2017年7月10日(月)

 

70歳になられた細野晴臣さんのライブを浅草公会堂で観てきた。

 

豊かな音楽と笑わずにいられない楽しいお話。まったくもって最高だった。とりわけブギが。

 

バンドメンバーは、高田漣(ギター), 伊賀航(ベース), 伊藤大地(ドラムス)。加えて前半の数曲で林立夫(パーカッション)。中盤と終盤の数曲でコシミハル(アコーディオンとピアノ)。後半で斎藤圭土(ピアノ)。ブギウギピアノの斎藤さんのプレイ、惚れ惚れしますね。ザ・本物!

 

因みに前座は細野さんの真似をする高田渡さん‥の真似をする清水イチロウさん。矢野顕子の役で清水ミチコさんもご登場。ふたりで「恋は桃色」を。イチロウさん、ミチコさんの弟さんだけあってめちゃめちゃ面白かったです。

 

2017年7月9日(日)

 

日比谷野外音楽堂で、EGO-WRAPPIN'。

 

フェスでは何度となく観ているが、「エゴラッピンは野音が最高」だといろんな人が言うので、初めて野音に観に行った。EGO-WRAPPIN'@日比谷野外音楽堂「Dance Dance Dance」。

 

野音で観るエゴラッピンは野音ならではのエゴラッピンだった。これといって特別なことはしてないのに、なんとも言えない特別感。進むにつれて徐々に日が暮れ、やがて夜に。そういう時間の流れと明るさの移り変わりをどう味方につければいいか、このバンドはこれまでの経験から、よーくわかっている。キャリアってのはこういうことだなと強く思った。

 

と同時に、ファンたちが作る場の雰囲気も実によい。“野音のエゴラッピン”の楽しみ方をみんなわかって楽しんでいる。レゲエ味のインスト時には缶ビール片手にユルく揺れ、踊れる曲ではタイトルよろしくこれでもかとダンスダンスダンス。スローが始まれば自然に座って静かに聴き、歌える曲では歌える人たちが一緒に歌い、かといって歌えない人がおいてけぼりになる感じもない。

 

“野音で行なうライブ”の、ひとつのお手本のようなライブ。野音で観るライブだからこその楽しさ・気持ちよさがそこに満ちている約2時間半だった。つまり、最高。ピース!

 

 

2017年7月8日(土)

 

Bunkamura ル・シネマの特集上映「アラン・ドロンに魅せられて」。1967年作『冒険者たち』を観た。

 

色彩が実に豊か。ああ、この映画のこの場面がのちにあの日本映画のあの場面のヒントになったんだな…という発見もいくつか。あと、音楽の効果ね。今更ながらサントラ盤を欲しくなったりも。

 

2017年7月8日(土)

 

下北沢音楽祭。

下北沢ケージで、松崎ナオ。

 

久しぶりに観る松崎ナオちゃんと、ベースは鹿島達也さん(SUPER BAD~the pillows)。いま一緒に「鹿の一族」というバンドをやってるそうな。ナオちゃんは相変わらず小動物のよう。ドキュメント72時間の曲「川べりの家」が沁みました。いやしかし、真夏のアツさ。ちとこたえた。

2017年7月7日(金)

 

渋谷さくらホールで、ウソツキ。

 

「惑星X」星跨ぎツアーのファイナル。

 

よかった! ちっちゃいことは気にしない‥ってな強い自信が感じられ、バンドとして確実にタフになってきてることを頼もしく感じた。とりわけ中盤のミッドテンポ~スローの歌もの3連発がよかったな。後日ライブレポート書きます。

 

選んでみました。

 

2017年上半期ベスト映画。

 

1.ムーンライト
2.T2 トレインスポッティング
3.LOGAN/ローガン
4.ハクソー・リッジ
5.20センチュリー・ウーマン
6.キングコング:髑髏島の巨神
7.マンチェスター・バイ・ザ・シー
8.メッセージ
9.たかが世界の終わり
10.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス

 

7月に入って観たものもあるけど、まあ「上半期に上映された作品」ということで。『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』はこれらと同列に考えることが難しかったので、特別枠とします。

 

因みにテレビドラマも選ぶならば、1位はなんといっても『SR サイタマノラッパー~マイクの細道~』。T2に並ぶ胸アツ度で、特に2話と最終回なんて3~4回観直しては泣いてるオレ、っていう。SRロスがまだ続いてます。

 

あと、遅まきながら2ヶ月ほど前にFire TV Stickを購入し、ようやく我が家でもNetflix が観れる環境になりまして。初めに観た話題作『13の理由』がなるほどいろんな意味で画期的にやばかった。すごいすね、あれは。

選んでみました。

 

2017年上半期ベストライブ(邦楽)
順不同です。

 

●「エンケン祭り」@渋谷クラブクアトロ。出演は遠藤賢司、鈴木慶一、PANTAほか。1/13
●チャラン・ポ・ランタンと愉快なカンカンバルカン@中野サンプラザ。1/21 ゲストにスカパラ、Reiほか。
●「Reiny Friday-Rei&Friends vol.6」@渋谷duo。出演はRei、土岐麻子。3/24
●チャラン・ポ・ランタン「ブタ音楽祭」@上野恩賜公園野外ステージ。4/17
●矢野顕子×上原ひろみ@昭和女子大学人見記念講堂。4/25
●「ザ・たこさんの無限大記念日5」@大阪・ユニバース。5/7
●T字路s@渋谷クラブクアトロ。5/11
●「HOBO CONNECTION~HOBO SPECIAL」@下北沢ガーデン。出演はリクオ、仲井戸麗市、大槻ケンヂ。5/25
●黒田卓也@「TAICO CLUB 2017」。5/27
●「藤井一彦生誕半世紀大感謝祭」@下北沢ガーデン。出演はグルーヴァーズ、石橋凌、仲井戸麗市、佐野元春ほか。6/18。

