水素水、というものが大流行したのももう随分前の話になりますね。

水に通常の何倍もの水素を溶かし、体内の活性酸素を除去できるという触れ込みのアレです。

 

個人的にはどう考えても「エセ科学」としか思えないが、何の疑いもなく1本280円のちっちゃい水の缶を

一生懸命買うおばさん達をレジから眺めながら複雑な思いでお会計していたのを覚えています。

 

 

 

オーディオにも古来から「オカルト」というものがあります。

私個人としては、

 

1. エビデンス・メカニズム・実現手法に疑義があるもの

2. 音質向上の明確なデータの表示のないもの

3. 聴覚上効果の程度が不明瞭、もしくは計測で有意な変化が無いもの

 

これらの条件を満たすモノはオカルトの可能性が高いと考えています。

 

水素水の場合、水素に抗酸化作用は間違いなくあります。

なので体内の活性酸素に抗酸化作用をぶつけたいという目的は理解できるのですが

(そもそも活性酸素が老化の原因であるという説が崩壊しかけているのは別として)

 

水素を水に溶かして飲むという手段と効果の是非

 

というあまりに大きな疑義があります。水素は一瞬水に混ぜることはできても加圧・混合をやめた瞬間

分離が始まってしまうし、仮に溶けて残った水素も開封した瞬間に一瞬で抜けてただの水になります。

仮に水素を僅かに取り込めたとして、体内の活性酸素に結びつく可能性・効果量の疑問があります。

「水素の音~!」というアレは、まさに水素が抜けてただの水になった瞬間を絶賛している事になります。

 

こういった理屈、手段、目的に間違いや思い込みが多分に用いられていてかつ、

その製品の主たる要素とされてしまっている場合、「説明が成立しないという理屈で」オカルトを疑われるのです。

でも、ある程度知識や疑問を持って調べる事をしない人にとってはそれは事実であり、真実であり、

効果は間違いなくある。なんとなく体が楽になった、すごい。

となってしまう。

 

ちなみに、その消費者は悪くありません。効果を感じたならそれは良いことなのでしょう。

ただし「だからそれはやっていい事」とはなり得ません。

仮に本当にそういう効果があると確信して販売していても、きちんと研究して効果を検証し発表する

というメーカー側の義務を果たしていないからです。

もし、効果が無いと知っていて売っていれば…それはもう詐欺ですよね。

 

 

さて、件のチップについての話です。

公式にHPが存在し、そこには様々な理由・理論・解説が並べられています。

内容を少し拾ってみることにします。

 

 

「RECエンジニアやピュアオーディオ界隈では当然のように使ってる人が多く、その効果は長年の販売実績と信頼によって証明されているレゾナンスチップ。」

 

*販売実績と信頼で製品の性能の何が証明されるのか、私にはわかりかねます。

 誰かが当然のように使っている物がエビデンス無しでも効果が保証される理由も分かりません。

 また、音楽業界の人はあくまで音楽業界の人であって、オーディオのプロではありません。

 

 

「お風呂場で声を出すのと、布団の中で声を出す違いはイメージしやすいだろう。両手を叩いたときにくっつけたままにするか、すぐに離すかでも音の変化がある。また、その離すタイミングで良い手拍子の音を作れる。これも振動をコントロールして音を変化させているということ。」

 

*振動の違いで音が変わるのは当然だが、これはエアチャンバーやダイアフラム、ベントポートの役割

 であって、商品であるハウジングの制振チップとは関係がないです。

 手拍子は発した音波そのものですので、正確には「壁が共振して手拍子の音に影響がある」事を

 説明しなければならないのです。

 

 

「実際に試してみると、明らかに音が変わった。解像度が上がり、低域が整って、情報量がグッと上がる。」

 

*ちなみにこれは通常のレチップ使用時のP/Nさんの感想です。

 よって通常のチップはポータブル用ではないから効果が無い、という理屈は否定されますね。

 

 

「オーディオ機器で発生している音質変化を引き起こす不要振動は、手で触れても感知できないほどの小さなものと考えられます。」

 

*考えられます、ということは不要振動を計測していないのに、存在しているとする理由が不明。

 また手で触れても感知できないほどの小さな振動が圧倒的に大きな振動である出力音に影響する

 としている理由も不明です。

 この理論の指すものはハウジング内の反響音ではなく、あくまでハウジングに発生する振動である為、

 HDSS等の反響音制御よりも、更に小さな要素を制御する事で音質向上…できるんでしょうか?

