11の魔法で子ども指導  -38ページ目

11の魔法で子ども指導 

池上正さんの「サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法」という本を教科書に、

フットボール指導から学んだノウハウを活かして、

戦術的ピリオダイゼーション理論をベースとした『複雑系の指導』を追求中!!

前回に書きました、U-10の公式戦を終え、分析・評価をしてみたいと思います。




今大会は結果は全く求めていなかったので、良い結果ではありませんでした。

しかしながら、うちの2チームは均等割り・全員出場・フォーメーションとポジションは選手任せであるにも関わらず、準優勝チームに予選で圧勝したり、技術がない中でのパフォーマンスは非常に評価できました。

簡単にゆうと、技術力さえ上がればとてつもなく強くなるという伸びしろを感じることができました。


大会全体としては、大人の自己満足の大会に見えてしょうがありませんでしたが・・・

色んな指導者の色んな指導方法が見れたり、

その指導によって、子ども達がこんな動きをしてしまうのか・・・

という勉強にはなりました。


指導者の分析・評価は次回で書こうと思っていますので、今回は子ども達のことについて書きます。





通常の(以前の僕の)指導であると、コーチがW-UPをさせ、コーチがフォーメーションを決め、コーチが選手を交代させる。

ご飯やお茶もコーチの支持通りに動き、ロボットのように動く。

子ども達はただ目の前にある試合をこなし・・・

「コーチ!俺たち今何位?」

「次いつ試合?」

「この試合どうなったら上に上がれるの?」

そんな発問がそこら中に飛び交ってました。


試合に勝っても、自分達にとっては良いのか悪いのかもわからず、

1点取ってもその重みは本当はわからず・・・ ただ自分が点取ったからうれしいだけ。

指導者と保護者の罵声が飛び交い、ただ結果のみで一喜一憂する。




これが本当に、ジュニア世代に指導するサッカーの姿なんでしょうか?




<1日目>

うちのチームは現地に到着そうそう、コーチより大会の概要とリーグ表、タイムスケジュールを渡され、各チームは、第1試合のフォーメーションとポジション決めのためのミーティングを行う。

自分達で本部に挨拶に行かせ、W-UP.。

Bチームはもちろん、ミーティングがうまくいかず残り時間は少なくなる始末。

コーチからのサッカーの話も満足に聞けず試合へ。

たまたま1試合目は勝てたが、その後はボロボロ(笑)


Wチームは時間があったので、2引き分け。


オフ・ザ・ピッチでの行動が結果に反映し、初日の最終ミーティングで失敗の総括をしました。

「話し合いをきちんとすればよかった」

「もっと素早く動けばよかった」

その理由と根拠は理解できていません。

その他にも、ご飯食べるタイミングが悪く、上手く動けなかった子。

水分の持ってきている量が少なく、保護者に足してもらっていた子(←甘やかし)。

まぁ、良い失敗をしてくれています。



<2日目>

Bチームは相変わらずミーティングが遅かったため、W-UPは5分のみ。

コーチからのサッカーの話も5分のみ。

予想通り、ただの団子サッカーで前半はボコボコ。 スコアは0-3

ハーフタイムに僕の話で修正をかけると、きちんと繋げて2点入れ返し攻戦一方。

残り時間が足りず敗戦。

しかし、コーチの話でここまで自分達が変わることが知れたのか、その後の行動は劇的に変化する。

自分達の行動を早くし、コーチの話を聞く時間を長く取ることを選択し出したのです。


Wチームは全敗。

タイムスケジュールの関係で、アシスタントコーチ(副代表)に観てもらっていたため、全く違うチームになっていた。

というか団子サッカーだった。

僕が指導し始めたのは2試合目の後半からでした。

(ここの話は次回に詳しくお話しますね音譜


大会終了後はそれぞれのチームでミーティングをさせ、、今後自分達が取り組んでいかないといけないことを3点報告させました。

特にBチームは欠点を話し合ってから、それに対する改善方法を話し合ったみたいです(笑)


① 試合中、試合以外でのところでも、周りを観れるようになる。

② 自分のことしか考えず失敗したので、チームとして自分の行動を考える。

③ きちんとコーチの話を聞くようにする。





この3点は、子ども達が失敗体験と成功体験を、自分達の行動で味わったんで出てきた言葉なのでしょう。

①では、「観る」ことから「判断する」重要性に気づいたことでしょう。

②では、サッカーはチームプレーのスポーツだってことに気づいたでしょう。

③のおかげで、次回から指導効率が格段と上がるでしょう。


その他にも子ども達が気づいてくれたことはたくさんあります。

書ききれないのでここまでにしておきますが・・・


サッカーは、オン・ザ・ピッチさえ良ければいいのではありません。

オフ・ザ・ピッチから勝負が始まっており、それが均衡した試合では結果として現れるのです。

うちの子ども達は、この大会を通してトータル的なサッカーの難しさを実感したことでしょう。

この経験はサッカーに限らず、人生においても役に立つはずです。





※オン・ザ・ピッチに関しての分析は、これから先で織り交ぜて紹介しますね。

(そんな今回は重要視してなかったので)



以前から書いておりました、7日・8日はU-10の公式戦にいってきました。

僕自身としてはこの大会に対するテーマに、

きちんと子ども達をもっていくことができ、指導としては成功であったと思っております。

今日はその詳細をご紹介します音譜





●テーマ:「初の公式戦を、自分達の力で挑んでみよう!」


2チーム登録しましたので、各チームのメンバーを均等割りでグルーピングし、キャプテン1名・副キャプテン2名を選出しました。

キャプテンには、大会概要とリーグ戦表やタイムスケジュールを渡し、自分達でスコアを付け、積極的に主体的に大会に挑むオーガナイズにしました。

オフ・ザ・ピッチでの行動は全て選手任せにしております。(昼食のタイミングも含め)

