あけましておめでとうございます。

ポタフェスから年明けまで早かったですね。皆さん福袋買いましたか?私は買ってしまいました…

AKブースは気合入ってましたね

 

さて、ポタフェス秋葉原の試聴機レビューです。

夏のポタフェスは自分の好みも良い音も曖昧で、試聴したは良いけどメモも取らずって感じで

まだオーディオかじりたてムーブしか出来てませんでした。

今回は自分なりに求める音やイヤホンの音の基準なんかがかなり定まってきて、イヤホンが欲しいか

欲しくないかという物欲はSE846が抑えてくれたので、試聴そのものを楽しめたと思います。

 

今回ポタフェスで聴いてきたイヤホンのインプレをしていきたいと思います。

 

※バランスの評価について

6/5/6のものと7/6/7のものにはどういう差があんの?と思われるかと思いますが、

基本的に帯域のバランスがフラットで質としても普通の音を5/5/5としています。

各帯域の量のバランスを数値の差として表現しています。

上記の例では+1/0/+1ですのでドンシャリ傾向、+2/+1/0の場合低音ズンズン系という感じです。

そこに音質・印象の良さを加味して全体の数値が増えます。(帯域の差の量は変わりません)

上記の例ですと7/6/7の方が音の完成度が高く感じている、という感じです。

 

ただし、帯域のバランスを表現する関係で7.5/6/5など上が過剰にならないよう調整はします。

「その帯域が出過ぎ」の意味で7以上を付けることは無いようにしています。

基本的に「7以上」がつく機種は「良い音だと思った時」と思って下さい。レビューで褒めていて、どこかが

7以上の場合は結構オススメの機種なんだと思って下さい。

 

①DUNU TOPSOUND DK2001

<オススメ度>☆☆☆★  3.5 (試聴)


DUNUは台湾のメーカー。Falcon-Cのレビューもしましたね。

DK2001は今回新発売の機種で、3BA+1DDの4ドラハイブリッドです。
DK4001 Chi 極 の下位モデルとのことです。MMCXリケーブルに対応しています。

そしてDUNUのイヤホンに大体共通する点としてケーブルのクセがつきやすいです。

試聴機もなかなかのケーブルの硬さでした。そこは改善の余地ありだと思います。

【音質】
<バランス>低域/中域/高域 6/5/5

低域の鳴り方がややフワッと優しめの音色です。音圧はなかなかありますね。流石DD搭載機。

ただ少し輪郭がボヤけている関係で中域に少しかかり気味かもしれません。

中域・高域はやや遠目です。音の粒もまぁ普通、刺さりはありません。


【総評】

低域の鳴り方が正直好みではありませんし、それを補うほど優れたなにかは感じませんでした。

ウォームな低音の機種なのでうちの守備範囲外でしたね。

 

 

②DUNU TOPSOUND DK3001PRO


<オススメ度>☆☆☆☆★ 4.5 (試聴)

 

同じくDUNUさんの新作イヤホンです。発売中のモデルですね。

5ドライバーハイブリッドで低/中高/超高の3Wayに1DD/2BA/2BAの配置です。

DUNUカスタムのKnowles製BAを使用しているとのことで、なかなか開発費は掛かってそうですね。

でもお値段が新品で5万というと、なかなか破格のお値段と思えます。

Falcon-Cもそうですが、DUNUさんは導入する技術の新しさの割に価格を頑張ってくれる印象ですね。

ただ、やっぱりケーブルは硬い…

【音の特徴】
<バランス>低域/中域/高域 6.5/6/6

帯域バランスはかなりフラットです。モニターライクな感触ですね。

音が近いのもそういった印象になる要素の一つかもしれません。SE846的な近さです。

かなり解像感は高く、DK2001に比べて音像のクリアさは段違いでした。

低域は圧はそれほど感じませんが、キレは良く量もちょうどよい塩梅です。

中域がかなりよく出るのかな、という印象がありました。

低域・高域はドンシャリ感のある元気な音ですが、そこに中域が持ち上がっている事でフラットな特性

になっている感じかもしれません。

また高域のシンセパッド系の音の鳴り方がなかなか独特でした。

原音で平板なパッド音なはずが、入りと抜けがハッキリしてシンバルのような音に聴こえました。

ここは他のイヤホンでは感じたことの無い音でしたね。個性があると思います。


【総評】

なかなかいい機種と思います。50000円台となるとライバルはかなり多く、また手にする人数も多い

価格帯ですが、購入の選択肢としてアリではと思います。

好みにフィットすれば良いポテンシャルを持っていると思いますね。

 

 

③ダルマオーディオ Vento Conductor T-800


<オススメ度>☆☆☆☆☆ 5 (試聴)

 

ダルマオーディオ。聞いたこと無いメーカーかもしれませんね。実際新興のメーカーです。

OEM生産を主としていたメーカーのオリジナルブランドということで、これから参入を図るようです。

夏のポタフェスで「随分簡素なブースだな」と思い、スタンプラリーのついでに試作機を試聴していました。

その時は「10万円の音に挑戦ねぇ…3万で売るつもりらしいけどこの音なら他に良いのあるなぁ」程度で

それ程期待は無かったんですが、前回からブラッシュアップがあるかなと思い聴いてみました。
knowlesBA2基、オリジナル8.5ΦDDの3ドラハイブリッドとのこと。

