受注生産品と言うことで早めにレビューしなければ、と思い密閉ヘッドホン後編より先にこちらを。

intimeの噂のアレです。

 

intime 凪

 

<オススメ度>☆☆☆☆☆☆☆☆☆  9  (試聴)

intimeの新作完全受注生産イヤホン

こちらはASSYミーティングというオリジナルイヤホンを作れるイベントで参加者の方が作成したイヤホンがモデルとなっているモデルです。

製作者の方は「完全なフラットを目指して制作した」と言うことで、機種名も「凪」となっています。

周波数特性や音を聞いたO2aid社員の方がこれは!と思って製品化に至った物です。

(同じく響もASSYミーティングで参加者の方が作られたモデルです。)
 

筐体はintimeの先行モデルである「轟/煌」と同様の形です。

フィッティングには問題ありません。

スペックとしては10mmDD+VST2のハイブリッド型になります。

基本intimeのイヤホンはこのハイブリッドですね。
 
【音の特徴】 
<帯域バランス>
低域 ☆☆☆☆- 4
中域 ☆☆☆☆- 4
高域 ☆☆☆☆- 4
<印象評価>
低域 7.0
中域 6.7
高域 6.3

 

音質の特徴としては意外とソリッドで硬めな音がするな、という印象です。

キレ感重視の音が好きな人には合うと思います。あまり空気感や雰囲気を出すタイプではないかも。

低域は割りと良く出る印象です。中域も同様にかなり前に出てくる感じがします。
高域はキレ感のあるソリッドな音が影響しているのか若干チャキチャキする感じがしました。

バランスの話をすると、全ての帯域が均等に主張するタイプです。

非常にモニター感を感じる音作りで、フラットを目指したという意図は十分伝わってきます。
どの帯域の解像度もキッチリしていて均等に主張してくるので分析的なリスニングには非常に向いていると思います。

反面、音の近さがどの帯域も均等なので音場はやや狭く、空気感等はあまりないタイプです。

まぁモニターってそういう物なんですけどね。

つまりは意図がしっかり再現されているという事です。

<ドライ>-☆---0-----<ウォーム>

乾いた感じのドライさは無いですが、音の硬質さは結構感じます。

ウォーム感はほぼ無いと言えます。

<薄味> -----0--☆-- <濃味>

フラットだから薄味、というシンプルな話ではなく、全ての帯域がグッと主張してくるので意外と味としては濃い味に感じる気がします。

特に音数や広い帯域を使う曲で明確に感じますね。全ての帯域が良い圧でグイグイ来ます。

【総評】

個人的には結構良いな、と思いました。

ある意味うるささすら感じるくらいに、各帯域が自分のパートを全力で耳に寄って演奏する感じがしました。

クラブ系は特に超濃密とも言えるくらい、音が耳に殺到する感覚がすると思います。

全体の解像度は良いので、潰れたり混ざったりが無いのもその一因かと思います。

買って損はしない感じはしました。

 

 

intime 響

 

<オススメ度>☆☆☆☆☆★  5.5  (試聴)

同じくintimeの新作完全受注生産イヤホン。

こちらは高域にフォーカスしてチューニングされたイヤホンとのことです。

左右のハウジングの色が違う以外は凪と外装に違いは無いですね。


【音の特徴】 
<帯域バランス>
低域 ☆☆☆--  3
中域 ☆☆☆--  3
高域 ☆☆☆☆★ 4.5
<印象評価>
低域 5.8
中域 5.7
高域 4.7

 

超超ピーキーな機種。マジでそういう感想。

高域がとにかくチャキチャキチャキ系です。低域や中域は必要最低限な量が出てはいます。

しかし高域が主張しすぎてて音量が上げられないので結果的に不足気味に…

昔一度だけ聞いたintime煌の印象に近いです。煌を更に過激にリメイクした感じ。

正直ここまで合わないと、様々な音が過密に鳴る現代音楽を聴く事を想定していないのではないかと思います…。

どう考えてもクラブサウンドには合わないのは間違い無いですね。

<ドライ>-☆---0-----<ウォーム>

チューニングの差が強いだけで基本的には凪と同じ構成ですので音質も似ています。

キレ感と解像度重視の音でウォームさは特に無いと思います。

<薄味> -----0----☆ <濃味>

ここまで何かを吹っ切ったようなチューニングは聴いたことないですね!

濃い味中の濃い味、まぁ好みではないんですけど、評価的には個性の塊でした。


【総評】

私は絶対買わないよ!!!と自信をもって言える機種でした。

耳の感覚に合わないし、ここまで高域だけ強調する必要性がある音源を聞かないですね。

相当ピーキーなので試聴は絶対して下さい。できない方にはオススメしません。

超高域好きの自覚がある方は一聴の価値はあると思いますね。

そんじょそこらには無い音なので、他の機種にも例えるのが難しい。

完全受注生産ならではの面白い機種でした。

ただクラブサウンドメインの人にはほんとに用が無いと思う。

 


今回はたまたまeイヤに行けたので、今だからこそ聴ける貴重な機種を試聴してきました。

このレビューも8月末には用済みになりますが、こういう一時期しか聴けない機種だからこそ自分が試聴した感想を残す意味があると思います。

まだ一ヶ月あるので、気になっている人は凪は無視聴でも行っていいと思います。

響は無視聴ならある程度「覚悟」して買って下さいね。

 

 

 

そんな所で今回は以上になります。