 

順不同と書きながらも、チャランポのサンプラ公演及びブタ音楽祭と、ザ・たこさんの無限大記念日5。図抜けてよかったのはこの3つですね。

 

ほかに、

●ビッケブランカ@渋谷www。1/20
●Char@練馬文化センター。2/1
●金子マリ&BUX BUNNY@下北沢ガーデン。3/16
●ウソツキ@恵比寿リキッドルーム。4/1
●シーナ&ロケッツ@下北沢ガーデン。出演はシーナ&ロケッツ、細野晴臣。4/7
●s-ken&hot bomboms@ビルボードライブ東京。5/26
●GOOD BYE APRIL@渋谷マウントレーニア。6/11
●石橋凌with JAZZY SOUL@丸の内コットンクラブ

 

これらも素晴らしかったです。

 

 

選んでみました。

 

2017年上半期ベストライブ(洋楽)

 

1.ノラ・ジョーンズ@日本武道館
2.スティング@日本武道館
3.マッドネス@EXシアター六本木
4.コリーヌ・ベイリー・レイ@赤坂BLITZ
5.ポール・マッカートニー@東京ドーム
6.ヴィンテージ・トラブル@ビルボードライブ東京
7.カウボーイ・ジャンキーズ@ビルボードライブ東京
8.プリシラ・アーン@代官山SPACE ODD
9.メアリー・J.ブライジ@新木場スタジオコースト
10.ジェイムス・ヴィンセント・マクモロー@渋谷www

 

ほかにショバリーダー・ワン、ザ・ニュー・パワー・ジェネレーション、マイア・ヒラサワも。

 

下半期はフェスでまた相当数を観るので年間ベストは順位が大きく変わるでしょう。

 

2017年7月2日(日)

 

GOOD BYE APRILを代官山の晴れ豆で観たあと、夜は日本橋三井ホールでチャラン・ポ・ランタン『歌とアコーディオンの姉妹劇場』。

 

歌唱とアコーディオン演奏。そのふたつだけで2時間半。いずれも、出力、技術、感情表現‥‥全てがかつてに比べて格段にアップしてるというそのことを改めて実感できた公演だった。それと楽曲のよさ。何よりMCを含むステージ運び。ふたりだけだと、それらは尚更際立つのだ。

 

ぶたを脇に抱えた歌うたいの妹は、僕がライブを見始めた頃はまだステージ上でほとんど喋らなかった。アコーディオン弾きの姉はよくステージ上で毒を吐き、ときには反応の悪い客に悪態つくこともあった。が、今では妹が場を仕切って男言葉で観客を煽り、姉は多くの時間、優しい笑顔で弾いている。現場を重ねてきたその時間、そのキャリアが完全にものを言っている。その歌と演奏の息の合い方は、姉妹だから…というのももちろんあるだろうけど、はっきりとそれぞれの積み重ねに裏打ちされたものだ。最早その場のノリで長すぎるほどに喋り倒すなんてこともない。プロフェッショナル。そんな言葉が頭に浮かぶくらいの安定感を持ちつつ抑揚も感じさせる、素晴らしいショーだった。

 

三井ホールは音響がよく、それもあってアコーディオンの豊かな音色に(いつにも増して)僕は聴き惚れた。アップめの曲ではグルーブもあった。アコーディオンというひとつの楽器だけなのに。そして妹はとにかく歌うのが楽しくて楽しくてしょうがないといったふうだった。曲の行き方によって声の表情がどんどん変わり、とりわけ久々に色っぽいムードをもった新曲の声表現にやられた。

 

ツアーは続いているので具体的なことは書けないけど、あんな曲も聴けたし、あの曲のあれがああでこういうところにグッときた…みたいなことをたっくさん感じた夜でした。

 

*写真は物販コーナーに貼ってあった小春画伯の絵。

 

2017年7月2日(日)

 

お昼から代官山「晴れたら空に豆まいて」で、GOOD BYE APRILの“アフター・ワンマン”。

 

彼らはいつも“その日だけ”のライブを見せてくれて、それも好きな理由のひとつなんだけど、昨日のライブもまさしく“この日だけ”のライブで、ああ観に来てよかったとそう思った。

 

普段は客席となる畳敷きの中央にメンバー4人が円を描くように立って演奏し、お客さんはそれを囲むような形で観る、というあり方。後ろからも見られているわけだから、そりゃメンバーはヘンな感じもしただろうけど、「つのけんの家に呼ばれて3人が演奏している」「ところを見ている我々観客」といったようなそのインティメイトな空間設定の感覚がとてもよかったし、いつだって観客のみんなと精神的に同じ場所にいるような彼らに合っているようだった。

 

セトリはレア曲祭りとも言ってた通り、おっ、となるようなけっこう昔の曲なども多めにプレイ。そういう曲群と新作『FLASH』の曲との調和もよく、何が古くて何が新しいみたいなことを感じさせないところもこのバンドのよさだよなと思ったりも。

 

この前のマウントレーニアでのライブでは聴けなかった曲ばかりで、とりわけ個人的には中盤の「さまよい森のリンゴ」〜「ブルー・ライト・ブルー」〜「あなたの帆に吹く風になる」の流れがたまらなかった。「みんなで一緒に楽しみましょう」モードのAPRIL(マウントレーニアのライブがまさにそれだった)も好きだけど、僕は彼らのじんわり系やしっとり系の曲がとりわけ好きなもので。

 

晴れ豆とAPRILの相性や、よし。数ヶ月連続で、その月その月のテーマ性を持ったライブをここで観てみたい、なんてふと思った。