もちろんフォーメーションやポジション・メンバー交代も、各チームが自分達の目標を達成するために、子ども達自身に決めさせ、試合に挑むというというスタンスで行いました。

キーパーは3名より選出という条件もありましたが、各チーム1試合で全員出場、1人最低15分(ハーフ)は出場することにしています。



●プレーにおける目標:

<攻撃>

「相手にボールを触らせない様にしながら、チャンス(スペース)から点をとる」


攻撃に関しては、攻撃の大きな目的2つ「ゴールを奪う」と「ポゼッション」をさせるための目標です。

基本的な技術が低すぎるので、そこはトレーニングにて改善すると割り切り、まずはきちんとサッカーをさせてあげること、原理原則を理解させるコーチングを重要視しました。

特に気をつけて指導していたことは・・・

・オフの選手の良いポジショニング(近くにいる相手との距離)

・オフの選手がチャンスを作るために、チャンス(スペース)に走りこむ(ボールより前方でパスコースを作る)

・オフの選手のチャンスを見つける力(そのためには何を観ないといけないのか?)

・オンの選手がリラックスして、「観れる」スピードで、チャンスな部分にボールを運ぶ



<守備>

「相手のボールを触れる場所で、ボールを奪いにいく」


オン・ザ・ボールにおける守備のトレーニングをしていないので、全く持って期待をしてはいませんでしたが、

守備の大きな2つの目的である「ボールを奪う」「ゴールを守る」ための目標です。

ここで重要視していたのは・・・

・オンの選手は、ゴールを隠しながらボールを奪いにいく

・ボールを奪える正しいポジショニング(相手との距離)

・ボールだけを観ず、どこがピンチなのか?(それを知るために何を観ないといけないのか?)

・そのピンチな部分に対して、正しいポジショニングを取れているのか?





●僕自身としての目標

ここは監督である僕自身の話なのですが、特に気をつけていたことをご紹介します。

クラブの副代表コーチ(都道府県トレセンスタッフ)にアシスタントに入ってもらい、試合後にコーチング部分での指摘を頂く形をとっていました。


<オン・ザ・ピッチ>

・子ども自身が判断してプレーする様に、具体的なプレーの指示・命令は絶対禁止

・失敗や成功をきちんと見てあげられる観察力

・プレーを修正してあげられる、効果的なコーチングの言葉使い(言語技術)

・シンクロコーチングの効果をUPさせるための、コーチングのタイミング


<オフ・ザ・ピッチ>

・基本的にはノータッチで、選手自身の経験値を上げてあげる

・子ども達の失敗が、結果として表面化する様な環境の整備

・アシスタントコーチとの連携

・保護者への指導方針に関するコミュニケーション






次回は、この指導に対してどの様な失敗や成功があったのか・・・

「選手の分析・評価編」をお送りしたいと思います!


その次は「指導者の分析・評価編」です。




今日のフットサルスクール、結局は悪天候のため中止になりました。

はぁ・・・

いつになったら、コミュニケーションスキルのトレーニングができるんだろうか(笑)




そうそう!書き忘れていました、先週末の「太●リーグ」8人制リーグ戦の分析です。

結果は全敗でしたが、たくさんの収穫がありました。





当日のテーマは・・・


『チャンスとは?ピンチとは?』です。



現在子ども達には、「チャンス」と「ピンチ」をキーワードに、

「チャンス」なところにボールを運んで攻めよう。

「ピンチ」なとこから順に守備をしていこう。

というコーチングで、基本的にはゲームでの視野の確保と、観る対象物、それにより「判断する」ことを促しています。




そもそも、「チャンス」とはなんでしょうか?どういう場面なのでしょうか?

簡単にいうと、点が取れそうな場面が「チャンス」です。

じゃあ、どういう時に点が取れそうかというと、『スペース』を活用した時ですよね。(僕の解釈です)


なので、キーファクターは・・・

『スペース』です。


この子たちには、サッカーの原理原則である、「観る」対象である6つの項目から4つに関しては指導済みです。


「ボール」「ゴール」「相手」「仲間」の4つ

        +

「スペース」と「(状況の)変化」の2つ

です。


センスのある選手や、技術がある子、理解力のある子などは、比較的動きもよくなりました。

もちろん技術的に低すぎるので、結果が伴わないのが残念です。

というか、僕の中では技術力の無さが最近ひっかかりますが・・・(急いでもしょうがありません)

全くゲームに参加できない子もいるので、どうしてあげたらいいのか悩みどころです。





「ピンチ」についてはどうかというと・・・


まずは奪いにいくことの習慣化をさせています。

あまりにも、守備の開始するポジショニングが悪いので、

この日から、ゴールを隠しながらボールを奪いにいくということをコーチングしています。

これから夏の合宿にかけて、オン・ザ・ボールの守備について指導していくところなのですが。


ただ、現在の段階では、守備のスタートが良かろうが悪かろうが、

フィールドの中でどこが一番危ないか?その次はどこが危ないか?

という、「ピンチ」の優先順位を感じて・判断してほしいと思っています。


そのためには、まずはボールを奪いにいくことは大前提だし、

チーム全体として、集中・集結して奪う癖もつけていきたい。


でも現実は・・・

意味の無いところに、ただ戻るだけの選手もいたり、(意図の無いポジショニング)

ボールよりマークをつくことを優先してしまっている選手(優先順位の判断ミス)

などが、あったりもします。





もちろん「チャンス」も「ピンチ」も、経験を踏ませないといけない部分もあるので、

ゲーム中のコーチングを合わせて、ミーティングで修正をかけていきたいですね。♪


こういうのって、ゲームで学ぶのが一番ですから。