漢検を勉強中で数日前から4字熟語を絞って覚えてる
4字熟語の中に「只管打座 しかんたざ」と言う言葉がある
意味は「只管=ただひたすらに」「打座=座禅に打ち込む」
難しくなった4字熟語もなぜかこの意味だけは覚えやすい
勤めてたときの退職互助会からたまに映画の券が来る
今回は「禅」の映画の券
今日見に行く
日本曹洞宗の開祖 道元の半生を描いたもの
若い頃友人と永平寺に行った事がある
そのときに座禅はしなかったが映画と同じお寺の
たたずまいを今でも覚えている
最近映画を見ると若い頃より涙が多く出るので
ハンカチを握り締めていたが涙は不思議と出ず
心が温かくなった
ひたすら「只管打座」をする境地がよくわかった
北条時正が心の病の時に道元が
「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずし
かりけり」の言葉を教えるが現代の混迷の世の中に
もそういう境地が求められるのかも知れない
人はあるがままにただ自然に身をまかせただひたすら
座禅に打ち込む姿がよく描かれていた
道元になった中村勘太郎は凛として演じ、遊女から出家
する役の女性になった内田由紀がとても美しく心に残った
いつか機会があったらもう一度永平寺に行ってみたい