 小さな影響への対策では小さな変化しか起こらないとは考えられませんでしょうか?

 

 

「高層ビルの風揺れ対策にも応用される動吸振器という振動制御技術を小型化し、音質向上アイテムへ対応させています。
制振対象(m1+k1)に対して、付加振動=動吸振器(m2+k2)を取り付けることで、制振対象と動吸振器の共振振動数が同調し、共振振動数付近で制振します。」

 

*上記の疑問をあわせるとそもそも「不要振動とやらは実在するのか」という点が問題になります。

 高層ビルや橋の制振技術とは関係無いですし、動吸振器という着想には有用であったとしても、

 その技術が応用でき、イヤホンに対応が可能というのは説明としてはざっくりしすぎです。

 また、形状も素材も構造もバラバラで作られている各イヤホンの共振振動数付近で必ず動作する

 というのも不思議な話です。

 

 

ざっと疑問点を洗いましたが、一番の諸悪の根源は

「オーディオ機器で発生している音質変化を引き起こす不要振動」

という謎の存在がすべての主軸となっていて、その不要振動がデータとして示されていない事です。

 

製品を開発する段階としてイヤホンから「不要振動を検出」したはずであり、

それが「音質に悪影響」を与えた事実を観測したはずであり、

そこから対策を考えた結果として動吸振器に着想を得た、

とならなければおかしいはずです。

 

そのデータが示されない状態で上記の説明や理論を読んだところで、

「振動で音が出る」「振動を変える事で音が変化する」という事実を述べた上で、事実が確認できない

「イヤホンに不要振動が存在する」「ハウジングにシールを貼るだけで的確に振動を取り除ける」

という架空の理論・技術を混ぜた何やら怪しげな説明にしか聞こえないわけです。

 

(アコリ○っていう前科持ちがここぞとばかりにバターナイフとお皿で遊んでいたのも高ポイントでした)

 

「レコードの溝で音が出るのオカルトって思ってんのかな?って思うくらいクソゴミですよね。彼らはクソゴミですよ。」

これはあるP/Nさんのお言葉ですが、レコードの溝で音が出るのとチップの効果に関係が無い事が

問題なのが分かっていない事が分かりますね。

このようにしてメーカーも神輿も疑義について回答をせず、オーディオに何も知識がない方々、

主に信者の方がよくわからず絶賛、それをRTするP/N、オーディオマニアからの当然の指摘、罵倒には

謎理論と無視を決め込む…大体はそういう流れでした。

 

 

 

さて、公式側から一切のデータ提示が無い以上、データは自分で取らなくてはいけません。

 

イヤホン測定用マイクロホン、作りました。

 

様々な条件、形でデータを取るためイヤホンも多数用意。

何もつけない状態で計測、それにチップを貼って再度計測しています。

-30dBで20秒、20Hz~20000Hzスイープ音を複数回流し、そのピーク値を計測しています。

厳密にやり方が合っているかは分かりませんが、大事なのは差がどの程度あるかです。

差が無ければ効果なし、差があれば良し悪しはともかく何らかの効果があるということになります。

 

 

① AUGLAMOUR E100-J

格安機です。eイヤホンが監修しているイヤホンで、個人的になかなか悪くない音だと思います。

ドライバーはダイナミック1発、筐体は亜鉛合金のフルメタルです。

 

ダイナミック一発で、格安機なので共振対策もそれほど完璧ではない、と予想しました。

ただ金属筐体なので振動には強いはずです。果たして不要振動は出るのでしょうか。

 

・ノーマルE100-J

 

・レチップE100-J

 

はい。

安くても金属筐体だとダメなのかもしれませんね!次行きましょう!

