
2016年2月25日(木)
六本木・音楽実験室 新世界で、Bim Bam Boom。
プロデューサーのs-kenさんにお誘いいただき、女性5人からなるファンク~ロッキンソウル・バンド、Bim Bam Boomのライブを六本木・音楽実験室 新世界で観てきた。
「Bim Bam Boom Sessions」と題されたシリーズの今回がvol.9で、9回目にして記念すべき初の完全ワンマン。ずっと気にはなっていたものの、僕がライブを観るのは今回が初めてだ。いやー、凄かった。ツボに入りまくり。ちょっと衝撃受けちゃったな。
メンバーは、奥田民生やtricotやハナレグミをサポートするドラムの山口美代子さんを中心に、BAND Aのギター・岡愛子さん、the dayのメンバーでもあるサックスの前田サラさん、キーボードの田中歩さん、ベースのマリーヌさん。基本的にインストバンドなんだが(合いの手的な歌が入ることもあり)、ドラムはリズムというよりバンドを牽引する役目で中心的存在。で、ある意味ヴォーカリストの担うような役割をサックスが引き受ける。キーボードはブッカーTみたいにソウルなフレーズ&音色を聴かせ、ベースはどっしり、ギターはときにガレージ系のバンドみたいに歪んだ音をグガギャギャッと。
そんなユニークな構成の5人は、MG'sをやったり、PigBagをやったり、ミーターズをメドレーでやったり、もちろん強度ありのオリジナルもやったり。なんつうかメンフィスとニューオリンズをぐるっと回って、70年代終わりのNYのニューウェイブシーンにも立ち寄って、東京的なブレンド加減でぶっぱなす、みたいな感じ。
見てて気持ちいいのは、何より彼女たち自身がその時その一瞬を存分に楽しんでいるのがダイレクトに伝わるところで、曲展開のなかで誰かがアドリブかませば、それに応じて全員が自由にそこから演奏を発展させていったりするそのあり方。なんかの曲が終わったときには「まさかそういうふうに展開させるとは」みたいなこと言って笑い合ったりもしてたしな。
因みにサックスの前田サラさんは1年前くらいに加入したばかりだそうだが、彼女が入ったことでグっとバンドの強度が高まったのであろうことは、初見の僕でも感じられたところ。やはりある種のスター性とも言える華がありますね、彼女は。
それにしても、いまどき女性ロックバンドはそう珍しくもなくなったけど、こんなにファンキーでソウルな音楽を熱く野性的に(しかもしなやかに)奏でる女性バンドはほかにないし、なんたってそれぞれの腕前がハンパないので、合わさったグルーヴもとんでもない。愉快痛快。約2時間があっという間に感じられた。
Bim Bam Boomは6月に発売となる初アルバムのレコーディングも終えたばかりで、そこからの曲も披露されたんだが、前半戦の終わりにぶっ放した表題曲(「O.E.C. Tiger roll」)がまたかっこいいのなんの。
で、僕は思ったね。Bim Bam Boomはフジで観たい。アヴァロンあたりもよさそうだけど、夜中の苗場食堂とかでやったらチョー盛り上がること間違いなしだと。ホント、大人のフジロッカーはみんな大好きな音だと思う。みんなぶっとぶと思う。出てほしいなぁ、今年のフジに。切に。