そんな経緯があっての5つ星ホテル、Esperanza Resortロシアンサウナハウスの予約。
期待は大きく膨らみます

日本からのツアー参加者15名のうち、サウナー中のサウナー7名が、レッツゴー

予約内容は、朝食+7名分の個別ランバスティング+昼食で、時間は午前7時から午後2時まで。
小雨の降る中、レストランに到着すると我々7名分の朝食ビュッフェが用意してありました。


これだけのメニューがあると朝食なのに、ついつい食べ過ぎてしまいます。
一息ついて、いよいよロシアンサウナハウスへ。
サウナハット。まだ日本では馴染みがないですが、これを被ると頭と耳が楽になり、より長くサウナに入っていられます。

サウナの熱源は薪


少なくとも3時間以上は準備に時間がかかっているはずです。
非常に手間がかかります。
まず7人全員でサウナ室へ。

足湯というか、塩の入ったぬるま湯に足をつけてます。
サウナ室の温度は70℃以下。意外と低い。

ワクワク感いっぱいの7人のサウナーたち。
日本のサウナ室との大きな違いは、ストーブのすぐ近くに水道があること。

ヴィヒタを水につけたり、サウナストーンに水をかけるだけでなく、ランバスティングや、その後の掃除にも大量の水を使うのです。
また、用意されているヴィヒタも大きくて本数も多い!

担当のサウナマイスターはロシア人のIGORさん。上半身の筋肉が発達しています。

サウナストーブに水をかけ、両手に大きなヴィヒタをもって、ゆっくりと旋回させると、熱い蒸気が体に伝わってきます。
そして、ひとりひとりの肩と胸にヴィヒタをあて、軽く叩きます。
たちまち汗が噴き出て、10分足らずでサウナ室から退散。湖まで走って飛び込みます。

水温は17~18℃くらい。非常に気持いい。
3セッションほど繰り返したあとは、いよいよ15分間の個別のランバスティング。
IGORさんによると、個別ランバスティング中は、写真撮影はOKだが、動画はダメと釘をさされました

サウナ室で見学できるのは2名まで。ただし、静かにすること、というご注意がありました。
以下は、見学と自分が受けた時と両面からのロシア式ランバスティングの流れです。
施術を受ける側は、うつぶせになり、頭部に冷たい白樺のヴィヒタを被せてもらいます。

IGORさんが、ストーブに水をかけ、蒸気をヴィヒタでゆっくりと回し、ソフトなタッチで肩から足先に向って払うように叩きます。

叩き方はいかにもプロフェッショナルで、何通りかのパターンがありました。
また、ただ叩くだけではなく、熱くなったヴィヒタを背中、腰、脚などに乗せたりもします。
たんだんと暑くなって、苦しくなるまさにそのタイミングで、頭から冷たい水をかけてもらいます。
受ける側は、やがて向きを横に変え、わき腹や体側を叩いてもらいます。右側と左側も、背中と同じような感じで一通りやってもらいます。

10分ほど経過して、第1ラウンド終了。
かなり体が火照っているので、素っ裸になって湖に直行。

IGORさんもいっしょに、湖で体を冷やして休憩。
そりゃ体力を消耗するでしょう。
そして、第2ラウンド。
今度は、あおむけになって背中を叩いてもらい、次は背中を向けてかがみ気味に立ちます。
最初はゆっくり、そして、徐々速く、そして強くなって、最後はラッシュのようなもうスピードになります。

これがまさに“強く叩く”という意味のランバスティング

「フィニシュ」と耳元でささやかれ、終了。
火照った体を湖で冷やします。
この瞬間こそ至福の時。
湖から上がって、ウッドチェアで休んでいると、IGORさんが近づいてきて、ぼくの手を取りました。
“えっ

コイツ、ま、まさか、あっち系

”と思いきや、脈をとっていて、
“オーケー、ノープロブレム”
安堵して、タオル地のガウンを着て、外のウッドチェアで外気浴。
12~3℃の外気が冷たくで心地良い。
もう最高の気分でした。
その後、IGORさんは、7名全員のランバスティングをやっていくのですが、
4人目あたりから、明らかにパワーダウンしていました

この職業、本当に体力を使うようです。
壁には、1年間学校に通って取得した免許が誇らしげに掲示してありました。

ただヴィヒタを仰ぐばかりでなく、生理学的なこともしっかりと勉強されているようです。
これだけでもう十分満足だったのですが、まだ続きがありました。
室温が50℃くらいまで下がったサウナ室で、あかすりのエステみたいに体を洗ってくれます。

しかも、使っているのが、金魚鉢にある水草のような柔らかいヴィヒタ。
最後は、冷たい水をかけてもらって終了。
とにかく、全行程中、サウナ室内で使うヴィヒタと水の量がハンパなく多かったです。
もうすっかり満足した頃に昼食。

やっとビールを飲めます

ちなみに、このロシアンサウナハウスでは、
アルコールを飲んだらサウナ室に入ることは禁止されていて、施術前に同意書まで書かされます。
まさしくプロフェッショナル。
ESPERANZA ResortのHPはこちら。ここは本当におすすめです

もう大満足でしたが、その日の午後は、国際サウナ会議のプログラムの一環でもう1件、リトアニア式のランバスティングの体験に行くことになっていたのです。
つづく