見た目も試作段階より随分良いですね、かなりカッコよくなってます。良いですね。

正直試作段階のモノは見た目のダサさもあって買う気がしなかったのは大いにありましたからね。

ステムがかなり太いです。SE-CH9Tの再来か、それ以上ですね。イヤーピースは選びそうです。

自分はSednaEarfitを付けて試聴しました。Sednaは結構すんなり入ります。

【音の特徴】
<バランス>低域/中域/高域 7/6/5.5

低域が素晴らしく良いです。これは特筆すべきポイントたりえます。

重低音の立ち上がりの勢いと響き方がグイッと持ち上げてくる感じでパワフルかつキレがあります。

また沈み込みや抜けも空間の広がりを感じる深みがあり、重低音のパワーをより感じる音でした。

そして重低音ホンにありがちな中高域への干渉・被りなどが無いのが重要なポイントです。

濁りの無い中高域と深みと力感ある低域が合わさって凄く気持ちいいサウンドになっています。

高域は量的に控えめかもしれません。量とは関係なく刺さる気配の無い高音でもあります。

Sednaで試聴しようと思ったのがそれですね。Sednaは高域が伸びるので補完相性抜群です。

音像の輪郭もしっかりしている方で、キレの良い低音ホンといった感じです。かなり好き。


【総評】

この機種が3万円で買えるとなれば、まさに価格破壊かもしれません。A30000の定番化するかも。

前回とはまったく別のイヤホンになっていました。発売が待ち遠しいですね。

販売も兼ねた試作機が10台程あったようですが、自分が試聴している時にちょうど完売していました。

これからが実に楽しみです。

 

 

④SATOLEX Tubomi Sterling Silver

<オススメ度>☆☆☆☆ 4 (試聴)


SATOREXというと比較的低価格なイヤホン・ヘッドホンで見覚えがあるメーカーですね。

ヨドバシなんかにも置いてある日本のメーカーです。

Tubomiは低価格帯で割と評判のいい機種ですが、このSterling Silverは2万円台とそこそこのお値段。

その実力が見てみたくて試聴してみました。

9mmDD一発で、筐体は銀製という珍しいモデル。少し高めのお値段にも納得です。

装着感は問題ありません。ケーブルもしなやかで癖がなく、取り回しは良さそうです。

ただ、この価格でリケーブルできないというと一般的には敬遠されがちかもしれません。

高価なリケーブルを楽しむかはともかく、やはり選択肢は欲しいですし。

【音の特徴】
<バランス>低域/中域/高域 6.5/5.5/5

鳴らすのに結構ボリュームが要りますね。系統としては低音ドコドコ系のイヤホンです。

低域にかなり主張があります。傾向としてはややウォームな音でした。

あまり硬く締まった低域が好きでない人は良いかもしれませんが、私にはモヤつきに感じました。

中高域もまずまず出てはいるのですが、少し低音がかぶり気味かも。

高域はかなり控えめです。量的にはガッツリピラミッド型ですね。

【総評】

Tubomiで高級路線という少し変わったイヤホンでしたが、残念ながらややバランスが悪いです。

細かい音を拾って楽しむタイプのイヤホンではないですね。

解像感・分離感の面でも2万というと競合する機種が多く厳しいかもしれません。

 

 

⑤ JVC Victor WOOD HA-FW1500

<オススメ度>☆☆☆☆★+ 4.5+ (試聴)

 

JVCのウッド振動板シリーズの新作です。10000の弟分のような位置になりますね。

ウッドシリーズはFW01等を昔試聴しましたが、とにかくウォームさが私の求めるところではなく…

選択肢から外れていった機種です。それが今どうなっているのか再評価という意味でも試聴。

見た目や質感は良いですね。オーソドックスですがどことなく品の良さを感じます。

フィット感も問題ありません。ケーブルはMMCXでリケーブル可。付属のケーブルもプラグまでGND分離

してあるみたいなので悪くはなさそうです。

当然ですがDD1発。JVC Victor自慢のウッドドームカーボン振動板です。

【音の特徴】
<バランス>低域/中域/高域 6.5/6/6

なかなかに独特の鳴り方をします。他では聴いたことの無い不思議なバランス感です。

基本的にはかなりフラットに感じました。

低域は圧はそれほど感じませんでしたが、量は十分出ています。キレもまぁまぁあります。
キック音がフワッと優しい雰囲気があります。締まらないとか輪郭がボヤける感じではなく、どことなく

空気感があります。

中高域もウォームというわけでは無いのですが、どこか音の鋭い箇所が丸められている印象。

普段好む勢いとキレで解像感を出す機種とは全然感覚が違います。かなり特殊な音です。
高域はやや控えめに感じます。フラットめですが下から支えるタイプの音ですね。

【総評】

ウッドシリーズの印象はかなり変わりました。FW01世代から感じる「ボヤけた優しい音」ではないです。

解像感や音像感はややウォームながらちゃんと感じられるレベルになっていて、フワッと漂う空気感。

ウォームというよりウェットな音かもしれませんね。ベース音の波がイヤホンにしてはやけに生々しい

と感じます。打ち込みの筈のクラブサウンドですら、リアルな音響の雰囲気を感じてしまいます。

クラシックやオーケストラなんかには抜群に合うかもしれません。

かなり独特の良い味を持ったイヤホンです。

 

 

ポタフェス、ほんとに楽しかったですね。メーカーやイヤホンの知識を持って回る事が重要と感じました。

前回よりかなり楽しみながら試聴できましたし、自分の好みも前よりしっかり把握できていたので

試聴で感想なども話しやすくなりました。

残りの機種もまた感じたままを書いていきますので、お暇でしたら読んでみて下さい。

 

では、今回はここまで。

 

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