 

 

② Final HEAVEN II

格安BA1発機を求めて、今回のこの検証のためだけに買いました。

ただ音が良いのは期待通りで、普通に好きなイヤホンが一つ増えた感じがしますね。

いきなりこんな事をさせて申し訳ないけど、未使用中古だから保証とかはどうでもいいんだ。

 

・ノーマルHEAVEN II

・レチップHEAVEN II

 

はい。

…E100-Jよりも中域がより出ていますね。中高域のキラキラ感がBAらしくて良いと思います。

うん。

 

 

③ intime 碧Light 2019Edition

ダイナミック一発、ハウジングが金属と樹脂で半々になっています。

この場合チップは樹脂の部分に貼ることになりますが、どうなるのでしょうか?

 

・ノーマル碧Light

・レチップ碧Light

 

ちなみに細部まで完全一致したグラフにならないのは外部ノイズや、チップを貼る段階で

一度イヤホンに触れる為と考えられます。

(とはいえ聴覚上有意と考えられる程の違いは見られません)

問題は「明らかに音が変わった。解像度が上がり、低域が整って、情報量がグッと上がる。」

この表現に値するほどの差があるかどうかです。どうやら安い機種では変わらないようですね。

 

 

④ SENNHEISER IE40 Pro

1万円を超えてみました。ダイナミック一発、樹脂筐体です。これは期待できますね!

(※嘘です。ゼンハイザーさんを信頼しています)

 

・ノーマルIE40Pro

・レチップIE40Pro

 

どうですか?

私は疲れてきました。どのイヤホンもある程度の解像度はあるし、それなりに聴けるはずですが、

今の所は耳での測定でも違いが分かりません。ちなみに私は耳年齢は20代でしたので、

聴力に問題は無いはずです。

 

 

⑤ Oriolus Forsteni

愛機。発売価格5万円台のミドルエンド機種です。

ダイナミック1、BA2の3ドラハイブリッドです。樹脂筐体ですが、どうでしょうか。

音はホントに良いですし、こんなの要らないんですけどね。

ちなみにステムがかなり太く、イヤピ無しで6mmの穴にピッタリだったのでイヤピは無しで測定。

 

・ノーマルForsteni

・レチップForsteni

低域から中低域にかけてはキレイな直線波形ですね。

人の耳にはラウドネス曲線があるので、波形がフラットだとフラットな音というわけではないので注意。

低域はあまり聞こえず、1kHz、4kHzあたりが一番大きく聴こえます。

Forsteniは4kHzが凹んでいるのでとてもバランスが良いですね。多分。

え?チップの効果はどうしたのかって?しらんな。

 

 

⑥ JH Audio THE SIREN SERIES ROSIE

ここで8BAの金属筐体を投入します。

ROSIEの発売価格は14万円。いよいよ高級機に突入ですね。

ちなみにBAなうえに音導管が金属製、しかも音導管は樹脂で固めてあります。不要振動…

 

・ノーマルROSIE

・レチップROSIE

低域は12時で出しているので結構出てます。

ForsteniといいROSIEといい、全然グラフに揺らぎすら出ません

安い機種より更にドライバが高精度なのは間違い無いですね。

 

 

⑦ SHURE SE846-CLA

真打です。4BA、樹脂筐体。音導管ではなくローパスフィルターから金属製のチャンバーで

ステムまで音を伝える機構になります。こちらは10万円の機種。

丸っこいのでチップは貼りづらいですし、もはや好きなイヤホンを測りたいだけ感はあります。

 

・ノーマルSE846

・レチップSE846

感度が高いので音量デカイですね。

あと波形がめちゃくちゃフラットです。

これがああいう音に聴こえるのか、と思うとなんとなくそんな気はします。ちなみにブライトノズルです。

f特性に波がないから音場があまり広く聴こえないのかもしれないですね。

 

というわけで計測は以上でした。

 

 

結論から言いますと、これらの商品は私は「オカルト」と考えます。

 

 

2600円は投げ捨てるつもりで買ったので良いですが、流石にこの効果値の無さは…

仮に測定値がアテにならなかったとしても、実際貼って聴いても剥がして聴いても何も変化しません。

もしこれで「変化している」というのであれば、それこそ着け方、イヤピ、ケーブルの硬さ、体調など

幾らでも聴こえ方やノイズが明確に変化する項目がありますよ。

 

