葉がつけられたそうである
真っ赤なダリアは華麗という花言葉がある
ジョゼフィーヌと侍女の愛したダリアはどんなダリア
だったんだろうか?
長いことダリア園に入ってたら昔の貴婦人になったような
錯覚がして吾にかえる