Part.58 【莫扎他 & KO 番外3】 スーパーマーケットにて
この日、莫扎他とKOはスーパーマーケットへ行った。ナイスボディの美女が芳しい風と共に通り過ぎ、莫扎他の視線が追っていくと、なんと美女は彼に向かって微笑みかけた。
莫扎他は思わず興味をそそられ、繰り返し振り返る。KOは無表情で言う。 「見るんじゃない。俺はあの子より勝ってる」
莫扎他は蔑む。 「君のどこがずば抜けてるんだ?あのスタイルを見てみな!」
「俺の方がずっといい」
「チッ。んなわけあるもんか」
KOはこの上なく普通の口ぶり 「夕べ、お前はすげえデカいと言ったぞ」
莫扎他は聞き間違いではないかといぶかったが、自覚した後、すぐに憤りと恥ずかしさで怒り出す。 「ざけんな。この俺がそんなこと言うかよ」
KOは彼を一瞥した。
まあ……良しとしよう。確かにそう言ったことはある。しかし……莫扎他は怒る。 「それは体格をほめたんだろ?」
「体の一番大事な部分だ。」
「……!!!」 莫扎他は言葉が出なかった。頑として言い張ることしかできない。 「俺は何も言ってない」
「言ってはないさ。お前は吠えたんだからな」
「……テメエ、言ってないって言ったら言ってない!」
「まあ、今晩またな」
莫扎他の耳がぱっと赤らみ火照る。あたりを見回すふりをして、ふと見ると、また別の美女が通りがかる。ある男を怒らせるため、わざと二度見して、口ではもったいぶったふりをして賞賛し始める。
「なかなかのもんだ。たぶん知的な美女だな。何がスタイルだ、外面でしかないじゃないか。中身のほうが重要さ」
KOも二度見して、評価する。 「買った野菜はとうが立ちすぎてる。料理ができないな」
「爪を伸ばしすぎ。コンピューターは使わないだろうから、お前とネットゲームをやれない。お前が好きなアイドルの女の子のパソコンに忍び込んでプライベート写真を盗むこともできない」
俺がハッキングしてくれと言ったか。頼んだか。ただ俺はカワイイと言っただけで、君が勝手にハッキングしに行ったんだろうが。しかも、全部スッピンな上、加工もしてないから、まったくもってイメージぶち壊しさ……
「ウエストは細すぎるし、痩せこけてる。お前の背中を流してやる力も、米を担ぐだけの力もない」
ウエストだと!莫扎他は怒った。 「君の目はどこを見てるんだ!誰がそんなに事細かく見ていいと言った!俺に視線を戻しやがれ!」
KO 「……」