更にメーカー側がデータを出さないので、この商品に関するデータは私の物だけ事という事になります。

であれば、私は現時点で私のデータを信じるだけです。

 

残念なのは、今回の一件で、P/Nさんの人としての行動にも疑問ができてしまった事です。

バンドの名前を背負ったアカウントでする発言とは…とても思えないものが多いです。

イヤホンの調整に関わるだけの知識も不足しているように見受けられました。

オーディオに向き合う姿勢や、その行動に信頼ができません。

今のところはそういう評価になってしまいます。

 

個人的には「こういう人が出てきて、随分精力的だしおもしろくなりそうだな」と思っていたので、

やはり残念ですね。

 

 

 

今回はここまでです。

 

ご意見ご感想は各々あると思いますが、オーディオ界隈ではこういう事が割とあります。

ポータブルではあまりないかもですが…。

詳しく知りたい方は アコリバCD事件 とか ゴールドムンド事件 とか…

まぁ調べてみるのも一興ですよ。

 

*追記*

 

信者の方がピチップを買うか買わないかはファングッズとしての側面もあるのでどうでも良いですが、

特にオーディオ初心者の方には「オーディオは知識を持たなければ容易に本質を見失う

という事を、是非覚えておいて欲しいです。

 

イヤホンに興味があって、まだ1万の機種を買うかどうか悩むような方が、

こういうものにお金を使ってしまうのはとてもとても良くないと思う。それは明らかに間違いです。

そのためにこの記事を書いた次第です。

 

 

 

*さらに追記(2021.6.6)*

最近またピエール中野が度々話題(悪い意味で)になってるので

実は散々バカにされたレクストが出した実験結果があるのでそちらのリンクと

ツッコミを追記します。

 

 

oduct/rcpn/measurement/

 

まぁ一応データ出したようですが、結局は効果が無い製品なので理論が破綻してますね。

 

一応F特性に一切変化が無いのはこちらの測定と同じ結果のようです。

これは私の測定の精度がある程度は正しいという結果なので純粋に嬉しい。

 

このレポートの大きな問題点としては

・ピチップが音質を良くする、という理由を実験で数値化したい

という趣旨のはずが、「ピチップは音質を向上する」という結論ありきで話が進むので何も証明できていないという点。

 

そもそもデータに大きなツッコミどころがあって、

・ピチップはF特が変化しない製品である

という主張はまぁ前提として使うのでいいとして。いやまぁそんな事は商品説明に一切書いてないんで良くは無いですが。

言い訳としては、イヤホンのドライバーがマイクに近くてドライバーの音響特性が支配的過ぎて効果が測定できないとのこと。

……じゃあイヤホンではピチップ効果無いんじゃん。白状しましたね。

ドライバーが近いイヤホンではドライバーの音響特性を上回れない=イヤホンでは効果がない

ですよ。

 

 

でもレクストとクソゴミは効果があると言い張ります。

であれば何が変化するのか?何が変化すると音質が良くなるのか。

大変興味深いですね。F特性以外の何が人間の聴感に「音質の向上」をもたらすのかがこれから明らかになります。

 

!?

 

・ピチップはイヤホンの不要振動(謎の単語①)を抑え、骨伝導による音質の変化をもたらす製品である。

いやいや…ホント何いってんだコイツは。

突然計測機器の変な機能を使って、急に骨伝導への効果を謳い始めました。

 

そんな事ひとことも言ってなかったクセに。もしコレが開発段階で分かっている事なら、珍しい商品ですし立派な宣伝になったはずなんですがね。

なんで宣伝しなかったんですかね。あぁ、データなんて取らずに開発してたんだった。

 

このデータも強烈にツッコミどころがあって

 

・そもそも骨伝導ではないイヤホンを骨伝導用のモードで計測する意味

本来の使い方ではない機器の使い方で正確なデータが取れてると言えますか?

というか、仮にデータを取るとしたらウチのブログのように多数の機種で実験しませんか?

