2017年7月2日(日)

 

お昼から代官山「晴れたら空に豆まいて」で、GOOD BYE APRILの“アフター・ワンマン”。

 

彼らはいつも“その日だけ”のライブを見せてくれて、それも好きな理由のひとつなんだけど、昨日のライブもまさしく“この日だけ”のライブで、ああ観に来てよかったとそう思った。

 

普段は客席となる畳敷きの中央にメンバー4人が円を描くように立って演奏し、お客さんはそれを囲むような形で観る、というあり方。後ろからも見られているわけだから、そりゃメンバーはヘンな感じもしただろうけど、「つのけんの家に呼ばれて3人が演奏している」「ところを見ている我々観客」といったようなそのインティメイトな空間設定の感覚がとてもよかったし、いつだって観客のみんなと精神的に同じ場所にいるような彼らに合っているようだった。

 

セトリはレア曲祭りとも言ってた通り、おっ、となるようなけっこう昔の曲なども多めにプレイ。そういう曲群と新作『FLASH』の曲との調和もよく、何が古くて何が新しいみたいなことを感じさせないところもこのバンドのよさだよなと思ったりも。

 

この前のマウントレーニアでのライブでは聴けなかった曲ばかりで、とりわけ個人的には中盤の「さまよい森のリンゴ」〜「ブルー・ライト・ブルー」〜「あなたの帆に吹く風になる」の流れがたまらなかった。「みんなで一緒に楽しみましょう」モードのAPRIL(マウントレーニアのライブがまさにそれだった)も好きだけど、僕は彼らのじんわり系やしっとり系の曲がとりわけ好きなもので。

 

晴れ豆とAPRILの相性や、よし。数ヶ月連続で、その月その月のテーマ性を持ったライブをここで観てみたい、なんてふと思った。