こんにちは!
すきっぷピアノ教室講師のじゅんこです。
なんてスゴイコンクールなの‼️
毎日、第18回ショパン国際ピアノコンクールの配信を楽しませていただいています。
今朝の結果をもとに、ピアノメーカーの特性やこのコンクールで求められているものについて考えてみました。
なぜあの人が通過してないの?という声がたくさんあるようですが、私は予想通りの結果でした。
エネルギッシュな演奏、瑞々しい演奏で観客を魅了するコンスタントもいます。
幼い頃から天才と注目を集めているコンテスタントもいます。
ただ、ショパンコンクールは、いかにショパンらしい演奏かどうかを競っています。
私の好みが今回の結果とリンクしたので、好みを言うと、やはりピアノやピアニッシモの音色がどこまで美しく歌えるかではないでしょうか。
今回セミファイナルへの進出が決まった皆さんは、とにかく弱音が美しく響く。
和音の第5音から始まるメロディの音の出し方や歌わせ方がどこまでも美しく丁寧でした。
そして、盛り上がったときにも、音が割れない!
あと、ピアノの特性もありますよね。
シゲルカワイのピアノは、温かく低音が太めに鳴る私好みの音色ですが、コントロールがやや難しいように感じました。極度の緊張のなかでどこまでコントロールできるかは、舞台経験の多さが左右すると思います。
YAMAHAは明るい音色がアピールしやすく、日本人の一番弾き慣れたピアノです。ですが、あの会場では温かみや優しさが少し表現しにくく、溶け込みにくいのかもしれないと感じました。(セミファイナルに進出者には、YAMAHAで演奏された方はおられませんでした。メーカーとしては、残念な結果ですね。)
スタインウェイは、コンクールで競うには最適のようですね。やはり華やかな音色が特徴で、ショパンの装飾音を煌めくように奏でさせてくれます。そして、多くのコンスタントが使用しているので、日に日に音の鳴りが豊かになっているように感じました。おそらくファイナルのコンチェルトでもこの楽器が一番映えると思います。
ファチオリはスタインウェイとYAMAHAの間をいくような印象を受ける音色。欧米の皆さんのような骨格の人には演奏しやすい楽器のように感じました。
3次予選(セミファイナル)は明日から♪
わくわくが止まりませんね✨
友達と毎日はしゃいでいます笑