周波数帯域だって「たまたまこのイヤホンでこうなっただけ」という可能性を排除するのは当たり前で、ほぼ全ての機種で変化が無かった時点で初めて「変化が無い」という理論に裏付けが出来ると思うんですが。

 

・ピチップありのLとRで一部帯域に5dBも差が出てしまっている

5dBも差があると、音質が向上するような変化がある場合では聴感上明らかに片方への定位のズレが起きます。

帯域毎の上下はいくらでも起きていいですが、左右のズレは絶対にあってはなりません。

 

・全般的にレベルが低下。 特に800Hz~7kHzあたりのレベルは10dB以上低下し、共振周波数も高域にシフトしている

これが音質向上の理由だと言っているようです。

全体的に音のdBが下がり、7k、12kHzの周波数帯域では突然5dBも上がります。

さっき「ピチップは音楽再現に好ましくない影響を与えるような固有の音質癖を持たない」って言ってませんでしたかね?

これも立派な固有の音質癖じゃないですか。

 

それに勝手に好ましくないとか言ってますけど、仮に全てのイヤホンに骨伝導効果があったとしたら、当然それ込みで開発がされているんですけどね。

 

他の方も指摘していましたが、本来の実験の流れって

①ピチップの音質向上効果を調べよう(目的)

②音質向上は***という状態になること(原理)

③こういう方法で計測すれば***かどうか分かる(方法)

④計測したらこうなりました(結果)

⑤こういう結果が出たのはピチップがこう作用したからだろう(考察)

というのが正しいレポート構成でしょう。

 

ただ、レクストは②の状態を一貫して全く定義してくれませんね。

③方法についても、効果が出ないから別の機能でなんとか変化を絞り出して、②の原理も③方法④結果を見て無理やり今考えている状態です。なぜなら、事前に骨伝導の話なんて一切していないからですね。

 

さらに問題なのが⑤考察

 

 

あのですね…大衆が「データを出せ」と言っている理由そもそも理解できていないようですね。

「実際に試聴すると、音の分解能(謎の単語②)が上がることが確認できた」

じゃないんですよ。

音の分解能が上がる。どれだけ上がったんですか?何が変わったんですか?

折角「データを取る事で、個人の感覚に左右されない数値の変化を使って効果を実証する」

という事をやっている最中なんですが、なぜ総論()に勝手に試聴した個人の感覚が採用されているんですか?

 

悲しい事に、レクスト西野・ピエール中野に数学的、理論的思考能力が一切無い、ということだけが証明されてしまいました。

まぁそんなの証明しなくても分かってることですけど、証明された内容がそれしかありませんでしたので。

 

最後に。

これはフロア沸騰間違いなしの最高のネタですね。

どうやらコレを開発した人は、凛として時雨のドラマーと金属加工屋のお笑いコンビだったようです。

ピエール中野とレクスト西野ってなんとなく名前も芸人っぽいですね。

 

特大の問題点は

 

・ピチップの有無により音量レベルが異なります。比較動画の作成時に双方の音量レベルを揃えることも検討しましたが、音量加工時の音質変化が懸念されるため、あえて加工せず公開しています。

 

これ。流石にキツイと思ったのか、理由は即座に自分から白状していますね。

 

※ 音量が大きいほうが良い音に感じる傾向がありますので、厳密に比較するためには再生機側でのボリューム調整が必要です。

 

草。M-1決勝戦用のネタでしょうか。完成度はなかなかだと思います。

 

 

はい、ネタも見終わった所で今回改めてまとめると

 

・結局何がレクストの言う音質向上の定義なのか示されなかった。

・理論を実験結果が証明する構成になっておらず、また結果に合わせて理論が後付けされる為、何の為に何の実験をしているのかが皆目不明

・データの内容にも問題があり、示された内容が音質向上に繋がる可能性が低い

・結論が実験結果で理論を証明したという内容になっていない。個人の感想。

意図的な誘導がされている資料の提示。誘導されていることを説明すれば良い訳ではない。

 

全くもってなんなんですかね、これは。

ピエール中野とレクスト西野、金輪際見たくないお笑いユニットでした。

ユニット…ついでにHi-Unitも合わせてお笑いトリオって事にしときましょうか。

 

追記おわり。